南仏・パリ旅行8日目
南仏・パリ旅行8日目(8月9日)
7時起床。8時少し前に朝食に降りていく。すると・・・レストランは激混み。お皿もカップも料理も全然ない。少し待つとようやくいろいろと出てきたが、席を探すの一苦労だ。なんとか席を確保し、ハム、チーズ、クロワッサン、グレープフルーツジュース、ショコラ、青リンゴのヨーグルトの朝食。近くで置き引きも発生し、翌日はもっと早くこようと思った。
ホテルを9時に出発。地下鉄でモンパルナスに出る。最終日、空港までエールフランスバスで行くことに決めたのだが、乗り場等の下見である。12ユーロで30分おきに出るのを確認し、ブールデル美術館へ。
ブールデルはロダンの弟子で、この美術館は入場無料。ただでもチケットが配られ、どこの国からきたかを聞かれた。ブールデルの作品は大きなものが多く、ロダンより直線的。繰り返し同じテーマのものを造るらしく、ベートベンの胸像などは20以上もある。意外と広くて見応えのある美術館だった。ここにきたのは初めて。
モンパルナスタワーの脇を通って、モンパルナス墓地へ。もともと行く予定にはしていなかったのだが、カタコンブへの近道になると思って通ってみた。ガイドブックにはブールデルの墓があると書いてあったが、お墓の案内板には書いていないし、実際かなり探したのが見つからなかった。サルトル、ボーヴォワール、ボードレールなどのお墓を見て、カタコンブへ。
もし人が並んでいなかったらうっかり見過ごしてしまいそうな入り口。入り口では人数をカウントしており、迷子になった人がいないか調べているのだろうか。らせん階段を下り、長い通路を延々行ったところで、骨の安置場へとたどりつく。実に600万体もの骨が安置されているという。通路の両壁に頭蓋骨、大腿骨が整然と並べられていて(他の骨はその向こうにつまっているらしい)不気味である。涼しいし、鳥肌がたちそうだ。骨を見に行くなんて趣味が悪いと言われそうだが、一度は行ってみたかった場所なのである。出口は入り口から1.7キロほどのところにあり、出る時も荷物チェックをされる。骨を勝手に持って帰ってしまう人がいるのだろうか。
入り口の方に向かって歩き、さらにリュクサンブール公園の方向に向かって歩く。そろそろお昼の時間。ということで昼食場所を探す。イタリアンのビストロ(チェーン店らしいが)を見つけ、外の席を確保。同居人はチキンステーキゴルゴンゾーラソース・ポテト添え、私は本日のおすすめを注文。本日のおすすめは黒板に書いてあるのだが、フランス語の表記しかなく、店員さんもフランス語オンリー。何が出てくるかはかけだ。結局、ビーフ&ペンネが出てきて、どちらもまずまずの味である。メイン+飲み物(コーラにした)で9.95ユーロという微妙なお値段だ。
おなかがいっぱいになったところで、リュクサンブール公園へ。自由の女神の原型を見たり、すずめたちにパンをやったり(この日も朝パンを包んでおいた)。
そして、パンテオンへ。いつも外しか見たことがなかったが、入ってみると天井が高く立派だ。ここはフーコーがいわゆるフーコーの振り子実験をしたことで有名で、確かにうってつけの場所だ。地下には有名な人たちのお墓が。ジャン・ジャック・ルソー、ゾラ、ユーゴー、キューリー夫妻などである。
地下鉄を乗り継いで、バスティーユへ。ユーゴーの墓を見た流れで、ヴィクトル・ユーゴー記念館へ。入場料無料。原稿や手紙、そして絵を描くのが好きだったらしく、自筆の絵がたくさん飾られている。案外うまい。
ヴォージュ広場をつっきって、カルナヴァーレ博物館へ。ここも無料。パリの歴史を年代順に紹介した博物館で、大きな邸宅なので迷ってしまいそうだ。調度品も充実しているが、歴史をたどる絵画のコレクションがなかなか。
5時すぎまで粘って地下鉄に乗り、コンコルド広場へ。ここはいつも思うのだが、さえぎるものが何もなく、常に暑い(もしくは非常に寒い)。逆光ではあったが写真を撮った後、前日に続きフォションへと向かう。朝、職場に電話をした際、ディジョンのじゃなくてもフツーのマスタードならよいと言われたので、マスタードを買いに行ったのである。
まだ他にもおみやげを買いたかったので、再び地下鉄でサン・ミッシェル界隈へと向かう。すぐにおみやげは見つけることができたが、ここのあたりはギリシャ・トルコ他エスニックな料理店が軒を並べる界隈でもあって、ふとギリシャ料理でも食べて帰るかという気分になって、あまり高くなさそうなところに入ってみた。とにかくたくさんお店があるので、適当である。正しくフランス料理を食べずにギリシャ料理なんぞを食べるあたりが私たちらしいところ。
同居人は魚介の盛り合わせ、トマトの肉詰め、アイスクリーム、私はギリシャ風サラダ、ムサカ、アイスクリーム。メインにはお米とポテトがついている。ワインは1/2カラフェの赤。これが大変おいしいワイン。有名な銘柄を頼まなくてもハウスワインで十分だと実感。デザートは他にも食べたいのがあったのだが、きっと料理のボリュームがすごいと思ってアイスにしておいて正解であった。
スタンドで飲み物を買いホテルへと戻った。
(9、10日目へと続く)
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