デボラ・クロンビー『警視の隣人』
本日の本
book-19 「警視の隣人」 デボラ・クロンビー著 講談社文庫
STORY:ロンドン警視庁警視キンケイドの隣人、癌患者のジャスミンがモルヒネの過剰摂取で死亡。彼女は前日に自殺を思いとどまることを友人のメグに誓ったばかりだった。事故か、他殺か、それともやはり自殺なのか?
☆☆☆☆キンケイドシリーズの2作目である。あいかわらずオーソドックスな作りで、淡々とした捜査の中から真相が見えてくるというもの。ジャスミンがなぜ死ななければならなかかったかを過去の日記から探っていくのだが、その真相は悲しいもので、余韻を残す終わり方である。地味だがなかなかいいシリーズだ。
![]() | 警視の隣人 デボラ クロンビー Deborah D. Crombie 西田 佳子 講談社 1995-02 by G-Tools |
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