フロスト警部
本日の読了本 「クリスマスのフロスト」 R・D・ウィングフィールド著 創元推理文庫
イギリスの田舎町デントンに配属された新米刑事のクライヴ。クリスマスというのに、少女の失踪、深夜に銀行の入り口をこじあけようとする人物、そして森の中の死体・・・運悪くフロスト警部の元に配属されてしまったクライヴは休む間もない・・・
文句無しのおもしろさ。モジュラー型の警察小説はもともと好きなのだが、最後にすべてのパズルがおさまるところにおさまる様子は小気味よい。しかし、なんといってもフロスト警部の個性がおもしろい。よく言われていることだが、ジョイス・ポーターのドーヴァー警部も真っ青の下品かつだらしない性格。でもなんだか憎めないキャラクターで次第に肩入れしてしまうのだ。鼻持ちならない署長や、すべてにそつのない同僚の警部の方が嫌味に思えてくるほど。2作目以降も楽しみだ。
というわけで、
本日の購入本
「フロスト日和」 R・D・ウィングフィールド著 創元推理文庫
「半身」 サラ・ウォーターズ著 創元推理文庫
「パーフェクト・マッチ」 ジル・マゴーン著 創元推理文庫
「大いなる救い」 エリザベス・ジョージ著
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