リリアン・J・ブラウン『猫はシェイクスピアを知っている』
本日の本
book-53 『猫はシェイクスピアを知っている』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:遺産の広大な屋敷で暮らす元新聞記者クィララン。シェークスピアの本を本棚から落とすなど、様子のおかしいココ。するとその日、ピカックスの唯一の新聞社ピカックス・ピカユーンの経営者シニアが死亡、新聞社も火事で焼けてしまう。
☆☆☆シャム猫ココシリーズ第7弾。
だいぶ田舎暮らしに慣れてきたクィラランだが、まだピカックスの大雪には慣れていない模様。そして、大金持ちの暮らしにもいまだとまどっている様子。なにせ、大きなお屋敷には住まず、ガレージ上の元使用人に部屋で暮らしているのだから・・・
今回は、前作で家政婦として呼ばれたアイリス・コブ夫人が重要な役割を果たすのだが、この人、徹底的に男性運が悪いらしい。
対して、クィラランは、あれ?前作では女医メリンダといい雰囲気だったのに、今作では図書館員のポリーが恋人になっている。この間何が?という説明は1行くらいで終わってしまっているのでよくはわからない。
今回もバタバタと人が死ぬのだけど(ミステリーですからね)、えーこの人まで死んじゃうのという人も退場。うーん、ホントに登場人物がどんどん減ってしまう気がするのだが大丈夫なのだろうか。
ココは今回も特殊な才能を発揮しているが、ヤムヤムはあまり出番がありませんでした。
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