「恋の骨折り損」
本日の映画
movie-6 「恋の骨折り損」 Love's Labour's Lost 1999年英
DIR:ケネス・ブラナー
CAST:ケネス・ブラナー、アレッサンドロ・ニヴォラ、アリシア・シルヴァーストーン、ナターシャ・マケルホーン、マシュー・リラード、エイドリアン・レスター、ティモシー・スポール、ネイサン・レイン
STORY:ナヴァール国王と3人の友人達は、3年間は「3時間しか眠らない、週に一度の断食をする、女性と会わない」という誓いをたてる。そんな折、フランスの王女が3人のおつきの美女を伴いナヴァールへやってきた。国王と友人達は誓いもどこへやら、一目で恋におちてしまう。
☆☆☆K・ブラナーが監督、主演、製作、脚色の4役をこなし、時代を第2次世界大戦前夜におきかえた、シェークスピア喜劇の映画化。見始めた途端、おや?国王と3人の友人達が歌い、踊り出す。なんと、知らなかったがミュージカルだったのだ。ミュージカルファンの私としてはうれしい驚き。
しかも、曲は「チーク・トゥ・チーク」「ショウほど素敵な商売はない」他、ガーシュイン、コール・ポーター、アーヴィング・バーリン、ジェローム・カーンなどの往年のミュージカルの有名な曲ばかりで楽しくなってしまう。
シェイクスピアの小難しい台詞の途中で、突然踊り歌い出すと、なんか不思議な感じもするが、それほど違和感はないのだった。ただ・・・みなさん、歌やダンスのプロではない役者さんが多いのか、特にダンスがぎこちなくて苦笑。やはり踊る人はフレッド・アステアほどでなくとも身軽に踊ってほしいと思うのだが、特にK・ブラナーが重い感じなのだ。まあ、本人楽しそうなので、それもご愛敬だが。
時代を置き換えたのは、ミュージカルシーンを入れるためなのか、ラストで戦争の場面が出てくると、シェークスピアっぽくなくなってしまうのが苦しいところ。それに、A・シルヴァーストーン、がんばってはいるけれど、絶対フランスの王女に見えない(どっから見てもアメリカの女の子だ)!
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TBとコメントありがとうございました。
ケネス・ブラナーのダンス、たしかに重たい感じでした(笑)。
シェイクスピアとミュージカルという取り合わせが面白かったので、シリーズ化してほしいです。(喜劇だけではなくて悲劇も)
投稿: beertoma | 2006/01/29 06:38
TB&コメントありがとうございます。
シェークスピアのミュージカル化、古典の堅苦しさがなくなっていいかもしれませんね。
投稿: nocci | 2006/01/29 15:31