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2005/06/10

舞台「冬物語」

今日はたまたま休暇をとっていたので、医者に行ってみると風邪は気管支方面に進行していたことが判明。またまた、たくさんの薬をもらって帰宅。これでは先週末に飲む予定だったもらいもののプロヴァンス産ロゼワインがまた飲めないではないか。本当はおとなしく寝ているべきなんだろうけど、お出かけ(仕事に行くのと違って元気)。
ということで、
本日のお芝居
stage-5 「冬物語」 紀伊國屋サザンシアター
演出:平幹二朗
CAST:平幹二朗、前田美波里、勝部演之
STORY:シチリア王リオンティーズは、宮殿に滞在していた帰国しようとしたボヘミア王ポクリシニーズを引き留めようとするが応じないため、王妃ハーマイオニに説得を頼んだ。ハーマイオニの説得であっさり逗留を決めたポクリニーズに対し、リオンティーズはある疑念を抱く。王妃とボヘミア王が滞在期間の9ヶ月の間に愛をはぐくみ、おなかの子も2人の子に違いないと・・・激しい嫉妬にかられたリオンティーズは王妃と早産で生まれた子に酷い仕打ちをする。何もかも自分の妄想にすぎなかったことをようやく悟った王はたった一人きり残される。そして16年の歳月がたち・・・
☆☆☆☆平幹二郎と前田美波里のお芝居、とにかくすばらしい(プラス美波里さんはとてもきれいでした)。悲劇にむかう第1幕は緊張感かただよい、特に圧倒される。一転して第2幕は色彩も鮮やかになり、歌踊りがちりばめられ明るい雰囲気になるが、第1幕と落差がありすぎてはじめはついていけない感じも。羊飼いの親子が道化役かと思ったら、もう1人道化が登場して、道化過剰という気がしなくもない。が、ラスト近くにまた平幹二郎が登場すると再び舞台がしまって感動のフィナーレへと進む。シェークスピア作品の中ではそれほど有名ではないので、ストーリーもよく知らなかったが、やはり台詞がいいですね、シェークスピア。今度はこの物語を基調にしたフランス映画「冬物語」も見てみたい。

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