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2005/07/21

デボラ・クロンビー『警視の接吻』

本日の本
警視の接吻
book-31 『警視の接吻』 デボラ・クロンビー著 講談社文庫
STORY:公園で美女の死体が発見される。別れた妻との間の子と週末を過ごすはずだった警視は恋人の巡査部長ジェマとともに捜査に加わる。やがて被害者の奔放な男性関係、婚約者との争い、不動産トラブルが明らかになる。キンケイドシリーズ第6弾。
☆☆☆前作でいきなり自分の息子がいることを知ったキンケイドと、他に気になる男性が出現したジェマ。せっかく恋人同士となった2人も微妙な距離感をおくようになり、今後の展開が気になるところである。本筋の方は今まで通り、過去の出来事と現在の事件がからみあい、ラストへと収束していく展開だが、本作は今まで一番過去の出来事が印象的に描かれていたように思う。作者のやさしい視点が感じられる。

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