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2005/05/20

舞台「午後の遺言状」

本日のお芝居
stage-4 「午後の遺言状」 東京芸術劇場中ホール
演出:新藤兼人
CAST:水谷八重子、小川眞由美、滝田祐介、南風洋子、佐野瑞樹
STORY:大女優森本蓉子は毎年蓼科の別荘へやってくる。出迎えるのは管理人の豊子。今年は思いがけない客が訪れた。築地小劇場時代の仲間、牛国登美江と能役者の夫藤八郎。歓待する蓉子だったが、登美江は痴呆症になっていた。
☆☆☆☆会場に着いて見渡すとびっくり。観客の年齢層がとても高いのである。私など一番若い部類に入るくらい!内容が内容だけに、年齢層が高いのも当然だろう。
音羽信子の遺作となった映画の舞台化で、同映画の監督、新藤兼人監督の演出。老いを時にユーモラスに、時に深刻に描く。いやはや、若いですね。若いといえば、3人の女優さんもとても若くて驚きである。
誰にでも訪れる老いの寂しさ、悲しさとともに、人生の重みがずしりとくる。女優と管理人の農婦とのまったく対照的な人生を生きてきた2人の友情もいい。若い2人のエピソードはなくてもよかった気もするが、「老い」との対照として必要なのかもしれない。
「人は生きているかぎり生き抜きたい。」という台詞が心に残る。いいお芝居だった。

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