オペラ「セビリアの理髪師」
opera-4 「セビリアの理髪師」 新国立劇場
指揮:ミケーレ・カルッリ
CAST:ローレンス・ブラウンリー、ダニエラ・バルチェッローナ、マウリツィオ・ムラーロ、ラッセル・ブラウン、妻屋秀和
STORY:アルマヴィーラ伯爵はロジーナに一目惚れ。だが、ロジーナの財産目当ての後見人バルトロのせいでなかなかアプローチできない。困った伯爵は街の何でも屋フィガロに相談、なんとかロジーナに接近するが大騒動が巻き起こる。
今年4本目のオペラは、オペラ・ブッファ(喜劇)の傑作「セビリアの理髪師」。
映画等では悲劇より喜劇が大好きなのだが、オペラに限っていえば悲劇の方が好き。ドラマチックなので・・・
が、今日のオペラは楽しく盛り上がってなかなかによかった。
まず、舞台のセットが素晴らしい。オペラというとだいたいがシンプルなセットが多いが、今回の舞台はカラフルでおもしろい。なんだかミュージカルの舞台みたいだ。360度すべてを使うセットで、これが効果的に使われている。
そしてユーモアたっぷりの演出。会場からは幾度となくどっと笑い声が響いていた。
出演者では、フィガロ役のブラウンがコミカルかつ声も素敵。ロジーナ役のバルチェッローナも音域が広く、低いところから高いところもまで美しい声だった。バルトロ役のムラーロも演技が素晴らしい。伯爵役のブラウンリーは、この3人に比べるとやや苦しいけれど、おもしろいキャラクターではあったと思う。
今年のオペラはこれにて終了。
来年は、「さまよえるオランダ人」で幕開け予定です。
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