ジル・マゴーン『騙し絵の檻』
本日の本
book-11 「騙し絵の檻」 ジル・マゴーン著 創元推理文庫
STORY:ビル・ホルトは無実の罪で服役。16年後仮出所を許され、女性記者ジャンの協力を得て真犯人を捜し始める。
☆☆☆マゴーン翻訳作品のうち今のところの最高傑作と言われているもの。真犯人へとたどりつくまで二転三転、そしてラストは・・・そうか、事件をそう見なくてはいけなかったんだと驚く仕掛け。が、作品全体がハードボイルドな乾いたタッチなのと、主人公がどうも好きになれないため、私としてはロイド&ジュディシリーズの方が好みだ。是非こちらのシリーズの翻訳を続けて出してほしい。
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