デボラ・クロンビー『警視の死角』
本日の本
book-30 『警視の死角』 デボラ・クロンビー著 講談社文庫
STORY:ロンドン警視庁のキンケイド警視が、元妻のヴィクトリアに伝記を書くことになっている詩人リディアの自殺が他殺ではないか調べてほしいと頼まれた矢先、ヴィクトリアは何者かに殺されてしまう。地方警察にうとまれながらも恋人ジェマの協力で真相を追うキンケイドだが。キンケイドシリーズ第5弾。
☆☆☆驚きの展開である。キンケイドをおいて家を出ていった元妻が半ば近くで殺されてしまうのだ。キンケイドの元妻や、妻の息子との関係に重点が置かれていて、今回は恋人のジェマの影が薄い。
過去の事件と、さらに捜査で明らかになるもっと過去の事件の真相は暗く、元妻の死もあいまって、全体的に暗いトーン。
ヴァージニア・ウルフのことが出てきて、先日見た映画「めぐりあう時間たち」でも気になったところだったので、いつかウルフの作品を読んでみたいと思った。
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