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2006/09/21

「ニューオーリンズ・トライアル」

本日の映画
ニューオーリンズ・トライアル スタンダード・エディション
movie-76 「ニューオーリンズ・トライアル」 Runaway Jury 2003年米

DIR:ゲイリー・フレダー
CAST:ジョン・キューザック、ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン、レイチェル・ワイズ、ブルース・デヴィソン、ブルース・マッギル、ジェレミー・ピヴェン、ニック・サーシー、ジェニファー・ビールス、ジョアンナ・ゴーイング、ビル・ナン、ディラン・マクダーモット
STORY:ニューオーリンズの証券会社で銃の乱射事件が発生、犯人は16人を死傷させ自殺した。夫を殺された女性が弁護士ローアを雇い、犯人の使った銃の製造メーカーを相手に訴訟を起こした。被告会社はやり手の陪審コンサルタント、フィッチを雇い、あの手この手で陪審員をとりこもうとするが・・・

☆☆☆☆法廷ドラマは好きなジャンルである。

従来の法廷劇ならば、ストレートに大会社をやっつけてめでたし、めでたしとなるところだが、この映画では捻りが入る。
謎の男が陪審員団の中にまんまと入り、陪審コンサルタントの攻撃をかわしながら、いろいろと画策するのである。ラスト近く、彼と協力者の女性の真の目的がわかるのだが、この2人の存在がミステリーをおもしろくしている。とともに、比重がそちらにかかってしまうため、肝心の裁判の結果の盛り上がりが若干弱まってしまったという気もする。捻りの利いたおもしろさと言えるのだけど。

陪審コンサルタントの存在については、前にも聞いたことはあったが、ホントにこんなだったら、陪審制度などちゃんと機能しているとはいえないなあ。日本でも近いうちに、裁判員制度が導入されるが、どうなんだろう。日本では刑事だけなので、ちょっと違うだろうが・・・

古くからの親友同士、ハックマンとホフマンの初共演作とのことだが(今まで共演作がなかったのが意外)、この映画ではハックマンの方がよい。勝つためならなんでもありの悪役ぶりはさすが。

ジョン・グリシャム原作映画では、「依頼人」の次に気に入った映画である。

余談:「フラッシュダンス」のあのJ・ビールスがほとんど台詞なしの陪審員の1人に扮していたのが寂しい・・・

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