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2005/09/16

P・D・ジェイムズ著『ナイチンゲールの屍衣』

本日の本
book-37 『ナイチンゲールの屍衣』 P・D・ジェイムズ著 ハヤカワ文庫
STORY:看護婦養成所で、胃に栄養剤を注入する実習中、患者役の看護学生が突然苦しみ死亡。数日後、毒入りのウィスキーを飲んで別の学生が死亡し、ダルグリッシュ主任警視は殺人とみて捜査を開始。複雑な人間関係から謎を解明しようとするが・・・
☆☆☆大御所P・D・ジェイムズの登場。昔々ダルグリッシュ警視シリーズではなく、女性探偵コーデリアが活躍する作品を何度か読み始めて挫折して以来だ。非常に丁寧で細かい描写で(情景にしろ、登場人物の心情にしろ)、そこが深さを感じさせるところでもあり、他方読みにくさを感じるところでもある。さっと読み流すという雰囲気ではないので、ちょっと心して読まなければならない。もっと若い頃はこういった重々しいミステリーは苦手だったのだが、今はだいぶ好きになってきたのでOK。まだ1冊ではよくわからないが、ダルグリッシュは詩人でもあり、なかなか紳士的なスマートな警官のようだ。
ケーブルのミステリーチャンネルで、イギリスのテレビシリーズがはじまったので見るつもりなのだが、先に読むか先に見るかという悩みも。

4150766053ナイチンゲールの屍衣
P.D. ジェイムズ 隈田 たけ子
早川書房 1991-03

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