「インソムニア」
本日の映画
movie-8 「インソムニア」 Insomnia 2002年米
DIR:クリストファー・ノーラン
CAST:アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク、モーラ・ティアニー、マーティン・ドノヴァン、ニッキー・カット、ポール・ドゥーリィ
STORY:太陽の沈まない町、アラスカ・ナイトミュート。少女の変死体が発見され、ロス市警からドーマーとハップが派遣されてくる。犯人のおびきだしに成功するドーマーだが、深い霧の中、彼は相棒のハップを射殺してしまう。その事実を隠したドーマーは白夜もあって不眠症に陥っていまう。やがてドーマーに犯人からの電話が・・・
☆☆☆☆白夜のアラスカの風景がすばらしい。
陽が沈まない一日明るい世界なのに、どんよりと霧がたちこめる感じで、冒頭から不安を感じさせるスタート。飛行機を降り立った、ドーマーは疲れ切った様子で、出迎えた女性刑事エリー(彼女は有名な警官ドーマーに会えるのがうれしくてたまらい)と好対照。
やがて、ドーマーは相棒を射殺してしまい、不眠から次第に精神状態がおかしくなっていく。内務観察に協力しようとしていた相棒を射殺してしまったのは、過失なのか、それとも故意がまじっていたのか?ドーマーもだんだんとわからなくなっていくのだが、見ているこちらも、次第にわからなくなってくる。インソムニア(不眠症)という設定が非常によく効いている。
この作品、アカデミー賞受賞者3人の共演という、豪華な配役なのだが・・・
アル・パチーノはくたびれきった主人公のあせりを演じてやはりうまい。ロビン・ウィリアムズは、ほとんど同時期に出演した「ストーカー」の主人公に通じる役柄だが、やっぱりこの人、シリアスな役よりユーモアのある楽しい役の方が似合っている気がする。この映画でも、ロビンが姿を見せず声だけの時はよかったのだが、姿を現した途端違和感を感じてしまった。H・スワンクはサバサバしたボーイッシュな役がよく似合うので、エリー役にはぴったり。
冒頭からラストまで、緊迫感のある映画だった。オリジナルのノルウェー映画も是非見たみたい。
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