「宇宙戦争」
本日の映画
movie-42 「宇宙戦争」 War Of The Worlds 2005年米
DIR:スティーブン・スピルバーグ
CAST:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ジャスティン・チャトウィン、ミランダ・オットー
STORY:別れた妻との間の子供達を預かったレイ。何の前触れもなく、空が黒い雲におおわれたと思った途端、激しい稲妻とともに地面に大きな穴が・・・地中からあらわれた何者かによって次々と街が破壊され、レイは子供達を連れ必死に逃げる。
☆☆☆ダコタ・ファニングちゃん映画を見よう第3弾。
H・G・ウェルズ原作小説の再映画化である。ワタクシは、なぜか53年版は何度も見ていて、そのたびに安っぽい映画だなあと思っていたのだが(けなしているのではない)、今回は大変なお金が使われているようだ。
なにしろ、監督はスピルバーグだし、主演は天下のT・クルーズ、天才子役D・ファニング。特殊効果も満点で、大作に仕上がっている。
ところが・・・
あんまり恐くないんですね。結末を知っているというのもあるのだが、なんかワタクシ的には盛り上がらなかった。音楽は立派なんだけど。
立派に作りすぎちゃったんじゃないだろうか。むしろ53年版のように、チープさに徹した方が、B級の楽しみがあった気がする。
それに、ワタクシはT・クルーズが苦手で(ファンの方ごめんなさい)、あの笑顔をみているとこっちがひきつってきちゃうのだ(笑)。ま、こういう映画には似合っているといえなくもないけど。ダコタちゃんも叫ぶ場面は多かったけれど、それほど活躍の場面はなかった。T・ロビンスにいたっては、なんでこの映画に出たんだ?と思ったくらい。狂った演技(演じるの楽しそうだけど)もわずか20分程度で退場。ゲスト出演のようなものだろうか。うれしかったのは、53年版に主演した、ジーン・バリーとアン・ロビンソンがレイの元妻の両親の役でカメオ出演していたこと。
きっと、スピルバーグは53年版が大好きで、自分の手でリメイクしたいと思ったのだろう。決してつまらない映画ではないけれど、ちょっと大味。
結末には賛否両論あるようだけど、これでいい、とワタクシは思う。
« たがきなおこ『150㎝ライフ。』 | トップページ | ロシアみやげ »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「フローズン・リバー」(2024.11.06)
- 「屍人荘の殺人」(2024.10.07)
- 「127時間」(2024.09.07)
- 「パーフェクト・ゲッタウェイ」(2024.09.02)
- 「ゆるキャン△」(2024.08.28)
こんばんはー。
良い悪いは別にして、オリジナルと同じ結末というのは正直予想外でした...あのオチの肩透かし感は下手すれば失笑ものですからね。
もちろん、環境問題等が大きく取りざたされている現在だからこそ意味のある結末かもしれませんが...。
nocciさんのおっしゃられてる通り、私もあくまで”オマージュ”としてリメイクしただけだと思います。
きっとスピルバーグ自身はあんまり深く考えてないんじゃないですかね?(笑)
投稿: ONE OF THE BROKEN | 2006/06/04 02:41
こんばんは。コメントありがとうございます。
確かに、あのオチは旧作ではそれまでのチープな作りとあっている気がしましたが、今回のではそれまでがかなり大がかりな作りだったので、かなり微妙と言えますね(笑)。
スピルバーグは過去にも「トワイライト・ゾーン」を映画化したり、自分がこどもの頃好きだった作品をリメイクしたいという思いがあった・・・ただそれだけかもしれないですねぇ。
投稿: nocci | 2006/06/04 23:13