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2006/04/07

「飛ぶ教室」

本日の映画
飛ぶ教室
movie-29 「飛ぶ教室」 Das Fliegende Klassenzimmer 2003年独

DIR:トミー・ヴィガント
CAST:ウルリッヒ・ノエテン、セバスチャン・コッホ、アーニャ・クリング、ピート・クロッケ、ハウケ・ディーカンフ
STORY:少年合唱団で有名なライプチヒの寄宿学校に転校してきたヨナタン。4人のルームメイトとも意気投合、楽しい学校生活を送る。ある時、隠れ家で「飛ぶ教室」という古い芝居の台本を発見し、クリスマス劇として上演することに。ところが、ベク先生は上演を禁じてしまい・・・

☆☆☆私の大好きなドイツの作家、エーリッヒ・ケストナー原作小説の映画化。
「エミールと探偵たち」、「エミールと3人のふたご」、「点子ちゃんとアントン」、「ふたりのロッテ」、「五月三五日」、「動物会議」・・・どれも好きな本だった。子供の頃繰り返し読んだものだ。

「ふたりのロッテ」はしばしば映像化されるので、いくつも見たことがあったが、「飛ぶ教室」ははじめて。ストーリーは大筋しか記憶にないのだが(笑)、この映画はかなり現代的なアレンジが施されている。それでも、ケストナーが書いたテーマ(友情、信頼、勇気など)は変わらない。いろいろな事件は起こるけれど、あとになってみると思い出深い学校生活だったと思えそうなお話でうらやましく思ったものだった。いやいや、自分にも楽しい学校生活があったんだっけ。遠い昔のことになってしまったけど。

現代化したため、男女共学になっているとか、いろいろと変更点はあるけれど、一番違和感を感じたのが、クリスマス劇がなんとラップミュージカルになっていたこと。やっぱり、原作に忠実に映画化してほしかったというのが本音。ベク先生の親友だった禁煙先生がベルリンの壁を越えて西ドイツに行ったが、ベルリンの壁崩壊で戻ってきて再会した、というエピソードは、ケストナーがナチスから発禁処分を受けたことを考えると、象徴的でよかったと思う。

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