「エーミールと探偵たち」
本日の映画
movie-52 「エーミールと探偵たち」 Emil Und Die Detektive 2001年米
DIR:フランツィスカ・ブッフ
CAST:トビアス・レツラフ、アンニャ・ゾマヴィラ、ユーゲン・フォーゲル、マリア・シュラーダー
STORY:12歳のエーミール少年は失業中の父と2人暮らし。ようやくフンメル先生の紹介で父の仕事が見つかるが、父は交通事故で入院した上免停となってしまう。エーミールは父の入院中、ベルリンに住むフンメル先生の妹の家で暮らすことになるが、列車の中で偽造免許証を手にいれてやるという男に1500マルクを盗まれてしまう。
☆☆☆☆子供の頃から好きだった、児童文学作家エーリッヒ・ケストナー原作の映画化。
ケストナーの小説はどれも好きだが、これはもっとも好きな作品の一つ。
というわけで、期待と不安半々で見たわけだが・・・
2001年の映画ということで、非常に現代的な設定になっている。子供達が携帯やら、クレジットカードやらを持っているし、スケボーに乗ってるし、パソコンが活躍するし。原作では母子家庭だが、映画では父子家庭、主人公エーミールを助ける子供達のリーダーは女の子である。エーミールのお金を取る男グルントアイスは、山高帽にヒゲ(確か、そうだった)だったのが、吸血鬼みたいな気味の悪い男に変わっている。
しかし、原作の精神は失われておらず、子供達の勇気、団結、友情といったテーマはもちろん変わらない。原作そのままを映画化してもよかっただろうが、これはこれで十分成功。
大人顔負けの知恵と行動力で、悪者を追いつめていく過程は非常に楽しく、見終わって爽快な気分になれる。
続編「エーミールと三人のふたご」も是非映画化してほしいものだ。
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