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2005年5月

2005/05/31

「タンタンと水色のオレンジ」

本日の映画
タンタンと水色のオレンジ
movie-42 「タンタンと水色のオレンジ」 Tintin Et Les Oranges Bleues 1966年仏西
DIR:フィリップ・コンドロワイエール
CAST:ジャン=ピエール・タルボ、ジャン・ブイーズ、フェリックス・フェルナンデス
STORY:トゥーヌソル博士のもとにスペインのターンソール教授から水色のオレンジが送られてくるが、何者かに盗まれてしまう。ターンソール教授の元に向かう、タンタンと船長、そして博士。教授の屋敷についた途端、博士が誘拐されてしまう。
☆☆☆ベルギー生まれのタンタンの実写版。タンタンもハドック船長もトゥーヌソル(日本ではビーカー)教授、愛犬のミルゥ(スノーウィー)、まぬけな刑事2人組デュポン&デュボンも、アニメーションにそっくりで笑ってしまう。この前作「タンタンとトワンゾンドール号の神秘」も是非見てみたい。またCATVでやってくれないだろうか?
しかし、この映画、原作の漫画やアニメーションを知らない人には、単なる子供向けドタバタ映画として思えないかもしれないのがつらいところだ。私はタンタンのファンなので大喜びで見たが・・・

スピルバーグがタンタンを映画化するそうで、来年あたり公開予定とか。きっと楽しい冒険映画になることだろう。

2005/05/30

「アンダーワールド」

本日の映画
アンダーワールド DTSエクステンデッド・エディション
movie-41 「アンダーワールド」 Underworld 2003年米
DIR:レン・ワイズマン
CAST:ケイト・ベッキンセール、スコット・スピードマン、シェーン・ブローリー、ビル・ナイ
STORY:何百年にわたって争いを続ける吸血鬼族(ヴァンパイア)と狼男族(ライカン)。ある時ヴァンパイアの女戦士セリーンは、ライカンが人間の青年を追っていることに気づき、彼を助けるが、すでにライカンのリーダー、ルシアンに肩をかまれていた。やがて満月の夜が・・・
☆☆☆画面の暗い映画で、目が慣れるまではなんだかよくわからなかった。アンダワールドというくらいだから、暗い世界なのであるが、慣れてくるに従い、おもしろくなってくる。吸血鬼と狼男といえば古風な題材なのだが、新しい味付けで2つの種族の闘いを描いている。
しかし、驚いたのはK・ベッキンセールで、デビュー作の「から騒ぎ」のイメージがあるものだから、こういう役は意外だった。が、なかなかかっこいい。ミラ・ジョヴォヴィッチかアンジェリーナ・ジョリーをめざしているのだろうか?黒づくめの服装は「マトリックス」のようでもあった。
ラストはいかにも続編ができそうな終わり方。と思ったら実際、来春続編が公開予定らしい。

2005/05/29

「デンジャラス・ビューティー」

本日の映画
デンジャラス・ビューティー デラックス版
movie-40 「デンジャラス・ビューティー」 Miss Congeniality 2001年米
DIR:ドナルド・ペトリ
CAST:サンドラ・ブロック、マイケル・ケイン、キャンディス・バーゲン、ベンジャミン・ブラット、ウィリアム・シャトナー、アーニー・ハドソン
STORY:仕事一筋のFBI捜査官グレイシーは犯人逮捕で失敗し内勤に。そんな時連続爆弾魔がミスアメリカコンテストに予告してきた。グレイシーはコンテストに潜入することを命じられるが・・・
☆☆☆サンドラの魅力全開の映画。男勝りで色気ゼロ、がさつな捜査官がビューティーコンサルタントの手で徐々に美しくなっていくのだが、外見がきれいになっても中身は変わるわけではなく、このキャラってサンドラそのものじゃないのかと思ってしまう。はまり役である。はまり役といえば、ビューティーコンサルタントのオカマを演じる、マイケル・ケインがとてもおかしくて、こういう役もうまいですね。キャンディス・バーゲンは「マーフィー・ブラウン」の役所をデフォルメした感じ。
まあ、可もなく不可もなくといった出来なんだけど、元気が出ますね、こういう映画。ガハハハというサンドラの笑いを聞いているだけで楽しい。

現在「デンジャラス・ビューティー2」が公開中。

2005/05/28

吉祥寺:ホープ軒本舗

悲しい土曜出勤日。帰りに同居人と待ち合わせをして、吉祥寺「ホープ軒本舗」にて昼食。西国分寺の「ホープ軒」が突然別のラーメンやに変わってしまい、それでは吉祥寺の方へと思ったのであるが、この2つのお店は関係があったんかしらん。
今日いただいたのは、中華そば550円。もっと臭みがあるかなと思っていたのだが、そうでもなくスープももっとこってりかと思っていたら割合あっさりめ。なので、辛み調味料を足した方がいいようだ。具は、のり、チャーシュー、もやし、ねぎ。麺の量は結構多く、となりにいた年配の女性2人連れは食べきるのが大変そうだった。

2005/05/27

四ッ谷:マサラ屋

masaraya
今日のお昼はインド・ネパール料理。四ッ谷のマサラ屋にて。(普段はお弁当なんだが)
いただいたのはCセット950円プラスおまけのラッシー。
豆のカレー、チキンとなすのカレー(日替わりカレー)・・・豆、マトン、チキン、野菜、キーマ、日替わりから2種選ぶ
ナン・・・ナンかライスを選ぶ。しかし、ナンを頼んでもサフランライスがついてくる。ちなみに一緒に行った職場の先輩はライスを選んだのだが、それでもしっかりサフランライスがついていた
サラダ
タンドリーチキン
マンゴーヨーグルト
カレーはそれほど辛くなかったが、言えば辛くしてくれるようだ。結構気に入りました。今度行ったら是非マトンとキーマを食べてみよう。
それより、ネパールのビール「エベレスト」というのが気になったのだが、仕事中に飲むわけに行かず残念!どんな味だろう?

2005/05/26

「電話を抱きしめて」

本日の映画
電話で抱きしめて コレクターズ・エディション
movie-39 「電話で抱きしめて」 Hanging Up 2000年米
DIR:ダイアン・キートン
CAST:メグ・ライアン、ダイアン・キートン、リサ・クドロー、ウォルター・マッソー、クロリス・リーチマン
STORY:イヴは忙しい仕事と家庭を抱えながら、ぼけはじめた父親の面倒を見ている。雑誌オーナーの姉、女優の妹はなんだかんだと理由をつけて父親のことをイブにまかせきりに・・・
☆☆☆親の面倒を兄弟の1人に押しつけてしまう、というのはありそうな話だ。この映画の主人公も仕事は忙しい、父親はぼけて何をするかわからない、姉妹は世話を押しつけるだけでなく無理難題をふっかけてくる、という具合に一人でいっぱいいっぱいになってしまうのだ。
最初から最後まで電話が重要な小道具として使われ(始終登場人物が電話をしている)、アイディアとしてはおもしろいものの、姉妹の関係を描きたかったのか、父との関係を描きたかったのか、中途半端になってしまい、最後までまとまりがつかなかった。「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」のノーラ・エフロンの脚色だというのに・・・
W・マッソーの遺作。

2005/05/25

杏里婚約

数日前のびっくりニュース。杏里とリー・リトナーが婚約とか。杏里のCDは10枚以上持っている(ハズ)だし、リー・リトナーといえば、私にとっては映画「愛と青春の旅立ち」のテーマを弾いていた人なのである。
というわけで、杏里のCD「MY FAVORITE SONGS」などを昨日から聴いたりしている私なのであった。

2005/05/24

「スモーク」

本日の映画
SMOKE
movie-38 「スモーク」 Smoke 1995年米日
DIR:ウェイン・ワン
CAST:ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート、ストッカード・チャニング、ハロルド・ペリノー、フォレスト・ウィテカー、アシュレイ・ジャッド、ジャレッド・ハリス
STORY:煙草屋の店主オーギーは14年の間、毎日同じ時間に同じ場所で写真を撮り続けている。常連の作家ポールは妻に死なれて以来一筆も書けない。彼は車にはねられそうになったところを助けてくれた少年ラシードを自分の家に泊めてやる。
☆☆☆☆久々に見てみた。ブルックリンの煙草屋を舞台としたドラマで、ちょっとした波風はあるものの、物語は淡々と進行していく。登場人物たちのエピソードがからませながら、各々の人生を浮かび上がらせていく趣向で、人の人生って本当にいろいろだなあとしみじみ思わせる映画。スモーカーだったらばこの映画を見終わった後に吸う煙草はきっとおいしいことだろう。そうでなくても、こういうお店の常連になりたいなあと思うのである。役者がまたくせ者ぞろいだけれど、皆素晴らしい。

2005/05/23

デボラ・クロンビー『警視の秘密』

本日の本
警視の秘密
book-21 『警視の秘密』 デボラ・クロンビー著 講談社文庫
STORY:単純な水死と思われた事件にスコットランドヤード警視キンケイドがかりだされる。被害者は妻が画家、妻の父が指揮者、母がオペラ歌手という芸術一家の婿で、遠い過去、妻の弟もやはり水死していた。
☆☆☆キンケイドシリーズ第3弾。あいかわらずの地道な聞き込みと捜査によって事件の真相にたどりつくというパターン。今回も伏線のはりめぐらせ方はなかなかだが、犯人指摘の場面がちょっと唐突のような気も。キンケイドと部下の巡査部長ジェマとの仲が進展、そういった意味で続きが早く読みたくなる。しかし、キンケイドは女性というと鼻の下をのばしすぎでは??

2005/05/22

魁皇負け越し

結局魁皇は負け越してしまった。途中休場したところで、もしかしてまた出場するかと期待していたのだがやはりダメだった。今場所は調子いいかと思っていたのに。
来場所はまたカド番。そろそろあやうくなってきたかなあ・・・

2005/05/21

スペインロゼワイン

real
スペインのピーチフレーバーロゼワインをいただく。度数は7パーセント以下ということなのであまり強くはない。甘いワインなので、レモンを添えてさっぱりと飲んでみた。果物の香りはするけれど、言われないとピーチだとはわからない。お酒っぽくないのでくいくいと飲んでしまった。

2005/05/20

舞台「午後の遺言状」

本日のお芝居
stage-4 「午後の遺言状」 東京芸術劇場中ホール
演出:新藤兼人
CAST:水谷八重子、小川眞由美、滝田祐介、南風洋子、佐野瑞樹
STORY:大女優森本蓉子は毎年蓼科の別荘へやってくる。出迎えるのは管理人の豊子。今年は思いがけない客が訪れた。築地小劇場時代の仲間、牛国登美江と能役者の夫藤八郎。歓待する蓉子だったが、登美江は痴呆症になっていた。
☆☆☆☆会場に着いて見渡すとびっくり。観客の年齢層がとても高いのである。私など一番若い部類に入るくらい!内容が内容だけに、年齢層が高いのも当然だろう。
音羽信子の遺作となった映画の舞台化で、同映画の監督、新藤兼人監督の演出。老いを時にユーモラスに、時に深刻に描く。いやはや、若いですね。若いといえば、3人の女優さんもとても若くて驚きである。
誰にでも訪れる老いの寂しさ、悲しさとともに、人生の重みがずしりとくる。女優と管理人の農婦とのまったく対照的な人生を生きてきた2人の友情もいい。若い2人のエピソードはなくてもよかった気もするが、「老い」との対照として必要なのかもしれない。
「人は生きているかぎり生き抜きたい。」という台詞が心に残る。いいお芝居だった。

2005/05/19

「ボーン・コレクター」

本日の映画
ボーン・コレクター
movie-37 「ボーン・コレクター」 The Bone Collector 1999年米
DIR:フィィップ・ノイス
CAST:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー、クィーン・ラティファ、エド・オニール
STORY:事故により全身麻痺で寝たきりとなってしまった元刑事ライム。被害者をタクシーに乗せて連れ去り残忍な手口で殺す犯人の残すメッセージを読みとろうとするライム。彼は現場で的確な証拠写真を撮った女性警官アメリアを助手として真犯人を追いつめていく。
☆☆☆☆ジェフリー・ディーヴァーの小説が評判となったので読もうと思いつついまだに読まないうちに映画を見ることになってしまったが、これでよかったかも。どうもこの映画、特に小説を読んだ人には不評のようなんである。でも私は結構おもしろく見た。昔の小説になぞらえた犯罪だということが明らかになるまでの展開はハラハラドキドキで、定番となったA・ジョリーのアクション女優ぶりはなかなかいいし、いまや売れっ子のクィーン・ラティファの看護師役も印象に残る。D・ワシントンの指1本しか動かせないという安楽椅子探偵ぶりも設定としてはおもしろい。ラスト、あの人とかあの人が犯人かと思わせる演出で実はあいつが犯人だった・・・というのはちょっとあざといし、唐突すぎるという気もするけれど、サスペンスとしてはまずまずの出来だと思う。小説の方を読んでみなければ!

2005/05/18

『フランス再会』

本日の本
book-20 『フランス再会』 土岐健児著 蝸牛社
今年の夏はフランスへ行くということは何も言っていなかったのに、職場の人が貸してくれた古本。今からちょうど30年前に出版された本である。退職後ふとしたきっかけでフランス語を勉強することになり、実地体験と一人フランスを長期間旅したエッセイ。のんびりとスケッチをしながら気の向くまま旅をする・・・なんともうらやましい限り。めったに行けないものだからついつい海外に行くと、急ぎ足でまわることになってしまうから。それにしても30年
たってもフランスの風景がほとんど変わらないのは驚きだ。

2005/05/17

「黒ひげ大旋風」

本日の映画
黒ひげ大旋風
movie-37 「黒ひげ大旋風」 Blackbeard's Ghost 1967年米
DIR:ロバート・スティーヴンソン
CAST:ピーター・ユスティノフ、ディーン・ジョーンズ、スザンヌ・プレシェット、エルザ・ランチェスター
STORY:陸上のコーチが新しい赴任先で下宿することになったのは黒ひげ海賊の幽霊が出るという噂の宿屋。うっかり呪文を読み上げると、海賊の幽霊が出てきてしまう。しかもその幽霊はコーチにしか見えない・・・
☆☆☆☆小学生の頃、祖父母の家で見てとてもおもしろかった、という記憶だけがあって、ずっと題名がわからなかった映画である。大人になって双葉十三郎先生の「ぼくの採点表」を隅から隅へと読んでようやく題名がわかったものの、テレビで放映されることがなかったので私にとっては幻の映画となっていた。今回ようやくCATVでの放映である。海賊役はあのピーター・ユスティノフだったんですね。ディズニー映画らしく、ファミリー向けのとっても楽しい映画。1960年代のディズニー映画は「フラヴァ」とか「メアリー・ポピンズ」他、とにかく楽しさにあふれた映画ばかりで、私の好きな映画が多い。そういえば、この2本も監督はR・スティーヴンソンでしたね。この監督ディズニー御用達だったのだ。話は脱線してしまったけど、こういう無邪気に楽しめる映画もまたいいものである。

2005/05/16

四ッ谷:マヌエル

korokke
asari
rizott

実家との各国料理を食べる会、今月はポルトガル料理。四ッ谷のマヌエルというお店で、なかなかしゃれたお店である。ポルトガル料理のお店ってあんまりないかもしれない。


いただいたのは、
 バカリャウのコロッケ(干し鱈のコロッケ)
 バカリャウと根菜、卵の炒め物
 豚とあさりの炒め物
 クルトンとチーズのサラダ
 豚の耳とソラマメのサラダ
 海の幸のご飯
 アルフェイゼラォン風パォン・デ・ロー(カステラのようなお菓子)
 プリスコスの修道院長のプディング
ワインは
 ヴィーニョ・ヴェルデ トラジャデューラ(緑のワイン)
 キンタ・ドス・ロケス ティント(赤)
全体的にオリーブと鱈とにんにくに彩られたお料理だった。チャンツァイがたくさん使われているのもおもしろいが、本場でもそうなんだろうか?

2005/05/15

上野「天天常常回転坊」

おととい、回転寿司ならぬ回転飲茶に入ってみた。上野アトレ内の「天天常常回転坊」というお店である。麺類、米類は注文してから出てくるのだが、前菜からデザートまであらゆるものがまわっている。基本的なシステムは寿司と同じ。蒸しものはせいろだけとってふたは返さなくてはならない・・・などというルールはあるが。
いただいたのは、
 大根餅
 肉ちまき
 海老焼売
 棒々鶏香草ソース
 大根とくらげのサラダ
 チンジャオロースー
 広東風焼きそば
 牛なん麺
 ヤシのミルク菓子
3人でこれだけ食べて2800円ちょっと。味もまずまずだし、なにしろ回るというのがおもしろかったし、値段も常識的。デジカメを持って行ったのに、食べるのに忙しくてついつい撮影を忘れてしまった。

2005/05/14

地ビールと焼酎

焼き肉を食べつつ、月夜野地ビールの残り2本を飲む。
「水と緑のエール」と「ロマンの里のヴァイツェン」。ネーミングがちょっと恥ずかしい気もするが、味としては両方ともまずまず。エールは赤褐色系で、カラメルの味がほんのりと。ヴァイツェンはいぶしたような味でくせが少しあるかも。
ビール終了後はなぜか芋焼酎へと進み、終了。焼酎はあまり詳しくなくて、今日も同居人がテキトーに買ったのだが、まあまあ。これまた「今どきの焼酎 心の雫」という笑っちゃうネーミング。

2005/05/13

「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール」展、「ベルリンの至宝」展

1時間だけ仕事をして早退、、上野で2つの美術展をじっくり鑑賞。

art-3 「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 光と闇の世界」展 国立西洋美術館
ラ・トゥールというと、私的にはルーヴルで見た「ダイヤのエースを持ついかさま師」のイメージが強かったのだが、今回の展覧会では、この絵のような“昼の情景”を描いたものよりも、“夜の情景”を描いたものの方が印象深かった。「大工の聖ヨセフ」やマグダラのマリアを描いた作品などである。まさに光と闇が印象的な画家だが、ろうそくの光が闇をより深く感じさせているのだなと思う。

art-4 「世界遺産・博物館島 ベルリンの至宝」展 東京国立博物館(平成館)
ベルリンの5つの美術館博物館の作品を集めた展覧会。作品数も多く大変見応えのある展覧会だった。エジプト美術のコーナーもかなり興味深かったが、なんといっても見たかったのはラファエロの「聖母子」、マネの「温室にて」。ドイツのフリードリヒやシンケルの風景画もよかった。

ついでに本館に寄り、重要文化財の岸田劉生「麗子」を見て帰る。「麗子」は全部見ようという目標をたてたところだが、いったい何枚あるんだろう?

2005/05/12

デボラ・クロンビー『警視の隣人』

本日の本
book-19 「警視の隣人」 デボラ・クロンビー著 講談社文庫
STORY:ロンドン警視庁警視キンケイドの隣人、癌患者のジャスミンがモルヒネの過剰摂取で死亡。彼女は前日に自殺を思いとどまることを友人のメグに誓ったばかりだった。事故か、他殺か、それともやはり自殺なのか?
☆☆☆☆キンケイドシリーズの2作目である。あいかわらずオーソドックスな作りで、淡々とした捜査の中から真相が見えてくるというもの。ジャスミンがなぜ死ななければならなかかったかを過去の日記から探っていくのだが、その真相は悲しいもので、余韻を残す終わり方である。地味だがなかなかいいシリーズだ。

4061859617警視の隣人
デボラ クロンビー Deborah D. Crombie 西田 佳子
講談社 1995-02

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プロフィールをほんのちょっとだけ更新しました。

2005/05/11

「勝利への脱出」

本日の映画
勝利への脱出
movie-36 「勝利への脱出」 Escape To Victory 1980年米
DIR:ジョン・ヒューストン
CAST:シルベスター・スタローン、マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドー、ペレ
STORY:第2次世界大戦下のドイツ捕虜収容所。連合軍捕虜とドイツナショナルチームのサッカー試合が行われることになる。各収容所から集められる捕虜たち。その中の一人ハッチは脱走、レジスタンスと接触後再び収容所へ。試合を利用した大規模な脱走計画がはじまる・・・
☆☆☆☆戦争映画があまり得意ではない私だが、脱走物は大好き。その中でもこの作品は私の中では結構上位にランクする作品。というのも、シルベスター・スタローンが出ているから(ちょっと偏った評価)。スタローンのファンだというと、え?という顔をされることが多いのだがまあいいのだ。この映画でもしっかり大根ぶりを発揮しているし、シロウトのハッチ(スタローン)を試合に出すために正ゴールキーパーの骨をバキッとやる場面、いつ見ても苦手。
が、試合途中に脱走するはずが最後まで戦いたいと試合を続行する場面からラストにかけては感動する・・・と思う。

2005/05/10

「ホーンティング」

本日の映画
ホーンティング
movie-35 「ホーンティング」 The Haunting 1999年米
DIR:ヤン・デ・ボン
CAST:リーアム・ニースン、キャサンリン・ゼタ・ジョーンズ、オーウェン・ウィルソン、リリ・テイラー、ブルース・ダーン、ヴァージニア・マドセン
STORY:不眠症の臨床実験をするとして人里はなれた豪邸ヒルハウスに集められた人々。この屋敷は呪われた屋敷として有名で、次々で奇怪な出来事が・・・1963年の映画「たたり」のリメイク。
☆☆☆怖いものみたさで見てしまった。といっても怪奇現象が怖いというのではなくて、評判のよくない映画なので見るのが怖かったということ(笑)。かなりのおバカムービーでも見てしまう私なんですがね。
はじまりは何かが起こりそうという雰囲気でなかなかいい。しかし・・・後半になるとSFXを駆使した場面の連続で、音楽もゴールドスミスらしく派手で、だんだんどうでもよくなってきてしまう。L・ニースンはまじめな演技、C・Z・ジョーンズは妖艶な魅力を振りまき、O・ウィルソンは軽薄で脳天気な役、L・テイラーはB級の雰囲気・・・とみなさんいつもの通りの仕事をしているのだけど、大味な映画になってしまった。ぼーっと見る分にはまあおもしろいと言えるが・・・
オリジナルの「たたり」はなんと「サウンド・オブ・ミュージック」の監督ロバート・ワイズの作品。こちらを是非見てみたいものだ。

2005/05/09

「ハート・オブ・ウーマン」

本日の映画
ハート・オブ・ウーマン
movie-34 「ハート・オブ・ウーマン」 What Woman Want 2000年米
DIR:ナンシー・マイヤーズ
CAST:メル・ギブソン、ヘレン・ハント、マリサ・トメイ、ローレン・ホリー、ベット・ミドラー、アラン・アルダ
STORY:ニックはやり手の広告マン。当然昇進と思っていたところに、ライバル会社のキャリア・ウーマン、ダーシーが自分の上司となってしまった。ショックを受けたニックはちょっとしたきっかけで周りの女性が考えていることが声として聞こえるようになってしまう。
☆☆☆アイディアはとてもおもしろい。が、M・ギブソンがコミカルな役をやるとどうも大げさでひいてしまう。キャリアウーマンの生活の描かれ方がステレオタイプなのも気になる。と、まあ不満もあるけれど、個性的な女優をたくさん使っているところがおもしろいし、まずは安心して見られるラブ・ストーリーといえそう。H・ハントって、疲れた表情がすごくうまい女優さんだ。

連休中は映画は見られず、本もほとんど読めませんでしたが、本日より通常モードに!

2005/05/08

ジャケット購入

jacket
Yカドーにて上着を購入。夏の旅行に持っていけるかさばらないものを探していたのだが、決定打となったのは、裏地がパリの地図になっていたところ!今年の夏休みは南仏、パリなのでほとんど即決で買ってしまったのだった。

2005/05/07

月夜野地ビール

tsukinoyo
地ビールを見ると買わずにはいられない私であるが、今回の旅行でもしっかり買って参りました。月夜野地ビール。今日は基本的なところで、ピルスナーをいただいてみると、ん?なんだろう。とってもフルーティなビールだった。何の味をつけてあるのだろうか?

連休の谷間

連休の谷間の仕事。電車は行きも帰りもすいていて、なんだか悔しい。こういう日はあんまり仕事に身も入らないし、さっさと帰ろうと思っていたのだが、なぜか忙しく結局10時過ぎまで仕事をするはめに。なんだか悲しい。

2005/05/05

群馬旅行2日目

2日目

tanigawa
朝食もお部屋で。マイタケのホイル焼き、温泉卵、湯豆腐その他、ありがちな乾いた鮭とか、ひからびたあじとかがないのがいい。この宿は、1.サービスが行き届いている2.掃除が隅々までされ清潔感がある3.山菜・きのこなど私好みのお食事でおいしい4.かけ流しの湯で贅沢・・・という具合になかなかの高得点の宿だった。もう一度きたみたいと思わせる宿はそうはないが、ここはまたきてみたいと思えた宿である。
toric
9時少し前に出発、まずはトリックアート美術館へ。行く予定はなかったのだが、予定していたところが10時からなのでそのつなぎに。それにトリックアート美術館は各地にあるが、値段が高いせいもあって一度も入ったことがなかったので、まあ1回くらいいいのではないかということで行ってみたのである。が、意外と楽しめて、たくさん笑える写真を撮ったのだった。
続いて天一美術館へ。銀座天一の創業者のコレクションを集めた美術館である。岸田劉生の麗子の絵が3枚もあるし、贅沢な造りの美術館だしなかなかよい。麗子の絵は是非全部見てみたいものだ。観賞後カモミールティーとチョコがつくのもうれしい。
udon
水上を後にして次に向かったのは月夜野びーどろパーク。ガラス製品を見たり(買わなかったけど)、ガラス工場を見学したり。お昼もここで。舞茸天ぷらうどんである。暑気にやられてぐったりした後だったので、冷たいうどんを注文した。地ビールも購入。私は地ビールを見るとついつい買ってしまう。
最後の観光場所は沼田の関口コオ切り絵美術館。なんでも日本で最初の切り絵美術館だそうである。子供と犬をモチーフにした切り絵が多くかわいらしい。建物は大正の教会を移築したものとかで小さな美術館だったが雰囲気はいい。
道の駅を2つまわりおみやげを物色したあと、白沢の方の道の駅では、熱中症気味でバテかかっていた体を冷やすため、いちごとバニラのソフトクリームを食べ、生き返った!
高速では途中渋滞もあったが、8時すぎには夕食にもありついて(ステーキのどん)9時過ぎには帰宅。お天気にもめぐまれとても楽しい旅行だった。 完

2005/05/04

群馬旅行1日目

昨日今日とゴールデンウィーク恒例のドライブ旅行(運転はもっぱら同居人)。今年は群馬方面である。

1日目
5時起床で、6時出発の予定だったが、すごく渋滞しそうな予想とのことで、急遽5時半に出発。朝ご飯はコンビニで購入。早く出たかいがあって、サービスエリアでの休憩を1回はさんで、第一の目的地ぐんまフラワーパークには9時15分前に到着、9時の開園を待つことに。
park
東京ドーム4個分という広い敷地を2時間以上かけてゆっくりと。チューリップは終わりに近かったが、桜などは満開できれいだった。私は温室マニアなので、ここの温室も楽しみしていたのだが、ランやサボテンはやや小規模でいまいちだったのものの、いろいろな種類のアジサイが素敵だった。初めてみる種類もたくさんあった。
sauce
昼食は桐生の藤屋食堂にて名物ソースカツ丼(1人前750円)。なんでもソースカツ丼は桐生が発祥の地とのことだが、福井などでもそう言っていて本当のところはわからない。前々からソースカツ丼は食べたいと思っていたが、意外や意外ソースがごはんにもあって、とてもおいしかった。
食後はまず岩宿文化資料館へ。大きなマンモスや、遺跡の発掘の様子の展示などを見学した後、リニューアルオープンしたばかりの富弘美術館へ。今度で3度目のこの美術館だが、すっかりきれいに。星野さんの絵は何度見てもいい。昨日はあまりに混雑していてゆっくり見られなかったのが残念だったので、またいつか見に行きたいものだ。
宿は水上温泉郷・湯桧曽温泉の林屋旅館。途中渋滞があって到着は大幅に遅れて6時すぎ。お風呂につかったあと、7時より夕食。
yushoku
刺身こんにゃく、お刺身(鯉、甘エビ他)、山菜の天ぷら(いらくさ、ふきのとう他)、あけびの芽、こごみ、キノコ汁、鮎の塩焼き、車エビ、わさび漬け、枝豆、なめこのおろしあえ、野菜の炊き合わせ、茶碗蒸し、豚ときのこの鍋etc.私は少食な方なのだが、お刺身と煮物を少々残しただけで、いやもうおなかがいっぱい。大満足である(もちろんビールも飲みました)。
寝る前にもう一度お風呂につかり、就寝。・・・つづく・・・

2005/05/02

デボラ・クロンビー『警視の休暇』

本日の本
book-18 「警視の休暇」 デボラ・クロンビー著 講談社文庫
STORY:ロンドン警視庁警視キンケイドは休暇に、田園の会員制ホテルへと向かう。やがて副支配人が死体となって見つかり、続いてまた殺人が。キンケイドは地元の警部があからさまにいやな顔をする中で否応なく事件に関わることに。
☆☆☆「ミステリーからひと皿」というミステリーに登場する料理についての本をぱらぱらやっていて、ふと読みたくなった本。確かにパブの食事などおいしそうだ。
結構古風なミステリーでちょっとクリスティを連想するような作品。作者はイギリスに住んだ経験のあるアメリカ女性とのことだが、いかにもというイギリスの田舎の風景が描かれていてイギリス人作家かと思ったくらい。キンケイド警視と部下のジェマ巡査部長とは恋愛関係になるらしいが、第1作目ではなにしろ警視の休暇中ということでジェマはあまり出番はなく、これは次作以降のお楽しみ。

警視の休暇
デボラ・D. クロンビー Deborah D. Crombie 西田 佳子
講談社 1994-03


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2005/05/01

新宿:北の海道

原宿から新宿まで歩き、のどが乾いたな、ということで昼からビール。「北海道」ならぬ「北の海道」という北海道料理のお店である。
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いただいたのは、
 ・刺身5点盛
 ・ボタンエビの刺身
 ・ホタテ焼き
 ・ミニジンギスカン
 ・北海かき揚げ
 ・かにシューマイ
にしんの刺身が昨日(4月末)でおしまいで、食べられなかったのが残念。
帰りに、ウィルキンソンのジンジャーエールを買って帰宅。最近ウィルキンソンで盛り上がり急にまた飲みたくなったので。

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