「リトル・ダンサー」
本日の映画
movie-34 「リトル・ダンサー」 Billy Elliot 2000年英
DIR:スティーヴン・ダルドリー
CAST:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・ドレイヴン
STORY:イギリス北部の炭坑の町。少年ビリーの通うボクシング教室にある日バレエ教室が移ってくる。ふと、レッスンに飛び入り参加したビリーは自然と踊り出す。ウィルキンソン先生もビリーに才能を見いだし、ビリーは密かにバレエ教室に通うようになる。
☆☆☆☆夢のある映画だ。
ビリーは、貧しい家の生まれ。父も兄も炭坑で働き、ストが続く町は穏やかならぬ空気が漂う。
父にやらされていたボクシングに今ひとつ打ち込めないビリーは、ふとしたきっかけでバレーをはじめ、たちまちのめり込んでしまう。父も兄も男がバレエなんて、とはじめは猛反対。けれど、ビリーのバレエの思いを知って全面的に応援する。素晴らしい家族だ。
お金が必要だと、苦渋の決断の末、父親はスト破りまで・・・それを知っておいかけてきた兄に夢をかなえさせてやりたいと泣きながら言う場面でこちらも涙。そして、ロンドンに向かうバスを見送る兄が「寂しいよ」とつぶやく場面でまた涙。
ラスト、ビリーが大人になった姿は・・・なんと、アダム・クーパー!J・ベル君とは全然違うが、父や兄や友人が見ている前で晴れ姿を披露するビリー=クーパーの踊る姿の(一瞬しかうつらないが)なんと美しいこと。いいラストだ。
ビリーと父との関係、兄との関係、祖母との関係、オカマの友人との関係、そしてバレー教師(今や、ハリー・ポッターの親友ロンのお母さん役として有名なJ・ウォルターズ。この人の映画デビュー作「リタと大学教授」(未公開)を見たいと思ったのだが、TSUTAYA DISCUSにはないようだ。残念。)との関係。どれもが暖かい。
ダルドリー監督は「めぐりあう時間たち」もよかったし、相性はいい監督のようだ。
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