レジナルド・ヒル『殺人のすすめ』
本日の本
book-13 「殺人のすすめ」 レジナルド・ヒル著 ハヤカワミステリ
STORY:大学の拡張工事中、倒されたブロンズ像の下から発見された白骨死体。ダルジール警視とパスコー部長刑事が捜査に赴くが、続いて教授の一人と噂のあった女子学生が死体となって発見される。
☆☆☆1971年に書かれた作品ということで、ここに描かれた大学生活は古めかしい。ダルジール警視もの第2作(日本に紹介されたのはこれが1冊目とのこと)だからか、ダルジールがそれほど強烈な印象を残さない(むしろパスコーの方がめだっている感じ)。謎もオーソドックス。しかし、この作品はパスコーの未来の妻エリーとの再会が書かれていて(なおかつこの作品の犯人はその後の物語に登場するらしい)、シリーズの中でも欠かせない1冊といえる。順序があっちこっち飛ぶ形で読んでいるのだが、やっぱり順番に読みたかったなあ。
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