2026/04/12

【下村観山展】

art-8【下村観山展】 国立近代美術館

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下村観山展に行って参りました。
観山だけの展覧会に行ったのははじめて。

第1部 画業をたどる―生涯と芸術
第1章 若き日の観山(1873–1902 誕生・上京〜修業時代〜日本美術院への参加)
10歳の時の作品があったが、びっくりするほどのうまさ。
10代の写生も実に緻密である。
美術学校時代の練習画「線」は抽象画のようだ。

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若いころも朦朧体のような作品もあり、山水画もあり。結構バラエティにとんでいる。

第2章 西洋を識る(1903–1905 イギリス留学)

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ラファエロの模写があった。ピッティ美術館で見てきた「小椅子の聖母」。日本画の材質で模写してるんですね。原画より柔らかな雰囲気だ。
「ディオゲネス」はギリシャの哲学者。水墨画のように描いているのが不思議な雰囲気。

第3章 飛躍の時代(1906–1913 帰国〜日本美術院再興前夜)
岡倉天心のもと、五浦で作品を描いた時代の作品。
「木の間の秋」は近代美術館で時々目にする作品。近くは濃く描き、遠くは薄く描く遠近法。きれいな絵。

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「唐茄子畑」は構図がおもしろい。猫がひそんでいる!よくよく見ると描写が実に細かいんですね。

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「小倉山」。あの百人一首の絵。右隻と左隻の違いがおもしろい。

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「狐の婚礼」は意外と好きな絵。

第4章 画壇の牽引者として(1914–1931 日本美術院再興〜死没)
ポスターになっている「弱法師」。能にはうといのでお話を知らないのだが、観山は能楽師の家に生まれたとのことで、描くべくして描いたのでしょう。

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「高士観瀑」。滝の表現はちょっと抽象的だ。

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「寒空」。サギがアクセント。

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ちょっとびっくりなのは「魚籃観音」。観音様のお顔がモナリザ!ほんとにモナリザをお手本に描いているのですね。

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「意馬心猿図」。馬より猿に目がいきますね。

第2部 制作を紐解く―時代と社会
第1章 何をどう描いたか―不易流行

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「納涼」。この静けさが好き。

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「鍾馗」。ちょっとユーモラス。

第2章 なぜこれを描いたか―日本近代と文化的アイデンティティ
「蒙古襲来図」。あざやかな色。

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「大原御幸」。これいいですねぇ。あとの半分も見たいところだ。

第3章 作品の生きる場所、作品がつなぐもの

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「三保虹」。虹のなんときれいなこと!

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「楓」。葉の表現の細かさ。一枚一枚美しい。

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最後に絶筆の「竹の子」。くっきり描かれている。

こうしてみると、いろいろな画風の絵を描いているなあと思う。
充実した展覧会でした。

2026/03/30

【安野光雅展】

art-7【安野光雅展】 PLAY! MUSEUM

府中市美術館で開催中の「長沢蘆雪展」に行くつもりだったが、休日は入場まで相当待つことを知って断念。
行ったことがないPLAY! MUSEUMに行ってみることにした。

安野光雅は大好き・・・とくに旅の絵本が大好きだった。
結構読んだことがあると思っていたけれどなんと200冊以上の本を出していたんですね。
おそらく全部の本が展示されていたけれど、読んだことがあるのはごくごく一部。旅の絵本も6冊目以降は読んでいなかった・・・
退職したら全制覇をめざそうかな?

いろいろな作品の原画が展示されていたが、絵本デビュー作の「ふしぎなえ」、これも好きですね。だまし絵でエッシャーみたい。「さかさま」も楽しい。
というか、どれも楽しいんですね、安野光雅の作品は。

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「おおきな ものの すきな おうさま」の大きいもの好きの王様の食事風景を再現したフォトスポットあり。顔を出して撮影できます。この話、読んだことなかったも?突拍子もない発想!

旅の絵本の展示もあり。

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これ、何度見ても飽きないんですよね。随所に、これはあの場面だ、あの人物だというのが隠されていて、1ページ読む(見る)のも時間がかかる。細かいとこ、すみずみまで読みたくなる。

挿画や絵本からチョイスした絵を風景、歴史、自然というテーマでくくって一枚の絵として鑑賞するというコーナーもあった。
確かに一枚の絵として成立するんですね。
なるほど、こういう展示の仕方もあるのねと思いました。

楽しい展覧会でした。

 

2026/03/29

多磨霊園の桜

多磨霊園の桜の話を聞いて、ついでがあったので昨日見にいってみた。
なんと1050本の桜があるとのこと!

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両側に植えられている通りが結構あって、見ごたえある。

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ちょうど満開だった。

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わりと古い木が多いのかな?

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壁墓地のあたりにはしだれ桜が集中してある。

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白いのピンクのと。

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ちょっと丈の短いのも・・・

ちょうどいい時に行きました。

 

2026/03/28

中原街道歩き(第1回) 桜田門~洗足池4

(3より続き)

その先、通りを渡ると短い区間旧道が残っているがすぐにまた都道に合流。

皀(さいかち)坂を上がり、洗足坂を下る。

ちょっと寄り道。

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勝海舟別邸(洗足軒)跡。
勝海舟が西郷隆盛との会見に赴く途中、洗足池畔の茶屋で休息し、洗足池の自然に感嘆、明治24年に洗足軒と命名した別邸を建築したのだそう。

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妙福寺。

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ここに日蓮上人袈裟掛けの松がある。弘安5年(1282)、日蓮上人が身延山から常陸国に向かう途中で千束池の畔で休息、傍らの松に袈裟を掛け池の水で足を洗った。ここから千束池を洗足池と称するようになったのだそうだ。現在の松は三代目。

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向かいにある馬頭観音は天保11年(1840)造立。台座が写っていないが、道標になっているとのこと。

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勝海舟夫妻の墓所。
このあたりが気に入った勝海舟は生前墓所をしたのだという。

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池のほとりに出ると、桜が咲き始めていた。これはソメイヨシノかな?

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池をぐるっとまわる。

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厳島神社(洗足池弁財天)。

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名馬・池月之像。
治承4年(1180)、源頼の鎌倉入り直前に千束池近くに宿営したある夜、どこからともなく現れた一頭の駿馬を家来が捕えて頼朝に献上したが、馬は逞しくその青毛は池に移る月光のごとく美しかったという。

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池のオナガガモ。

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キンクロハジロがたくさん。

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オオバンもいた。

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一周したきたところに中原街道改修記念碑があった。
この先、急坂が多く大変だったことから大正時代に改修工事が行われた。

これにて街道歩き終了。
洗足池駅から乗り継いで帰宅。5時過ぎだった。

約30800歩。

(完)

2026/03/27

中原街道歩き(第1回) 桜田門~洗足池3

(2より続き)

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少し進むと高輪消防署二本榎出張所があるが、昭和8年に建てられたもの。

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光福寺にはたくさんの石仏があるが、有名なのはこちら。

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ゆうれい地蔵である。本当に幽霊みたい!

その先で道は国道1号に再び合流。

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坂を下がっていく途中のビルの中にあるのが雉子神社。
三代将軍家光が鷹狩の際、白い雉が神社に入ったので「雉子の宮」とするように命じたと伝わる。

五反田に出た。

サイゼリヤでお昼とする。7組待ちだったけれど、わりとすぐに案内される。

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白ワインデカンタ、野菜ときのこのピザ、パルマ風スパゲティ、ミルクジェラート。

首都高の高架下を通って旧道に入る。

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坂道を少し上がるとあったのが享保12年(1727)に建立された子別れ地蔵。
このあたりは火葬場(桐ケ谷)に続く道筋で、子に先立たれた親が子の亡骸をっ見送った場所だったという。

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続いて旧中原街道供養塔群(一)。
地蔵菩薩、馬頭観音、聖観音など。

さらに旧中原街道供養塔群(二)。

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庚申塔。延宝元年(1673)、宝暦4年(1754)のもの。

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その他は供養塔など。

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銀杏の木が大きい!

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屋根の上に突き出ている。

やがて都道に合流。

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バーミヤンの横の道を入っていくと平塚の碑がある。
源義光が奥州からの帰途、この地で夜盗に襲われ多数の配下を失い、その霊を祀った塚が平塚でこのあたりの地名となる。

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しばらく歩くと旗の台一丁目石造庚申供養塔がある。
青面金剛、三猿、日月がほられていないタイプ。

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向かいには札場の跡碑があった。高札場跡である。

(4へ続く)

2026/03/22

中原街道歩き(第1回) 桜田門~洗足池2

(1より続き)

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赤羽橋を渡ると赤羽橋親柱があった。大正15年架けられた橋の親柱。

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江戸府内でただ一か所だったという春日神社。

聖坂を上がっていく。

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途中の亀塚稲荷神社。
昔月の岬(現在の三田台町)に出没した亀が一夜のうちに石と化し、里人この亀の霊を祀り祠を設けたのち、太田道灌がこの地に物見台(燈台)を置くにあたってこの祠を守護神として社を創立したという。

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ここには種子板碑がある。
文永3年(1266)、正和2年(1313)、延文6年(1361)の造立のもの。

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坂を上がりきったところにある亀塚公園。

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亀塚は古墳だという。

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上には亀山碑がある。
上野国沼田城主岐頼熙が亀が石になったという伝説に興味を持ち、由来を伝えるためこの碑を建立。

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この公園で咲いていた桜は神代曙。

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高松宮邸を過ぎた先の高輪一丁目アパート前に大石良雄等自刃の跡の碑ががあった。奥に大石良雄外16人忠烈の跡があるそうだが、今回はパス。

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承教寺山門前に不思議な動物が。
件といって、半人半牛なのだそう。

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二本榎碑。
このあたりに榎の大木が2本あったのでかつては二本榎という地名だったのだそう。

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仁王門。

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地蔵堂。真ん中のお地蔵様の台座は六地蔵だろうか?

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本堂前に英一蝶のお墓があった。

(3へ続く)

2026/03/21

中原街道歩き(第1回) 桜田門~洗足池1

昨年6月に鎌倉街道を歩き始めたが、街道歩きは中断。
また歩くことができるようになったが、できれば近場がいいなと思っていたところに、風人社さんからウォークマップ「ホントに歩く中原街道」が出版されて、中原街道を歩いてみようということになった。

桜田門を10時スタート。

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左に見えるのが外桜田門(高麗門)、右に見えるのが内桜田門(桔梗門)である。

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米沢藩上杉家の江戸屋敷跡に司法省の建物として明治28年(1895)に完成し、現在は法務省図書館の旧法務省本館、裁判所等を通り過ぎて進む。

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桜が咲いている。なにざくらだろう?

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虎ノ門駅8番出口にあるのが虎のブロンズ像。わりと小さめ。
虎ノ門という地名は江戸城を守った白虎に由来するらしい。

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文部科学省横の石垣。
外堀歩きの時も見た。

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霞が関ビルディングの前の階段に年表が描かれている。
前からあったかなあ?

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交差点から少し歩くとビルの谷間に鳥居がある。
金刀比羅宮である。

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銅製の鳥居には龍、亀など。社殿は権現作りで、昭和26年再建。

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このあたり、虎ノ門ヒルズをはじめ、ビルウォッチングが楽しめる。

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神谷町を過ぎて街道は左に曲がっていくが、そこから見えるのが雁木坂。
敷石がV字型の雁の飛行隊形に似ていることからこう呼ばれているらしい。

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飯倉交差点からは東京タワーが見える。

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角のノアビルは下がレンガでおもしろい。フィジー大使館などが入っているそう。

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熊野神社、飯倉公園(赤羽接遇所跡。安政6年(1859)に設けられた外国人のための宿舎兼応接所で、シーボルトも宿泊している)を見て、赤羽橋交差点から振り返るとまたまた東京タワーが見えた。

(2へ続く)

2026/03/15

中村酒造 高尾山 しぼりたて純米原酒

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あきる野の酒造のお酒。
道の駅滝山にて購入。

飲んでみると、原酒なので度数高めでしっかりとしたお酒。
やや辛口。
これは、味がはっきりとしたお料理にあいますね。
どんなお料理にも負けないお酒です。

2026/03/14

弥彦酒造 泉流 彌彦 極

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新潟みやげにいただいた日本酒。
弥彦神社のお神酒で、弥彦村のお米と水を使用しているとのこと。
長期低温完熟発酵・無濾過・瓶火入。

飲んでみると、お米の香り、そしてお米の甘み。
普通酒なんだけど、そうでないみたい。
じんわりおいしいお酒です。

2026/03/09

サッポロ ヱビス CREATIVE BREW 澄深し

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ヱビスクリエイティブブリューシリーズも、すでに第11弾だそう。

注いでみると、深しというネーミングを裏切る薄い色。
飲んでみると、結構軽めだなという印象。
苦みをそれほどでなく、どちらかというとすっきり系ではある。ただ、最後にじわりとくる感じはあって悪くはない。

澄んだビールという意味なのかな?
深いは?

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