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2006年10月

2006/10/31

「シン・シティ」

本日の映画
シン・シティ スタンダード・エディション
movie-84 「シン・シティ」 Sin City 2005年米

DIR:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス、クェンティン・タランティーノ
CAST:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバ、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィ、デヴォン青木、ジョッシュ・ハートネット、マイケル・クラーク・ダンカン、ニック・スタール、マイケル・マドセン、ルトガー・ハウアー、パワーズ・ブース
STORY:見にくい容姿から誰も近づかないマーヴは、高級娼婦ゴールディを殺され、復讐に立ち上がる。昔の恋人ゲイルが仕切る娼婦街で警官が殺され、窮地に陥った娼婦たちを助けるため死体を隠そうとするドワイト。実力者の息子を逮捕しようとしたため無実の罪で投獄された刑事のハーディガンは、かつて救い出したナンシーに再び危機が迫っていることを知り、彼女の元へと向かう。

☆☆☆☆斬新な映画。
こんな映像ははじめてだ。ほとんどモノクロで、時々パートカラーというのか赤や黄や青がつかわれる。インパクトのある映像になっている。

ストーリーはまあ単純といえば単純だけれど、3つの独立したストーリーが微妙にからまりながら展開していき、飽きさせない。

確かに、これ、かなり人を選ぶ映画だろう。暴力の連続で、体調が悪かったら気分がわるくなりそうだ。食事をしながらの鑑賞にも向きませんね。

でも、ワタクシは案外気に入った。男たちが格好いいから。
マーヴは特殊メイクがすごくて本人とはわからないくらいのミッキー・ローク。昔から全然いいと思ったことがない俳優なのだが、顔を作ったらいい、なんて皮肉。
ドワイトは、最近大いに売りだし中のC・オーウェン。どこまでもクールでしびれる。
そして、ハーディガンはB・ウィリス。このパートがワタクシ的には一番ツボだった。ナンシーを思ってのラスト・・・泣けました。
いずれも、自分の愛する者のために、無謀にも悪と戦う男たちのストーリー。彼らを取り巻く女性たちも色とりどりだが(J・アルバが一番目立っていたか)、それも彼らの前ではかすんでしまう気がする。

悪を演じる、B・D・トロ、I・ウッド、R・ハウアー、P・ブースなども豪華な配役で、よく役者を集めたなあと感心。

バイオレンス映画が苦手な方、タランティーノ映画嫌いの方には向きません。

2006/10/30

リリアン・J・ブラウン『猫はスイッチを入れる』 

本日の本

book-48 『猫はスイッチを入れる』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫

STORY:新聞記者クィラランがネタ探しをしていてたどりついたのがジャンクタウン。麻薬の記事を書こうと意気込んで行ったところ、なんとここはアンティーク街。仕方なくオークションの取材をはじめたクィラランだが、不審な事故死に因縁のある品が出品されていて・・・

☆☆☆シャム猫ココシリーズ第3弾。

毎回舞台を変えるこのシリーズ。今回の舞台はアンティーク業界。興味深い世界がかいま見られると共に、またもや登場人物は変人ぞろい。いつもこの人間模様がおもしろい。

大嫌いなアンティークの取材をしぶしぶはじめたクィラランが、次第にその魅力にはまって、いっぱしのコレクターになっていくのが笑えるが、今回はクィラランもかなりの活躍ぶり。
逆にココとヤムヤムの2匹の活躍の場がちょっと減ってしまっている。犯人に決定的なダメージを与えたのはココだけれど、登場場面が少ないのが残念だ。まあ、相変わらずクィラランを翻弄しているのが笑えるけれど。

次作はどんな業界が舞台となるか楽しみだ。

猫はスイッチを入れる猫はスイッチを入れる
リリアン・J. ブラウン


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2006/10/29

とれたてホップ一番搾り

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CMで見て飲みたくなったビール。

1本でいいやと思ったのだが、なかなか1本だけでは売っていない。
そして、同居人が買ってきたのは6本パック。1本単位でも売っていたらしいが、まあいいやとパックで買ってきたらしい。

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で、飲んでみると・・・
うーん、普通の一番搾りとどう違うんでしょう?普段飲んでるのがモルツで、めったに一番搾りを飲まないので正直いってわからなかった。苦みがUP?今度、並べて飲んでみなければならないですなあ。

【ウィーン美術アカデミー名品展】

art-9 【ウィーン美術アカデミー名品展】 損保ジャパン東郷青児美術館

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ふと思い立って行ってみた展覧会。
前から行きたいなあとは思っていたのだが、同居人が割引券をもらってきたのと、おととい近くを通った際、そうだ行かなきゃと思ったのである。

久々の東郷青児美術館にて。
副題は-ルネサンスから近代まで-クラナハ、ルーベンス、レンブラント・・・

まずは、「不釣り合いなカップル」(色ボケの爺さんと金目当ての若い女性というわかりやすい主題)などのクラナハが数点見られたのが収穫である。そして、ルーベンスやムリリョなども点数が少ないがいい作品だ。

たくさんきていたオランダ絵画(社会と風俗画、風景画、静物画のパートにわかれてました)がなかなかに素晴らしく、特に静物画がおもしろい。ユニークかつ細かい絵が多く、細部までじっくり見ていたので、見るのにずいぶんと時間がかかってしまった。

渋い品揃えだが、時間をかけてゆっくり見るに値するいい作品をそろえた展覧会だと思う。見ごたえアリ。

ウィーンでは、美術史美術館しか行ったことがないのだが(大好きな美術館)、今度行ったら、是非この美術館にも行ってみたいですね。
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2006/10/28

うさぎやの靴

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靴選びは難しい、そして憂鬱である。なかなかぴったりと足にあう靴がなく、まあいいかと妥協して買うとあとで痛い目にあうことになる。

ワタクシの足は、
1.サイズが小さい。フツー22㎝を買うことにしているが、実は21㎝でも入ってしまう。お店によっては小さいサイズはあまり置いていないところも多いし、置いてあっても選択肢が少ない。
2.やや幅広で、甲高の足である。よって、先の細い靴は苦手である。
3.腰が悪いため、ヒールの高く細い靴は履けない。

こうして、先日靴を求めてあちこち歩いたのが・・・なんだ、地元国分寺にいい靴屋さんがあったじゃないの。駅ビル内にある「うさぎや」である。

小さいサイズもおいてあって、先もとがっていなくて、柔らかく、かかとも高くなく細くもない。早速1足購入した。
なにしろ、毎日のことだから、無理して靴を履くとよろしくありませんからね。
今度からここで買おう。

2006/10/27

コブクロ「ALL SINGLES BEST」 

CD-4 「ALL SINGLES BEST」 コブクロ
ALL SINGLES BEST (通常盤)
これまた欲しいなあと思っていたのだが、最近デジカメの新しいのを買って金欠気味で渋っていたところ、同居人が購入したもの。ラッキー。

その名の通りベスト盤、2枚組である。なんと、4週連続1位決定、ミリオンセラーらしい。

大ブレイクする前から聴いている身としては、ちょっとこそばゆい感じもするが、まずはめでたいことである。

コブクロ、曲も優しいメロディーでいいのだが、ヴォーカルが心に優しく響き渡る感じで好きなのです。ワタクシにとっては癒し系、リラックスして聴けるデュオ、コブクロ。これからも応援したい。

2006/10/25

「キング・コング」

本日の映画
キング・コング デラックス・エクステンデッド・エディション(3枚組)
movie-83 「キング・コング」 King Kong 2005年米

DIR:ピーター・ジャクソン
CAST:ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック、トーマス・クレッチマン、コリン・ハンクス、ジェイミー・ベル、アンディー・サーキス
STORY:1930年代ニューヨーク。映画監督デナムは、脚本家ジャックと女優アンや撮影クルーを率いて、幻の島と言われるスカイアイランドへと向かう。カールは撮影を開始するが、アンが原住民にさらわれてしまう。アンを救ったのは、キングコングだった。

☆☆☆キングコングのリメイク。

ワタクシは、1976年のジェシカ・ラング版を子供の頃から何回か見ていたのが、島での詳細な話はすっかり忘れていた(そもそもまったく同じかどうかわからないけれど)。ニューヨークに戻ってからがインパクトがあるので覚えていないのかもしれない。

さて、P・ジャクソンがかねてから映画化したいと熱望していたという、今回の「キング・コング」だが、巷で言われているほど悪くはない。
確かにちょっと長すぎるとは思う。1976年版も2時間10分くらいだったか、長いなあと感じたが、今回はなんと!3時間。島での出来事が少々長すぎてやや中だるみする。映画スタッフたちと虫(?)の戦いの場面などは短めでもよかったのではないだろう。恐竜がやたら写るので、一瞬「ジュラシック・パーク」見てるのかと錯覚してしまった(笑)。なにしろ、ニューヨークにキング・コングが登場するまでにすでに2時間20分ほどかかっているのである。もう30分くらいは縮めてもよかったんじゃないだろうか。まあ、ワタクシが長い映画が好きではないというのもあるのだが・・・

しかし、場面がニューヨークに移ってからは、スピード感もありよろしい。ラスト、アンを見るキング・コングの目に感動してしまったワタクシである。美女と野獣という普遍的テーマを最新の技術を駆使して見せる、という監督の試みは一応成功と言ってよいのではないだろうか。

主演は、N・ワッツ。1976年版に出た映画のJ・ラングがしばらくキングコングの恋人と言われしばらく映画から遠ざかっていた、ということもあったが、よく出たなあと思う。何もN・ワッツである必要はなかった気もするが、非常に強い女性像になっていたことが特徴的だろうか。N・ワッツ、かなり実年齢より若い設定の役だと思うが、この人年齢不詳というか若く見える。
アンを好きになる脚本家ジャックに、「戦場のピアニスト」のA・ブロディ。相変わらずの困り目?で、ちょっと頼りない感じだ。むしろ、目立っていたのは、J・ブラックだろうか。こういう、こすいというか、したたかな役がうまい。

オリジナル(1933年版)と見ていないからなのだろうか、意外と楽しめた作品だった。

2006/10/24

徳永英明「VOCALIST2」 

CD-3 「VOCALIST2」 徳永英明
VOCALIST2
テレビのCMで中島美嘉の「雪の華」を歌っている場面がちらっとうつって聴いてみたいなあ・・と思っていたら同居人が購入。ラッキー♪

女性アーティストの歌うバラードをカバーした作品集の第2弾。
雪の華、いい日旅立ち、あの日にかえりたい、未来予想図Ⅱ、かもめはかもめ、セカンド・ラブ、シングル・アゲイン、あなた、恋人よ、なごり雪、M、瞳はダイヤモンド、for you・・・名曲ぞろいだ。

好きな曲ばかりというのもあるけれど、オリジナルとキーや編曲が違うものの、結構違和感なく聴くことができる。声質が女性の曲向きなのだろうか。オリジナルよりもさらにやさしげに聞こえるのが不思議だ。

第1弾も欲しくなってしまった(きっとそのうち買うな)。

新潮文庫の100冊マスコット

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新潮文庫の100冊マスコットが届いた。
これっていつも忘れた頃に届くので、封筒を見てもはてなんだっけ?と思うのだ。今年もいったいどんなものもらえたんだっけと、一瞬考えてしまった。
なんだかんだいって、毎年応募しているんですね。結構無理矢理本を買ったりして。

今年のマスコット、かわいいです。

2006/10/22

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

本日の映画
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版
movie-82 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」 Harry Potter And Goblet Of Fire 2005年米
DIR:マイク・ニューウェル
CAST:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ジェイソン・アイザックス、ゲイリー・オールドマン、アラン・リックマン、マギー・スミス、ミランダ・リチャードン

STORY:4年生に進級したハリー。100年の封印を解き、三大魔法学校対抗試合がホグワーツで行われることになる。各校の代表選手は立候補した生徒から炎のゴブレットが選び出すのだが、立候補もしていないし、17歳以上という年齢にも達していないハリーが4人目の選手として選ばれてしまう。かくして、危険な対抗試合に出ることになったハリーだが・・・

☆☆☆☆ハリー・ポッターシリーズ4作目。

ハリーたちもずいぶんと成長。というか、原作より成長しすぎちゃってやや苦しい。14歳という設定だが、どう見ても14歳に見えないのが難点。でも人が変わってしまうのも違和感がありますからね。まあ目をつぶらなければならないですね。

監督は、前作から替わってマイク・ニューウェル。この監督の映画では「フォー・ウェディング」が好きだ。どんどん話は暗くなっていくけれど、監督が替わったせいか、雰囲気はむしろ少し明るくなった気がする。

ワタクシは原作をまったく読んだことがないのだが、長い話をよくまとめているのではないだろうか。対抗試合の場面など、ハラハラドキドキ、飽きさせない。

残念なのは、登場人物がだんだん多くなってきて、一人一人の活躍場面が減ってきたことだろうか。レイフ・ファインズのヴォルデモート卿が次作以降どうなっていくかは楽しみだが。

主役3人が大人にならないうちに、どんどん作っちゃってほしいですね。

2006/10/21

吉祥寺:あろいなべた

仕事帰りに、吉祥寺三浦屋地下に7月オープンした、タイ屋台料理のお店「あろいなべた」で昼食。有楽町にあるお店のフランチャイズ店らしい。

全体的に金属・・・机、椅子、食器、コップすべてが金属。コップは、歯医者のコップのちょっと大きいやつみたいだ(笑)。屋台風というだけあって、店のしきりはなく、ちょっと落ちつかない気もしないではない(それが屋台風?)。

お料理はすべて630円。セットでも単品でもの単一料金である。

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ワタクシが頼んだのはDセット。
ゲーン・ペッ・ムー(豚肉とじゃがいものイエローカレー)。
ムー・サップ・カイケム(挽肉と卵の塩漬けの炒め物)。
マラ・バッ・カイ(ゴーヤと卵の炒め物)。

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同居人が頼んだのはEセット。
パッ・ペッ・クン・アクアヤオ(エビとナスのレッドカレー炒め)。
ムー・ホン(タイ風豚の角煮)。
パッ・パッカートドーン(高菜と卵の炒め物)。

頼むと割とすぐに出てくる。作りおきしてるんでしょうね。熱々ではない。
でも、結構本格的な味でおいしい。カレーもしっかり辛い(同居人の方が辛かった)。案外気に入ったのは挽肉と卵の塩漬けの炒め物。卵の塩漬けなるものははじめて食べたが、独特の風味だ。

なんといってもこの値段は安い!今度は是非カオマンガイ(鶏めし)なども食べてみたい。

2006/10/20

ジュリー・アンドリュース「エーデルワイス」

Broadway: The Music of Richard Rodgers
明日が出勤日なので今日はお休み。
いやはや、しかし最近は仕事が超忙しくてかなりヨレヨレだ。いつもよりはちょっと寝坊はしたが、睡眠不足で目の下の隈がすごい。朝から朝寝といきたいところだが、そうもいかないのが悲しいところ。
掃除をしながら聞こうと取り出したのは・・・

ジュリー・アンドリュース「エーデルワイス」。デビュー40周年を記念に録音されたロジャースの曲の数々である。

ワタクシのもっとも好きな映画は子供の頃から変わらず、「サウンド・オブ・ミュージック」。この映画のことはいつかじっくり書くとして、毎年1回以上は必ず見直す映画なのだ。もちろん、サントラも母親が持っていたレコード盤+CDを持っていてしょっちゅう聞いている。
何度も見て聞いているので、そらで歌えちゃうくらいだ。

この映画のジュリー・アンドリュースはとても素晴らしいのだが、「メリー・ポピンズ」や「モダン・ミリー」も好き。もちろん、サントラも保有。
そんなJ・アンドリュースが縁の深いリチャード・ロジャース作品をうたうというので、出た当時(1994年)即買いに走ったCDだ。「サウンド・オブ・ミュージック」や「マイフェア・レディ」、「回転木馬」、「王様と私」などミュージカル好きにはおなじみの名曲ぞろいで、時々聴きたくなる1枚。

ホントは、掃除しながらなんかじゃなくて、紅茶でも飲みながらゆったり聴くのがふさわしいんだけどね。

k.m.p(ムラマツエリコ、なかがわみどり)『エジプトがすきだから』

本日の本
エジプトがすきだから。
book-47 『エジプトがすきだから』 k.m.p(ムラマツエリコ、なかがわみどり)著 角川文庫

『ベトナムぐるぐる』に続いて読んだk.m.pこと金もーけプロジェクトのお二人の旅エッセイ。『ベトナム・・・』より前に出た本である。

『ベトナム・・・』でも、こりゃなかなか大変な旅だなと思ったが、エジプトはさらに大変!

エジプトは行ってみたい遺跡はたくさんあるし、博物館も是非行ってみたいし、行った人からは是非一度は、と話に聞くのだが、なかなか行けそうもない国の筆頭にあがる国なのである。
ワタクシは自慢ではないが、おなかが弱いので行く自身がない・・・丈夫な友人でも医者を呼んだという話も聞いているので。

このお二人も、一人はおなかが弱く、一人は日射病になりやすいそうで、実際具合も悪くなったりしているが、何度も旅しているところをみると、やはり魅力的な国なのだろう。
いつかは行ってみたいものだ。

2006/10/18

椎名誠『椎名誠写真館』

本日の本

book-46 『椎名誠写真館』 椎名誠著 朝日文庫

「写真家」としてのシーナ氏の作品集。

10年前の作品なので、まだシーナ氏が映画づくりに没頭している頃。というわけで、映画にちなんだ写真もたくさん。モンゴルから西表島まで、様々な場所で撮った写真がおさめられていて、めずらしい風景や動物や、いろいろだが、やはり人の写真が一番印象的だろうか。実にいい表情が映し出されているのである。

写真を撮ろうとすると、人はつい身構えてしまうものだが、自然な写真なのである。自身の子供たちの写真も、実にいきいきとしたいい写真ばかり。

文庫版でなく大きい版で見てみたかった。

椎名誠写真館椎名誠写真館
椎名 誠


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「砂と霧の家」

本日の映画
砂と霧の家 特別版
movie-81 「砂と霧の家」 House Of Sand And Fog 2003年米

DIR:ヴァディム・パールマン
CAST:ジェニファー・コネリー、ベン・キングズレー、ロン・エルダード、ショーレ・アグダシュルー、フランシス・フィッシャー
STORY:亡き父が残した海辺の一軒家に一人住むキャシー。夫に去られた彼女は仕事もせず漫然と過ごしてたが、役所の手違いからわずかな税金未納で家を差し押さえられてしまい、イランから亡命者ベラーニのものとなってしまった。キャシーは家を取り戻そうとするが、ベラーニは応じなかった。

☆☆☆重くて悲しい物語である。

キャシーは、夫に捨てられたショックか、働くこともせずただ怠惰に毎日を過ごし、家が人手に渡ると、なんとか取り戻そうとする。家が最後のよりどころだったのだろうか。恐いくらいの執着ぶりである。

キャシーの家を買ったベラーニは、故国イランでは上流階級だったが、アメリカでは肉体労働を余儀なくされている。家族にも友人にも本当の仕事のことが言えないベラーニは、安く買った家を転売することでもうけようとする。

ベラーニの妻は、上流の暮らしが忘れられず、ベラーニを責めてばかり。結果的にベラーニを追いつめてしまう。

そこで登場するのが、キャシーを好きになり、家を取り戻すのを手伝おうとする保安官レスター。移民への差別意識もあらわに保安官の権威を笠に着て、ちからづくでキャシーに家を取り戻してやろうとする。

キャシーが、郡からの手紙をきちんと見ていれば、郡のミスがなければ、ベラーニが元の値では家を返さないと言わなければ、レスターがおせっかいをやかなければ・・・防げたのかもしれないのに、悲劇は起きてしまう。自殺未遂をおこしたキャシーと、ベラーニ一家がようやく心を通わせたと思ったのに・・・

結局誰が一番悪いというわけではないのに、と考えるとよりいっそう悲しい結末に思えてくる。

J・コネリー、B・キングズレー、S・アグダシュルー(一瞬アン・バンクロフトに見えてしまった)3人の緊張感のある演技で、胸にずしりとくる映画となった。

2006/10/16

ギリシャみやげ

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ギリシャみやげにいただいた物の数々。

上からスカーフ(柄がギリシャっぽい)、右がTシャツ(サントリーニ島?)。
そしてリクエストした豆2種。ワタクシは豆がなんでも大好きで、ギリシャに行くと聞いてビスタッチオをリクエストしたら、もう一袋おまけがついてきた。うれしい。
しかも、これまた大好きなドライいちじくも!これまたうれしい。

2006/10/15

オリンパスFE-190

同居人が小さい目覚まし時計とお風呂のラジオを買いに電気屋さんに行くというので、ついていった。デジカメを見たいと思っていたので・・・

出かける時点では買うつもりはまったくなかったのだけど、妙に気に入ったデジカメがあって、数十分お店をぐるぐるまわりながら悩んだあげく買ってしまった。オリンパスのFE-190である(600万画素。21800円)。
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買うポイントとしては
1.コンパクトで持ち運びが楽なこと
2.手ぶれ防止機能がついていること
3.接写ができること
4.できれば今までと同じメディアであること
いつでもどこでも持ち歩けて、お店で食べ物がパッととれたらいいなという趣旨である。今持っているのもそれほど大きいわけではないけれど、ちっちゃなバッグに入れると邪魔になるし、あまり近づいては撮れないからだ。

で、見つけたのが、以前からずっと使っている、お気に入りのオリンパスのカメラ。今までよりずっと軽くて(110グラム)、ブレ軽減モードがあり、5㎝まで寄ることができ、XDピクチャーカード、と全部の要件を満たす。お料理撮影モードもあってなかなかよろしい。
ちっちゃなケースも買い、ギネスのストラップをつけて、ゴキゲン♪

ただ、ボーナスが出たら買おうと思っていたので、今度のボーナスが出ても何も買えません(笑)。

おまけ。
同居人が買ったお風呂用ラジオ。
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2006/10/14

中野:佐世保バーガーZats Burger cafe中野ツタヤ横店

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前々から行きたいと思っていたお店、「佐世保バーガーZats Burger cafe」中野ツタヤ横店についであがあったので行ってみた。

はじめて行ったので、フツーに佐世保バーガーレギュラーサイズと、飲み物は私がアールグレイ(アイス)、同居人がアイスコーヒーを注文。ぐるなびのクーポン持参だったので、スペシャルポテトがおまけ。スパイシーなポテトでこれは非売品らしい。

佐世保は元々米海軍の基地があったことから、ハンバーガー店がたくさんでき、広まったらしい。ハンバーガーショップマップもあるらしい。作り置きせず、注文を受けてから作るので某ハンバーガー大手チェーンなど比べ物にならないおいしさである。

しかし、注文を受けてからなので、時間がかかるのは覚悟しなければならない。ハンバーガーならすぐ食べられると思うと間違い。今日も注文してから結構待った(それでもまだいい方かも)。

「押しつぶして食べて下さい」と言われたので?と思ったが、確かにこの高さではつぶさないと口に入らない。
パティ、トマト、レタス、玉ねぎ、卵、ベーコン、チーズ入り。バンズも焼いてあって香ばしい。ソースは若干甘め。お値段は高めだけど(レギュラー680円、ジャンボ1260円)、ボリュームは結構ある。
ハンバーガーで満足したのは、カナダ以来だった・・・

佐世保に行く機会があったら、ハンバーガーショップめぐりだな。

東京都中野区中野3-35-6
Zats Burger cafe

ついでに久々に(15年以上行ったことがなかった)中野ブロードウェイに行ったらびっくり!かなりディープな世界になっていた。フィギュアショップやら、コスチュームのお店やら。まんだらけも健在。昔はここまでマニアックじゃなかったですね。

淡麗アルファ・白麒麟・銀座カクテルマンゴー

夕食の時のお酒は、平日はビール、休日はビール+ワイン、というのがフツーなのだが、今週はちょっと違うものを飲んでみた。

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まずは淡麗アルファ。プリン体99%カット、糖質60%カットである。淡麗のグリーンラベルは糖質カットのみで、これはまだ飲めるが、アルファはいけません。プリン体カットだと、なんともいえぬ味。プリン体が重要な役割を果たしてるんですね。あと1缶あるけど、どうしよう。

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そして、本日の1本目。白麒麟。発泡酒としては、味がはっきりしている方だと思う。これなら、たまにビールのかわりに飲んでもよさそうだが、冬季限定発売なんですな。

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本日の2本目は、銀座カクテルマンゴー。さかんに宣伝しているあれ。なんでも、かの千疋屋の選んだフルーツ使用とか。甘いお酒は苦手なのだが・・・うーむ甘い!飲み終えるのに苦労。料理にはあわない。つまみもなかなかあわせるのは難しそう。ということで、ドライマンゴーとともにいただいた。もう1種類、メロンもきっと甘いんだろうなあ。

2006/10/12

シーズン終了間近

パ・リーグは日本ハムが優勝。日本シリーズは中日vs日本ハムとなった。

しかし、ワタクシは阪神ファンなので、すでに自分の気持ちの中では野球シーズンは終了しているのである。最後は阪神も結構がんばったのになー。追い上げたものの一歩及ばず残念。

でも、セ・リーグはこのところ中日と阪神が交互に優勝しているから、来年は阪神の番!と信じて来年も応援するのだ。

2006/10/11

エドワード・D・ホック『サム・ホーソーンの事件簿Ⅳ』

本日の本
サム・ホーソーンの事件簿 IV
book-45 『サム・ホーソーンの事件簿Ⅳ』 エドワード・D・ホック著 創元推理文庫

STORY:被害妄想から通電フェンスをめぐらした家に住む男が殺された。FBIも見張る密室状態の家でいかにして殺されたのか(要塞と化した農家の謎)。他、西部探偵ベン・スノウもの1編を含む13編。

☆☆☆不可能犯罪を解き明かす医師探偵サム・ホーソーン物第4弾。
今回もまた難解な(でも謎解きされると、なるほどと膝をうつ)不可能犯罪もの満載の1冊。想像力だけではいまいち理解できなくて、図に書いてみたくなる話もあったりもするのだが、なかなか粒ぞろい。中でも、ある男の存在を3人に否定される謎をとく「皮服の男の謎」が気に入った。

まだまだ作品があるようなので、このシリーズもまだ何冊かは出るだろうか。楽しみである。

映像化もするときっとおもしろいのでは?

2006/10/10

リラックマミニボトルライト

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ペットボトルの飲み物を買う場合、特に今これが飲みたい!というのがなければ、おまけのあ
るなしで買ってしまうワタクシ。これで、リラックマグッズがついていたら即買いである。

先月、リッラクマボトルライトがついていたので伊藤園のお茶を買おうとしたのだが・・・
なんとコリラックマのしか残っていなかった。その後もお茶を買う機会があったが、やはり残っていたのはコリラックマ。リラックマが欲しかったのに・・・

やっぱり、リラックマがついている方から売り切れてしまうのだろうか?朝一で買いに行けばよいのだろうか?前もリラックマのマスコットがついていた時期があってゲットしようと行ったのだが、やっぱりコリラックマしかなかった。うーむ・・・


2006/10/09

細川智栄子『王家の紋章』

本日の本
王家の紋章 (34)

先日、「王家の紋章」文庫版11巻を購入、昨日読了。
「王家の紋章」というと、昔10巻くらいまで読んだところでながらく中断していたのだが、文庫版が出たのをきっかけに、じーっと文庫の新刊が出るのを待つ身に。
しかし、文庫版はたまにしか出なくて待ち遠しい。何せ単行本(?というのか?)はもう51巻まで出ているのだから・・・

そうだ!古本屋で買えばいいや。
と思いついて、本日23巻~34巻まで購入(24巻は売り切れだった・・・)。そして31巻まで一気読み。うーん、おもしろい。

展開の偉大なるワンパターンさ(古代にタイムスリップしてしまったキャロル→エジプトの王メンフィスとの愛→他国の王(王子)にさらわれる→メンフィスが駆けつける→たまに現代に戻る→再びタイムスリップ)にもかかわらずあきないんですねー。話のつじつまがいまいちあってないとか、時代考証が少々変、とかいろいろとツッコミどころ満載だけど、なんかツボにはまる漫画なんである。

しかし、この漫画いつか完結するんだろうか?ちなみに、「ガラスの仮面」はついにリタイアしてしまったワタクシであります(笑)。

2006/10/08

新しい長靴

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庭の植え替えの時期がやってきた。今日は第一陣。

苗を買いに行ったついでに、長靴も見てみた。もう1年以上前から買い換えたかったのだが、なんとなく買わずにいた。が、いくらなんでもぼろぼろだったので、ついに新しい物を買うことに。

少し長めだが、柔らかくてかがんだ時も無理なく曲がるちょうどいい長靴を発見。980円也。
あいにくと22.5からしかなかったが妥協。普段は22㎝でも若干大きかったりするワタクシの足であるが、まあ長靴ならいいかと。
でも雨の日に履いて出かけるとスポーンと脱げそうな・・・・


岡本太郎美術館

art-8 岡本太郎美術館

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昨年からずっと行こう行こうと言っていた川崎市岡本太郎美術館にようやく行くことができた。川崎市生田緑地内にある美術館である。

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岡本太郎のイメージというと、まずは「太陽の塔」(本日、ミュージアムショップで同居人が太陽の塔ストラップを購入)、そして「芸術は爆発だ!」という台詞だが、それほど多くの作品を見たことがあるわけではない。

15分ほどのビデオを見た後、入館。まずは常設展示である。
パリ時代にはじまり、年代ごとに作品が並んでいて、太郎氏の芸術の変遷がわかりやすい。
パリ時代は、まだ他の画家の影響がかなり大きいが、1950年代になるとはっきりとした岡本太郎の作風があらわれてくる。原色も鮮やかで、強いメッセージ性もある。「森の掟」が印象的。
1960年代になると、少し色のトーンが落ちるものの、再び鮮やかな色は復活。次第に描かれる絵の中の形が崩れてくるものの、色使いは益々鮮やかに。とにかく、どの作品からも太郎氏のエネルギーが伝わってくる。

常設展示だけでも結構な作品数だったのだが、その後に企画展示。今日からはじまったのは、「岡本太郎の絵画 衝動から実現まで」展。デッサン~エスキース(ドラフト)~完成品に至る過程を見せるという企画。イメージとしてはいきなり心の赴くままにキャンバスに描いていきそうな太郎氏が実は、何度も繰り返し描きながら完成させていくのだ、ということを知ってちょっと驚きだった。

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絵画、彫刻、エッセイ、写真(写真も撮っていたとは知らなかった)、デザインと色々な分野で活躍した岡本太郎。そのエネルギッシュな生き方を知ることができる、見ごたえのある美術館だった。個人美術館というと、こじんまりしたものが多いが、この美術館はかなり広く、ゆっくりと時間をとってまわるのがよいだろう。

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美術館の帰りに稲城の梨を購入。夕方だったからか、3個入り1575円のところ、消費税をおまけしてくれた上、1個おまけをしてくれた。大きな立派な梨!

2006/10/07

k.m.p(ムラマツエリコ、なかがわみどり)『ベトナムぐるぐる』

本日の本
ベトナムぐるぐる。
book-44 『ベトナムぐるぐる』 k.m.p(ムラマツエリコ、なかがわみどり)著 角川文庫

すっかり気に入ったk.m.pこと金もーけプロジェクトのお二人の旅エッセイ、ベトナム編。

軟弱な旅行者であるワタクシからすると(アジア方面に旅をしなくなってから8年以上たつし)、いやはやもう大変な旅である。

楽しいこと、うれしいことより、大変なこと、腹が立つこと、つらいこと、の方が多そうだ。が、「怒れば怒るほど、辛ければ辛いほど・・・その旅、その国への想いが強くなる」というのはよくわかる。旅でアクシデントがあると、その時はどうしようと青ざめるけれど、あとから振り返ってみると笑い話になったり、いい想い出になっていたり。
そして、自分の行きたい処にいく、食べたものを食べる、したいことをする、というのが当たり前のことだけど、旅を楽しくする基本的なポイント。2人の旅はもちろんのことながらこのポイントをしっかり押さえているので、いきいきしていて、たのしそう。

あ、しかし、ワタクシが行くと絶対おなか壊しますね(笑)。

2006/10/05

「ペイチェック 消された記憶」

本日の映画
ペイチェック 消された記憶
movie-80 「ペイチェック 消された記憶」 Paycheck 2003年米

DIR:ジョン・ウー
CAST:ベン・アフレック、アーロン・エッカート、ユマ・サーマン、ジョー・モートン、ポール・ジアマッティ
STORY:近未来。フリーのコンピューターエンジニアのマイケルはハイテク企業と契約を結び、仕事終了後その期間の記憶を消されることを条件に、高い報酬を得ていた。巨大企業のオールコム社から破格の報酬を提示され、極秘プロジェクトに参加したマイケルだが、終了後うけとったのはお金ではなく、19個のアイテムが入った封筒のみだった・・・

☆☆☆フィリップ・K・ディック原作のSF。

あまり評判のよくない本作だが、どうして、ワタクシ的には結構おもしろかった。

記憶を消されることを条件に多額の報酬を得ていた男が、あるビッグプロジェクト終了後受け取ったのは、一見ガラクタにしか見えない19個のアイテム。しかもそれは自分が自らに送ったものだったことが判明・・・
1個1個そのアイテムの謎を解きながら、真相に迫っていくあたり、ミステリファンとしてはうれしい展開である。しかも、自分宛に送ったアイテムは20個だったのに19個しか見あたらずあと1個はどうなったか、という謎にもワクワクする。

マイケルがU・サーマン演じるレイチェルに再会した以後がちょっともたつけれど、その後はJ・ウーらしいアクションの連続で一気にラストまで。J・ウー自身の昔の映画のアクション場面と似てる気もするが・・・U・サーマンのアクションは同じ年に公開された「キル・ビル」もそうだが足が長くて格好いい。

ただ、残念だったのは、主役がB・アフレックだったこと。B・アフレック、どうしても天才的なエンジニアには見えないんである。なんかこう、もさっとして見えて・・・(以前も弁護士には見えない、と書いたこともあるけど)とか言って、彼の出演作は結構見てるんですけどね。ファンの方、ごめんなさい。

2006/10/04

アンフェアthe special

ワタクシは日本のドラマはほとんど見ないのだが、昨日ふとテレビをつけたらやっていた篠原涼子主演「アンフェアthe special コード・ブレーキング-暗号解読」をついつい見てしまった。

今年はじめにやっていたテレビシリーズを1回も見ていなかったので、?というところもあるにはあったけれど、ついつい熱中してしまった。ハードボイルドっぽい雰囲気と、本格ミステリっぽいストーリーがうまくミックス。ありえない話の展開ながら(嘘だろーと言いつつ)最後まで見てしまったのだった。

シリーズも見たかったなあ。しかし、このスペシャルを見てしまったことで、シリーズの犯人はわかってしまったわけで、うーむ、今更見てもおもしろくはないか。
しかも、このスペシャル、思わせぶりな・・・話がまだ続くなという終わり方だと思ったら、来春映画が公開されるそうで。最近こういう売り方多いなあ。商売うまいね(笑)。

アンフェア DVD-BOX

2006/10/03

「X-MEN2」

本日の映画
X-MEN2
movie-79 「X-MEN2」 2003年米

DIR:ブライアン・シンガー
CAST:パトリック・スチュワート、ヒュー・ジャックマン、イアン・マッケラン、ハリー・ベリー、ファムケ・ヤンセン、ジェームズ・マースデン、レベッカ・ローミン・ステイモス、アラン・カミング、アンナ・パキン、ブライアン・コックス、ブルース・デヴィソン
STORY:謎のミュータントによる大統領暗殺未遂事件が発生。一時は人類とミュータントとの間に平和が訪れたかに見えたが、この事件をきっかけに反ミュータント運動が加速。その運動の先頭にたったのは、富豪のストライカーだった。

☆☆☆3が公開されたので、2を早く見ておかねばと思い見た次第。とはいえ、3を見に行く予定もないんだけど。

前作の説明もなくいきなりストーリーは始まる。
1作目を見たのはそれほど前ではないけれど、一瞬思い出すまで見るのもエンジンがかからない。1作目を見ずにこの2作目を見るとちとつらいかもしれない。
はじめはあまり気分が乗らないまま見ていたのだが、ストーリーが見えてくるに従いぐんぐんおもしろくなってきた。原作のアメコミを知らないので、よくわからない部分があるにはあるが、それほど支障はない。

まあしかし、こういった映画はどちらかと言えばCGを多用したダイナミックな映像の方を楽しむべきなのかも。実際、見とれてしまう場面はいくつもある。ただし、こういった映像がお好きな方に限りますが。

ミュータントは前作より増えたりしていて、これ以上増えるとわからなくなりそうだが(笑)、新登場のA・カミングがなかなかチャーミング(特殊メイクで顔よくわからなくなってるけど)。
それにしても、サー・イアン・マッケラン、いろいろな映画に出ますなあ(笑)。

2006/10/02

椎名誠『どうせ今夜も波の上』

本日の本
どうせ今夜も波の上
book-43 『どうせ今夜も波の上』 椎名誠著 文藝春秋

週間文春連載の新宿赤マントシリーズ(今は風まかせ赤マントですか?)の最新刊。
普段通勤には文庫本しか持たないのだが、これは別。片手ではめくりにくいけれど、がんばって読んでいます。

相変わらず、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり大忙しのシーナ氏。その旅の様子や、食べ物の話はもちろん楽しいのだが、シーナ氏と怒りのポイントが同じなので、いちいち頷くことばかり。
それと、なくてはならないのは、沢野のウマヘタ絵。なんかわかったようなわからないような、主題にあってるような微妙にはずれているようなイラストもついつい細かく見てしまう。

と、大好きなエッセイであるにもかかわらず、週間文春は銀行でしか読まないワタクシ・・・

2006/10/01

「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」

本日の映画
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション
movie-78 「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」 Wallace & Gromit In The Curse Of The Were-Rabbit 2005年米英

DIR:ニック・パーク、スティーヴ・ボックス
STORY:町一番のお祭り、巨大野菜コンテストを目前にしてウサギの害に悩まされる町の人々。発明家ウォレスと愛犬グルミットはウサギ回収マシーンを開発、ウサギの駆除をしていたが、ある夜、巨大ウサギが出現、次々に巨大野菜が食い荒らされてしまう。

☆☆☆ワタクシはクレイアニメが大好き。フルCGアニメより好きかも。ピングーとか・・・
時間と手間をかけて作られるクレイアニメだが、スムーズな動きは全く違和感がない。

ストーリーは子供向けな感じもあるが、キングコングとか、サンダーバードとか、キングソロモンとかのパロディ的要素もあり、ニヤニヤクスクス。大人の方もそういったところは楽しめると思う。まあどちらかというと子供向けだが。

原語で見るか?吹き替えで見るか?迷ったが、今までも欽ちゃんの声で見ていたので、今回も吹き替えで。決してぴったりの声じゃないと思うのに、なぜかなじんでいる欽ちゃんの声。でも、今回はヘレナ・ボナム・カーターやレイフ・ファインズが声の出演をしていたようなので、こちらで見てもよかったかも・・・

ウォレスがチーズ好きだということに非常に親近感を覚えるけれど、ワタクシは断然グルミットのファン。賢くて、けなげで、ご主人思いで・・・声は出さないけれど、表情が豊かでついついじっと見てしまう。それだけ、よくできてるんですね、粘土細工が。

アカデミー賞はきっと、その膨大な労力に対して与えられたのでしょう。

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