リリアン・J・ブラウン『猫は糊をなめる』
本日の本
book-54 『猫は糊をなめる』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:新しい新聞が創刊されることになる落ち着かない富豪のクィララン。一面を飾る記事がないと悩む彼の元に、銀行家の息子夫妻の殺害のニュースが。ものとりの仕業と警察は断定したが、クィラランの口ひげがそうでないことを物語っていた。
☆☆☆シャム猫ココシリーズ第8弾。
前作でいい感じになった司書のポリーとはいまひとつしっくりいかない、という展開ではじまる本作。お金持ちになったからか?クィラランはモテモテで、インテリアデザイナーのフランセスカと一瞬いいムードになったりする。なかなか落ち着くとこに落ち着かないな、クィララン(笑)。
ココは糊ばっかりなめていて、ちっとも活躍しないように見えて実は・・・やっぱり賢いココである。
本筋のトリック自体は、かなり古典的なもので、途中で読めてしまう人もいると思うが、このシリーズ、脇筋がおもしろいので最後まで楽しく読める。
しかし、登場人物がだんだん増えてきて、それまでに登場した人たちが方々に顔を出したりするから、この人誰だったっけ?と思うことも。人物事典買おうかしらん。
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