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2006/04/12

「ロング・エンゲージメント」

本日の映画
ロング・エンゲージメント
movie-31 「ロング・エンゲージメント」 Un Long Dimanche De Fiancailles 2004年仏

DIR:ジャン=ピエール・ジュネ
CAST:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル、ジャン=ピエール・ベッケル、ドミニク・ベテンフェルド、ドミニク・ピノン、ジョディ・フォスター、チェキー・カリョー
STORY:第一次世界大戦下、フランスブルターニュ地方に住むマチルド。戦争に行った恋人マネクを待つ彼女の元に、彼の戦死の悲報が。彼を含む5人が軍法会議で死刑を宣告され、ドイツ軍との中間地帯に置き去りにされたという。マチルドは、マネクがまだどこかで生きていると確信、調査をはじめる。

☆☆☆☆オドレイ・トトゥを見よう第2弾。
またもや、トトゥは一途な女性の役。恋人が生きていることを確信し、幼い頃の病気がもとで不自由となった足で、どこまでも探し続けるのだ。こういう役似合いますね。

数々の謎をときながら、細い糸をたどるように、恋人の消息を探ろうとひたむきに行動するヒロイン。その過程はミステリー的要素もあり、特に終盤は目がはなせない展開だ。

ブルターニュの風景がのどかで素晴らしいのと対比で、戦場は悲惨。田舎の風景と、戦場の風景は、セピア色と青銅色、というふうにくっきりと対比されている。この戦場で悲惨な目にあった兵士たちとともに、その妻、恋人たちの悲劇も描かれていて、戦争の悲惨さもテーマの一つなのだと思った。

この映画、原作は、なんとセバスチャン・ジャプリゾ。言われてみると、このミステリー的展開はなるほどと思うが・・・

ジュネ監督作品の常連、ピノンや、強面チェキー・カリョーなどが出ていたし、G・ウリエルがやさしげでいいが(前作「アメリ」のマチュー・カソビッツに通ずるところもあるような)、(聞いてはいたが)J・フォスターが出ていたのが驚き。ジュネ監督とどういうご縁なんでしょう?出番は少ないが印象的だ。

ジュネ監督とトトゥのコンビ作では「アメリ」よりこちらが私としては気に入った。ジュネ監督というと、「エイリアン4」がどうもダメで、若干敬遠していたのだが、他の見ていない作品も見てみよう。

この映画、「歩くとき傷むかい?」この台詞がポイント・・・なかなかいいラストだった。

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