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2007年2月

2007/02/28

「スカートの翼ひろげて」

本日の映画
スカートの翼ひろげて
movie-15 「スカートの翼ひろげて」 The Land Girls 1998年英

DIR:デヴィッド・リーランド
CAST:キャサリン・マコーマック、レイチェル・ワイズ、アンナ・フリエル、スティーヴン・マッキントッシュ
STORY:第2次世界大戦下のイギリス。農地の人手不足解消のため政府が結成した女性のボランティア団体、農業促進婦人会からある農場に派遣されたステラ、アグ、プルー。彼女たちは次第に仕事にも慣れていくが、戦争はすぐそこまできていた。


☆☆R・ワイズのファンなので見てみようと思ったのだが・・・
うーん、なんというか中途半端な映画であった。


ワタクシ的には、もっと戦時下の生活の厳しさや、農業促進婦人会なるものが果たした役割だとかをもっと詳しく描いてほしかったのだが、どうやら焦点は3人の恋模様。それも、互いに婚約者のいる身である良家の娘ステラと、農場の一人息子のジョーの恋の行方がメインなのだが、残念ながら演じる二人(マコーマック&マッキントッシュ)に華がないので盛り上がらないのである。せっかく、ラストで悲しい場面が・・・と思ったのだがやっぱり盛り上がらず終わってしまうので、ちょっとがっかりであった。
期待のR・ワイズも若いなあというだけで、それほど見せ場もなし。


農場主のローレンス氏が大好きだと言う、丘の風景がきれいなのが一番の見せ場だった、というのはちょっと悲しかった。

2007/02/27

「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」

本日の映画
ピーター・セラーズの愛し方~ライフ・イズ・コメディ!
movie-14 「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」 The Life And Death Of Peter Sellers  2004年米英


DIR:スティーヴン・ホプキンス
CAST:ジェフリー・ラッシュ、シャーリーズ・セロン、エミリー・ワトソン、ジョン・リスゴー、ミリアム・マーゴリーズ、スティーヴン・フライ、スタンリー・トゥッチ
STORY:1950年代ロンドン。ラジオの人気者ピーター・セラーズは映画界への進出を狙うが、ハンサムでない彼にはなかなかチャンスがめぐってこない。ようやく念願の映画出演を果たし徐々に成功への階段をかけあがるが、相手役のソフィア・ローレンに一方的に熱をあげ、家庭が崩壊していく。


☆☆☆喜劇俳優ピーター・セラーズの生涯を描いた映画。


P・セラーズというと一番に思い浮かぶのはやっぱりピンク・パンサーシリーズ。アクが強くて正直そんなに好きではないのだが(特に何作も出てくると・・・)、コメディの天才であったのは確かなようだ。「紳士泥棒」とか「マダムと泥棒」なんかは好き。おとぎ話みたいな晩年の「チャンス」もよかった。


天才と言われるヒトにありがちだけれど、映画を見る限りP・セラーズも相当にめちゃくちゃなヒトだったようだ。
超マザコンで、気むずかしくて、何か気に入らないことがあると、家中の物は壊すわ、撮影はすっぽかすわ・・・2番目の妻、スェーデン女優ブリット・エクランドと結婚したのは、なんと占い師にB・Eのイニシャルの女性が運命の人だと言われたからだという(その後ご存知のとおり離婚)!その後もこの怪しげな占い師にべったり。
次第に人気にもかげりが見え、お金のためにピンク・パンサーシリーズにで続けるしかなかったその悲哀。みんなを大いに笑わせたスターの影の部分を描くこの映画だが、P・セラーズをリアルタイムではないが知っている身としては予想以上におもしろかった。


主役のジェフリー・ラッシュ、はじめはあんまり似てないなあと思ったが、どんどん似て見えた。さすが、何をやらせてもなりきる人だ。
B・EのC・セロンははっきりいって全然似てないけど、60年代の雰囲気は出てますね。その他、B・エドワーズ監督のJ・リスゴー、S・キューブリック監督のS・トゥッチなど、かなり微妙ではあるけれど(笑)、映画界の裏エピソード満載のこの映画、昔っからの映画ファンの方は特に楽しめる映画だと思う。ピーター・セラーズをまったく知らないとちとキツイかもしれませんけどね。

2007/02/26

第79回アカデミー賞授賞式

アカデミー賞発表!
主な結果は次のとおり。


だいぶはずしたなあ(笑)。助演男優賞の予想変えなきゃよかった・・・


【作品賞】「ディパーテッド」・・・娯楽作品はどうかと思ったのだが・・・
【監督賞】マーティン・スコセッシ・・・ハリウッドにはなぜか嫌われていると思っていたので意外。作品賞とともに功労賞的意味あいも大きいのだろうか。
【主演男優賞】フォレスト・ウィテカー・・・順当。なんでも演じられる俳優さんなのでこれからもいろいろな役を見せてくれそうだ。
【主演女優賞】ヘレン・ミレン・・・これまた順当。うまい役者さんなのでいつかはとってほしいと思っていた。この人の第一容疑者シリーズ、骨太でいいです。
【助演男優賞】アラン・アーキン・・・予想ははずしたけど、是非とってほしいと思っていたのでうれしい。若い頃の「暗くなるまで待って」が印象的だった。
【助演女優賞】ジェニファー・ハドソン・・・やっぱり強かった。こういうサクセス・ストーリー、アメリカ人って好きだなあ。今後に期待。


授賞式の録画を見たら、また感想を書きたいと思います。

2007/02/25

第79回アカデミー賞最終予想

いよいよ明日はアカデミー賞授賞式。
ということで恒例最終予想をしてみよう!(ノミネート時の予想はこちら
とはいっても、例によって例のごとく、ほとんど見ていない作品ばかりなので(映画情報番組で見ただけ)かなりいい加減な予想であります。


【作品賞】「バベル」・・・こういうの、アカデミー賞会員が好きそう。去年に続いて群像劇の勝利?
【監督賞】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ・・・作品賞をとれば・・・
【主演男優賞】フォレスト・ウィテカー・・・アミンの目に宿る狂気がすごい
【主演女優賞】ヘレン・ミレン・・・女王のなりきぶりが見事
【助演男優賞】エディー・マーフィー・・・助演女優賞と揃って「ドリームガールズ」にいきそうな気が・・・
【助演女優賞】ジェニファー・ハドソン・・・勢いからいってこの人でしょう
助演男優賞だけ予想をかえてみました。


果たしてどうなることか?明日が楽しみです。

2007/02/24

「モンスター」

本日の映画
モンスター
movie-13 「モンスター」 Monster 2003年米独


DIR:パティ・ジェンキンス
CAST:シャーリーズ・セロン、クリスティーナ・リッチ、ブルース・ダーン、スコット・ウィルソン
STORY:ヒッチハイクをしながら身体を売る生活に疲れ、自殺する前に有り金を使い果たそうと飛び込んだバーで、セルビーという女性と出会ったアイリーン。生まれてはじめて偏見なく自分を受け入れてくれる人に出会ったアイリーンは、セルビーと暮らすため、再び道ばたに立つが、半殺しの目にあって思わず銃の引き金をひいてしまう・・・


☆☆☆実在の女性連続殺人犯として死刑となった実在の人物アイリーン・ウォーノスを演じてC・セロンがアカデミー主演女優賞に輝いた映画。


主人公は実に不幸な女性である。
不幸な生い立ち(このあたりは映画ではさらりとしか描かれていないが)がもとで、どこまでも堕ちていくアイリーン。はじめて、自分を一人の人間として受け入れてくれたセルビーにすべてを捧げ、2人で生活するためついには殺人まで犯してしまう。1人殺してしまうと、あとはお金や車を手に入れるために次々と殺人を重ねるアイリーン。すべてはセルビーのためだったのに、最後はセルビーに裏切られ、裏切りを知っても全部の罪を自らかぶったアイリーンが哀れでならない。勿論、アイリーンのしたことは許されることではないけれど、ついついアイリーンに感情移入してしまう。ラストの裁判の場面はさらっと終わってしまうが、セルビーをじっと見つめる場面では思わず泣けてしまった。
セルビーに出会ったことが、アイリーンにとってある意味では幸せなことであり、ある意味では不幸なことであり・・・見ていてつらい映画である。


製作にも関わったC・セロンは大熱演。体重を13キロ増やし、特殊な歯型を入れ、汚いメイクをほどこし、完璧に本人になりきっている。外見は今なら特殊メイクで似せることはいくらでもできるけれど、本物のアイリーン(映像で見たことあり)に仕草、しゃべり方、そして雰囲気は驚くほどそっくりだ。C・セロンの名前を知らずに映画を見たら絶対にわからなかっただろう。あの美人女優(これは決してほめ言葉でないですが)がね!あのぶよぶよのたるんだ
おなかは撮影後、ちゃんと元の姿に戻ったのか心配になるほどだ。思わず男を殺してしまった瞬間の激情、セルビーに対してすべての感情をぶつける姿など、鬼気迫る演技で、オスカーも納得である。
無力でアイリーンに頼り切ってワガママ言いたい放題、結局は保身からアイリーンを裏切ることになる複雑なセルビーを演じたC・リッチも見事だが。


決して見ていて気持ちのいい映画ではないけれど、C・セロンの演技を見るだけでも価値のある映画だ。ワタクシはC・セロンの決していいファンではないけれど、感服致しました。


「“アイデンティティー”」

本日の映画
アイデンティティー コレクターズ・エディション
movie-12 「“アイデンティティー”」 Identity 2003年米


DIR:ジェームズ・マンゴールド
CAST:ジョン・キューザック、レイ・リオッタ、レベッカ・デモーネイ、アマンダ・ピート、ジョン・ホークス、アルフレッド・モリナ、プルイット・テイラー・ヴィンス、ジェイク・ビシー
STORY:激しい雨の中、人里離れた一軒のモーテルに集まってきた人々。大けがをした妻を運び込む父と子。交通事故を起こし大けがをさせた運転手と雇い主の女優。結婚したばかりのカップルとコールガール。囚人を護送中の警官。やがて、モーテルの管理人を含めた11人が次々と謎の死をとげる・・・


☆☆☆やられたなあ、というのが正直な感想。
この映画、何を書いてもネタバレになりそうなので実に書きにくい・・・


激しい雨、冠水による通行止め、人里離れたモーテル・・・と何か起きそうな雰囲気がばっちりのはじまり。孤島ものかなと思う。実際、一人、また一人と登場人物が死に、「そして誰もいなくなった」みたいな展開、と思うとまったく違った話なんである。
モーテルでの事件と平行して、明日に死刑執行が迫った死刑囚の再審理のお話がはさまり、いったいどうからんでくるんだろう・・・と思っていたら、うーんそうきたか。ワタクシが書いたシナリオとは違っていたが、なるほどね。
そして、さらなるオチが・・・最後にあの人物があの人物を、というのは、冒頭に出てくるある人物の生い立ちを考えるとそうなるんだなと納得(なんて、見てない方にはわからないでしょうけど)。


出演者ではいわゆる大スターはいないがくせ者をそろえていて、誰もが怪しく見える。一番最初に殺されてしまうかわいそうな女優役(傲慢な人物がまず殺されますね、こういう場合)のR・デモーネイ、久々に見た気がするが、ちょっと太めになりましたか?懐かしい。そして、J・ビシーはワル演技が父親のゲーリーと同じなのはご愛嬌。R・リオッタはいつものように怪しいし、といった具合でなかなかおもしろい配役だ。


最初から伏線バリバリなので、一瞬たりとも目をはなさず見ることをおすすめしたい。あれがああで、あのヒントが・・・なんて書くとやっぱりネタバレ(笑)。
いずれにしても、スリラー好きにはたまらない映画であります。

2007/02/22

「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」

本日の映画

movie-11 「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」 Wrestling Ernest Hemingway 1993年米


DIR:ランダ・ヘインズ
CAST:ロバート・デュヴァル、リチャード・ハリス、シャーリー・マクレーン、サンドラ・ブロック、パイパー・ローリー
STORY:元船長のフランクは、昔ヘミングウェイとレスリングをしたことが自慢だが、今はアパートに一人暮らし。ある日フランクは、ずっとベンチでパズルをやっている元床屋のウォルターと知り合う。ウォルターは、ダイナーのウェイトレス、エレーンが作ってくれるベーコンサンドを毎日食べていた。次第に友情をはぐくんでいく2人だが・・・


☆☆☆☆☆劇場未公開作だが、いい映画だ。


おじいさんもの、の映画というと、ジャック・レモン&ウォルター・マッソー映画とか、同じくR・デュヴァルが出ていた「ウォルター少年と、夏の休日」を思い出す。こういうジャンルがあるんですね。「ウォルター少年と・・・」では、デュヴァルがやんちゃな老人を演じていたが、この映画ではそのパートを受け持つのは今は亡きR・ハリス。ちょっといかつい風貌の硬派な役者さんだったが、年をとってハリポタの校長などお茶目な役もやるようになっていただけに亡くなったのが残念である。


で、R・ハリス演じるフランクは、粗野で図々しく下品な男。いつも髪はもじゃもじゃで無精ひげ、よれよれのTシャツに短パンといういでたち。
対してR・デュヴァル演じるウォルターは、紳士的で物静か、決まり切った日常を好む男。ぱりっとしたシャツとズボンでいつもきちんとしている。
対照的な2人だが、共通するのは2人とも孤独だということ。意地っ張りなので孤独を孤独と受け入れられないのである。まったく正反対な性格な2人が次第に友情を深めていく様子はほほえましい。2人乗り自転車に乗ったり、花火を楽しんだり、裸で泳いだり、2人のはしゃぎっぷり!年とってこんな友達がいたらいいだろうな。


フランクは、映画好きの未亡人に何度となくアタック、映画館のもぎりまでやったりするがふられ、ウォルターはS・ブロック演じるエレーンにほのかな愛情を抱きつつ、結局彼女は結婚して街を去ることになって、うまく別れも言えない・・・という恋模様(というのは大げさだけど)もまたほほえましい。


主役2人がすばらしいのはもちろん(特に老けメークで静かな老人を演じたデュヴァル氏がすばらしい)、S・マクレーン、P・ローリー、そして「スピード」でブレイクする前のS・ブロックも彼女らしいさわやかな役どころでいい味、とてもいい配役だ。


穏やかなラストまで、じっくりと鑑賞致しました。

B00005HCIR潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ
ランダ・ヘインズ シャーリー・マクレーン ロバート・デュヴァル
ワーナー・ホーム・ビデオ 1995-09-08

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2007/02/21

「クローサー」

本日の映画
クローサー
movie-10 「クローサー」 Closer 2004年米


DIR:マイク・ニコルズ
CAST:ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェン
STORY:小説家志望の記者ダンは、車にひかれそうになったニューヨークからやってきたばかりのストリッパー、アリスと出会い、同棲を始める。1年後、出版作の写真を撮りに訪れたスタジオでフォトグラファーのアンナに一目惚れ。半年後ダンはチャットでアンナになりすまし、出会った医師のラリーがデート場所の水族館に行くと、偶然本物のアンナと出会い、2人は恋に落ちる。


☆☆☆☆パトリック・マーバー原作の戯曲の映画化。


一言で言うと、4人の男女がくっついたり離れたり、複雑な四角関係に陥る、という恋愛劇なのだが、洒落た恋愛劇というより、かなり辛口のシニカルな劇なので、見る人を選びそうだ。


主な登場人物は4人だけだし、会話で成り立っている(かなりきわどい台詞もあり)映画なので、一瞬たりとも見逃せない・・・というか聞き逃せない。4人が言っていることのどれが本当でどれが嘘なのか見極めながら鑑賞するわけだけど、だんだん何が本当なのか混乱してくる。それがおもしろいのだが。
台詞の応酬もそうだが、展開も舞台的で、場面がつながっているようで、すぐに半年、1年、数年と時間は過ぎていくので、あっという間の103分。案外好きだな、こういう映画。


同じマイク・ニコルズ映画では、内容は全然違うけど、「バージニアウルフなんか恐くない」を思い出した。あの映画も4人の丁々発止のやりとりがおもしろい映画だった。


はっきりいって登場人物の誰にも共感しにくいのだが、キャストはがんばってますね。
J・ロバーツは少々やつれて見えるのがツライが、こんな地味目な役も悪くない。
J・ロウは、優柔不断で情けないやさ男を演じていつもながらうまい。こういう役似合うんだなあ。
アカデミー助演女優賞にノミネートされたN・ポートマンは、今までにない刺激的な役柄で、彼女にとっては大きな挑戦だっただろう。これから次第に大人の役を演じることになるのだろうか。
そして、アカデミー助演男優賞にノミネートされたC・オーウェンがワタクシ的には4人の中で一番よかった。ちょっと変態チックなずるがしこい男(で、ひげ濃い!)を演じてうまい。「ゴスフォード・パーク」(これ印象的だった)、「ボーン・アイデンティー」、「ピンク・パンサー」、「シン・シティ」(これ渋い!)とまだ何本かしか見ていないが、今もっとも私的に注目している俳優さんの一人だ。

2007/02/20

東海林さだお『どぜうの丸かじり』

本日の本
どぜうの丸かじり
book-13 『どぜうの丸かじり』 東海林さだお著 文春文庫


今日は久々に外での仕事で、移動時間も長く待ち時間も長かった。
そして、ショージ君の丸かじりシリーズは薄いし、絵も入っていて改行も多いため字数が少ない。
ということで、今日一日で読み終えてしまった文庫としては最新の丸かじりシリーズである。


しかし、こういった理由よりも、このシリーズ、とってもおもしろいので早く読み終わってしまい、ああ次のが早く出ないかなあといつも思うんである。
今回も電車の中でくくくと笑いそうになったり(怪しいヒトみたいですね)、おいしそうなのでおなかがなりそうになったり・・・


ショージ君のすごいところは、何にでもチャレンジすること!
例えば、関西でカレー味納豆が売られているのをヒントに、いろいろなものにカレー粉をかけてみる、なんてことをやってみたりするのだ。フツー、お刺身にカレーをかけてみよう、なんて思いつきませんよね。


非常に保守的に見えながら、大胆なチャレンジ精神旺盛なショージ君を是非とも見習いたいものだ。

2007/02/19

山本麗子『料理に生き山で暮らす幸せ』

本日の本
料理に生き 山で暮らす幸せ
book-12 『料理に生き山で暮らす幸せ』 山本麗子著 講談社+α文庫


ケーブルのLALATVで放映している番組「山本麗子の幸福なキッチン」を見て、いつもお料理おいしそうだな、北御牧村(現東御市)のご自宅、お庭が素敵だなあ、そして自然とともに暮らす生き方がいいなあと思っていた、料理研究家の山本麗子さん。


写真にも惹かれて買ってみたこの本だが、いかにして料理研究家の道を歩むことになったか、そしてどのようにしてこの地に住むことになったかが書かれている。
離婚してしばらくは途方に暮れていた麗子さんは、好きな料理の仕事を次第にするようになり、そして山で暮らしたいという思いを実現させていく。蓄えがゼロに近いところから、土地を探し、家を設計し、お金を工面し・・・と難題ばかりだが、なんということもなく乗り越え夢をかなえてしまうのだ。はたから見ると無謀とも思える計画だけれど、山に家を建てて自分だけのキッチンを作りたい、そしておいしいものをたくさん作りたいという思いの強さが夢をか
なえさせたんでしょうね。きっとなんとかなるという楽観主義もうらやましいけれど、この意志の強さはなかなか見習えないもの。


麗子さんの本は中華の本を1冊もっているきりで、しかも2,3回作っただけで眠ってしまっているのだが、久々に取り出して作ってみようかなあ。こんなにもてなし上手には絶対になれないけれど、麗子さんのように楽しく料理したいものだ(普段は忙しくて楽しんでお料理するなんてとてもできないのです・・・)。


2007/02/18

リリアン・J・ブラウン『猫は鳥を見つめる』

本日の本

book-11 『猫は鳥を見つめる』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫


STORY:元新聞記者で今は大富豪のクィララン。彼は広大な敷地内にあるりんご貯蔵納屋を改築し住み始めるが、あろうことか中庭で、町中の嫌われ者のピカックス高校校長が死体になって発見された。クィラランは事件当時に見かけた不審車の行方を追う。


☆☆☆シャム猫ココシリーズ第12弾。
なかなか住居の定まらないクィラランだが、ようやく落ち着いた(元りんご貯蔵納屋なので、微妙にりんごの香りがするという・・・)、と思ったらやっぱり殺人事件が。


そしてまた、これからこのシリーズの着目人物になっていくのかなあと思った人物が途中で死んでしまい、びっくりである。ホント、このシリーズ、感情移入しかかると登場人物が死んでしまう(笑)。シリーズが終わる(当分終わらないと思うけど)頃にはそして誰もいなくなった、ってことがないでしょうねぇ。


今回の犯人は、こいつやなやつと思った人物で、犯人に対してまったく同情がわかない。だいたいこのシリーズは同情すべき犯人がいないという傾向があるけれど。
殺された嫌われ者の校長がどういう人物だったかが若干尻切れトンボになってしまっているので、もうちょっとその辺が詳しく描かれていたらというところがちょっと残念。


あいかわらず脇筋はにぎやかでおもしろい。ついつい脇筋の方に興味がいってしまうシリーズである。


猫は鳥を見つめる猫は鳥を見つめる
リリアン・J. ブラウン Lilian Jackson Braun 羽田 詩津子


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2007/02/17

あじろんワイン

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先日山梨にイチゴ狩りに行った帰りに寄ったぶどうの丘で買ってきたワイン。
幻のぶどう、アジロンダック種の赤ワインである。


アジロンダック種は黒葡萄で、昭和初期には結構栽培されていたそうだが、完熟すると粒が簡単に落ちてしまうことから廃れてしまっていたところ、最近になって復活した品種らしい。病害虫に強く低農薬で栽培できることから徐々に見直されてきているそうである。


コルクを抜くと、結構甘い香りが・・・これは結構甘いワインかも、とちょっと嫌な予感。甘いの苦手なので・・・
けれども飲んでみると甘くはなかった。で、意外とコクもあってなかなかよろしいです。食用葡萄の香りがするけれど、味はそうではないという、意外性のあるワインだった。


日本産のワインというと、ついつい敬遠してしまうのだが、探せば自分好みのワインも見つかるものですね。日本産の白ではなかなかいいのにめぐりあえないのだが・・・

マグナムドライ(GOLDEN DRY)

0702161
先日、業務スーパー/リカーキングのオープン記念でもらったサントリーの発泡酒マグナムドライ(GOLDEN DRY)を飲んでみた。和田アキ子が画面いっぱいにあらわれるあの迫力のCMのやつである。
今までのマグナムドライも飲んだことはあったと思うが記憶にない。発泡酒って印象が薄いので・・・


で、この発泡酒、いろいろとウリがあるらしい。
度数を6%と少し高めに設定し、コクを出す→それほどでは・・・
うまみ成分を高めるため、大麦をたくさん使用→ビールと比べるとやっぱりしっかりした味とは言い難い・・・
キレのある後味、のどごしのよさをより楽しめるようドライに→ワタクシはそんなことは求めておりません(笑)


ただでいただいておいて、あれこれ言うのもどうかと思うが(笑)、やっぱりビールがいいですねぇ。


サッポロビール、いったいどうなるんでしょうね。

2007/02/15

ジェフリー・ディーヴァー『クリスマス・プレゼント』

本日の本
クリスマス・プレゼント
book-10 『クリスマス・プレゼント』 ジェフリー・ディーヴァー著 文春文庫


STORY:娘が訪ねてくるのを知っていたのに、姿を消してしまった母親。クリスマス・プレゼントでも買いに出かけたにしては何の連絡もない。困った娘は、リンカーン・ライムに相談する・・・表題作他、全16作品。


☆☆☆☆ベストセラー『ボーン・コレクター』をはじめとしたリンカーン・ライム&アメリア・サックスシリーズを書いたJ・ディーヴァーの短編集。


正直言って、ディーヴァーというと、長編で、ジェットコースタームービーならぬ小説というイメージ。相当の長尺をぐいぐいひっぱっていく手法は、見事である。
そんなディーヴァーの短編だが、これまたおもしろいのである。長編でもどんでん返しがあったが、短編もまたどんでん返しの連続で、この短さなのに予想のつかない展開で、かつ破綻なくまとまっているのはやはり見事だ。
胸がすっきりする・・・という物語ではなくて、皮肉なストーリーが多いのだが、嫌みな感じではない。


ワタクシの好みの作品は、何重にもどんでん返しがくる「パインクリークの未亡人」、かちっと決まる法廷物「被包含犯罪」、シェークスピアが大きな役割を果たす洒落た「この世はすべてひとつの舞台」。


ライム物の次も早く文庫化されないかなあ。

2007/02/14

「不眠症 オリジナル版インソムニア」

本日の映画
不眠症 オリジナル版 ~インソムニア~
movie-9 「不眠症 オリジナル版インソムニア」 Insomnia 1997年ノルウェー


DIR:エーリク・ショルビャルグ
CAST:ステラン・スカルスガルド、スヴァーレ・アンケル・オースダル
STORY:夏は一日中太陽が沈まないノルウェーの小さな町で、少女の遺体が発見された。この事件の捜査のため、スウェーデンから呼び寄せられたエングストローム刑事は、被害者の遺留品を使ってワナを仕掛ける。犯人が現れるが、エングストロームは濃い霧のため、誤って同僚の刑事を射殺してしまう・・・


☆☆☆アル・パチーノ主演のアメリカ映画「インソムニア」のオリジナルで、日本未公開の映画。


「インソムニア」でアル・パチーノが演じた主人公の不眠症の刑事を、最近では「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」にも出ていたスウェーデン人俳優S・スカルスガルドが演じる。A・パチーノの不眠症ぶりもすごかったが、スカルスガルドの演技も鬼気迫るものがある。次第に消耗していく様が見ていてつらいほど。甲乙つけがたい演技である。


ストーリーもオリジナルとリメイクとでは大筋で同じなのだが、決定的に違うのはラスト。オリジナルも捨てがたいが、ワタクシはリメイク版の方がすっきりして好きだ。


リメイクの方がテンポもよい。また、パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンクと達者揃いなので(R・ウィリアムズは適役だったかはさておき)、緊張感あふれる3人の演技がそれぞれ楽しめるのだが、オリジナルでは、スカルスガルドしか知らないということもあって物足りなさを感じた。が、他方で主人公の苦悩に集中して描いているため、心理ドラマとしてはオリジナルの方がすぐれていると思う。よくも悪くもリメイクの方が娯楽作品にできあがっているのである。


とまあ、いろいろと比較しながら見たわけだが、トータルで考えると、ワタクシ的にはリメイクの方がわずかに勝ち、という結果となった。

2007/02/13

木村カエラ[Scratch]

CD-2 [Scratch] 木村カエラ
Scratch (初回限定盤)(DVD付)

カエラのサードアルバム。


買おうかどうしようか迷っていたのだが、シングル「Snowdome」(JR SKIのコマーシャルのあの曲です)が収録されているので買うことに。「Snowdome」は今までになく聴きやすいポップな曲で、プロモーションビデオもかわいい。


デビュー曲の「LEVEL42」のプロモなど、お寺でほうき持って歌ってるだけだけの安上がりなものだったけど(笑)、出世したもんです。カエラの最近のプロモ、映像に凝っていてカラフルで見ていておもしろい(初回限定版DVD付きを買ったので今回まとめて見ました)。


デビュー当初は荒削りな感じだったけれど、ファースト、セカンド、サードとぐんぐん成長。今回はかなりの完成度。一般受けしそうな楽曲の数々、逆に昔の方がよかったと思う方もいるかもしれないが、ワタクシは好きです、この路線。

2007/02/12

国立:リストランテ国立文流

昨日立川で映画を見る前に友人と昼食を。国立のイタリアンのお店、「リストランテ国立文流」である。高田馬場にも姉妹店があるが、こちらは行ったことはない。国立のお店は3回目くらいだろうか。中庭を囲むミニモール街の一番奥にあり、緑も豊かでちょっと別世界。暖かい季節ならば外の席も気持ちいい。


注文したのは、Aセット(980円)。お好みのパスタにサラダと飲み物がつく。


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パスタは、ツナとグリンピースのクリームソース和えペンネをチョイス。クリーム系のパスタはほとんど頼むことはないのだが、金曜日の夜にトマト系のものを食べたこともあって無性にクリーム系を食べたかったのだった。
あまりにこってり系は苦手なのだけど、これは割合あっさり系で、トマトの酸味がアクセントになっていてなかなかよろしい。


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飲み物は、シチリア産ブラッドオレンジジュースをチョイス。普通のオレンジジュースより好きで、これがあるとついつい注文してしまう。普通のオレンジよりマイルドなのがよいのである。色は、ブラッド(血)というほどではないけれど、赤い色だ。日本ではあまり売っていないのが残念。


接客もよく、居心地のいい店。いつも行くのはお昼なので、是非夜にも行ってみたい。


東京都国立市東1-6-30 パティオマグノリア 1F
リストランテ国立文流

2007/02/11

「幸せのちから」

本日の映画
The Pursuit of Happyness [Original Motion Picture Soundtrack]
movie-8 「幸せのちから」 The Pursuit Of Happyness 2006年米


DIR:ガブエリエレ・ムッチーノ
CAST:ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、タンディ・ニュートン
STORY:クリスは骨密度測定器のセールスマンだったが、折からの不況で売れず、家賃の支払いもままならい状況。愛想を尽かした妻に去られ、自宅から立ち退きを命じられたクリスは息子とともにモーテルに移る。半年後たった一人だけ採用になるという一流証券会社のインターンシップとして働きはじめるが、その間は無給。やがてお金が尽きた親子はホームレス生活を余儀なくされる・・・


☆☆☆W・スミスがアカデミー主演男優賞にノミネートされた実話を元にした映画。


W・スミスというと、コメディーや、娯楽映画というイメージがあるのだが、この話に惚れ込んだのか、製作にも関わっての熱演。ちょっと老けメイクをして、思い医療機器を持って走る走る・・・力入ってます。


息子役はW・スミスの実の息子、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。どちらかというとお母さんのジェイダ・ピンケット・スミス似かな。演技的にはまだ未知数だけれど、さすが親子、2人の場面がとっても自然でいいのである。ウィルがジェイデンを見る目がとてもやさしく、厳しい話なのだが、瞬間、ほのぼのとした雰囲気となる。


実話の映画化というけれど、アメリカってホントに厳しい。半年間無給で、20人の中から正式採用されるのはたった一人。成功するチャンスは常に転がっているけれど、実際に成功するのはほんの一握り。
この主人公も、運がないというか、不況でセールスはうまくいかず、妻には去られ、不運にも駐車違反でつかまり、税金の滞納で預金は押さえられ、所持金わずか十数ドルで泊まるところもない状況に追い込まれる。駅のトイレで寝るしかなくなるという場面、教会に泊めてもらうため並んだのに締め切られてしまう場面など、せつなくなる。
それでも、(見る前からわかってはいたけど)ラストで無事採用となる場面では、ぐっときましたね。最後まであきらめずにひたむきに夢を追いかける主人公が報われ、本当によかった・・・と思ったのだった。


親子の関係に重点をおいたため、いかにして難関を突破したかについて、あまり説明がなかったのが物足りなかったが、この長さでは仕方なかったか。もう少しバランスのよい脚本だともっと盛り上がったかなという気も。


W・スミスとしては愛息と共演できたことがうれしかったんでしょうね。

2007/02/10

業務スーパー/リカーキング

近くに(といっても車じゃないと行けないけど)業務スーパー府中本宿店がおととい開店。
昨日中央自動車道に行く道でたまたま発見した。


業務スーパーというと、我が家では小平にある業務スーパー/河内屋によく行くのだが、だいたい同じくらいの距離だろうか。違っているのは、一緒になっている酒屋がリカーキングだということ。


業務スーパーはホントにいろいろとおもしろいものを売っていて、ついつい買ってしまいそうになるけれど、今日の目的はワインと日本酒。
ところが、お酒の部門は案外狭いスペース。ワインも河内屋の方が品揃えよし。それでも、今日はオープニングセールなのか、800円前後のワインを2本でよりどり1000円ということで4本お買いあげ。


オープニングということで、冷蔵庫につけるマグネットつきの入れ物と、マグナムドライ(ゴールデン)2本をおまけにもらいました。


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東京都府中市本宿町4-28-3

2007/02/09

山梨イチゴ狩りドライブ

我が家恒例の2月の行事、イチゴ狩り。


今年は山梨方面である。実は、去年も山梨方面を企画していたのだが、もう一つの目標である、山梨県立美術館が休館日だったので断念したという経緯があった。
日曜日に同居人が甲府小曲のあるイチゴ農園の予約メールを送ったのだが、今日は臨時休業。しかし、このあたりは10軒以上農園があるのでまあ予約しないで大丈夫だろうということで、予約なしで出かけることになった。


8時半に家を出て、軽く朝食。中央道の入り口まで少々混んだが、上に乗ってからは順調。あっという間に談合坂に到着。いつものようにお店をぶらぶらすると、今年はなぜかパンの缶詰がはやっているようで、たくさん売っていた。なんではやってるんだろう?


その後も順調に流れて、予定より早く甲府南インターに到着。イチゴ狩り農園が集中している小曲はインターからとても近い。とりあえず、どこがいいか物色・・・と思ったのだが、開いているところはほとんどない。開いていても予約のみというところも。おそらく、明日からの3連休に備えての養生日なのではないだろうか?それでもようやく開いているところを見つけて無事ハウスへ。30分食べ放題1500円である。

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で、イチゴだが甘くておいしい。どんどん食べ続け、本日の成果、23個。ワタクシとしてはかなり食べた方だろう。おみやげにも買いたかったところだが、混んでいるので(なにしろ開いているところがほとんどないから)退散。インターすぐのところの農協の直売所に行ってみることにした。
ところが、イチゴはほとんど売っていず、かわりにたくさん売っていたのはキウイ。どうやらこのあたりはキウイの産地らしい。それも大変大きくて立派なキウイ。ここではキウイと、花粉症の同居人がしそジュースを購入。


再びイチゴを求めて小曲地区に戻り、先ほどの農園とは別の農園で無事イチゴをゲット、続いて向かうのは、山梨県立美術館・・・の方である。
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目標は、その斜め向かいにある、ほうとうのお店「小作」。シンプルなかぼちゃほうとうと、きのこほうとうを注文。かぼちゃほうとうにも、かぼちゃの他、ぜんまい、ごぼう、人参、しいたけ、じゃがいも、里芋などボリュームたっぷりなのだが、きのこの方はそれに何種類かのきのこが入っている。きのこの方を食べていた同居人からきのこを奪い取ったせいもあってか、おなかがいっぱいになってしまった。今まで食べたほうとうの中で一番おいしかった気がする。


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満腹なおなかをかかえつつ、山梨県立美術館へ。ちょうど特別展として「バルセロナ35年の軌跡 山本正文の世界展」をやっていたのでついでに見ることに。この版画家のことは知らなかったのだが、バルセロナという言葉に反応したワタクシである。
うーん、しかし、バルセロナが出てくるわけではなかったのだ。抽象的な作品ばかりだったのである。そういう意味では期待と違ったが、普段は見ないような作品が見られた、というところはよかったと思う。
近現代の作品を中心とした常設展Ⅱを見た後、いよいよ、常設展Ⅰのコーナーへ。ワタクシはここが見たくてこの美術館にきたのだ。ミレーを中心としたバルビゾン派の作品の数々である。特にミレーはたくさん揃っていて、オルセーにある作品よりだいぶ小さいがほとんど構図が同じ「落ち穂拾い、夏」や、なんといっても「種をまく人」が見られたのが感激である。ボストン美術館にあるものと是非並べて見てみたいものだ。


結構見ごたえのある美術館で、見終えるともう3時半。ネクタイとTシャツを購入後、慌てて、石和にある信玄餅のお店、桔梗屋の本社工場へと向かう。ちょっと道に迷ったりもしたのだが、同居人が持っていたパソコンで検索、無事営業時間内に到着。工場アウトレット製品を買うのが目的。賞味期限が短いとか、多少変形しているとかで、通常価格の半額以下。安いのでやや逆上気味にあれこれと買ってしまった。


そして、最後の目的地、勝沼のぶどうの丘へ。このあたりにきてワインを買わずに帰るなんてこと、ワイン好きのワタクシがするはずありません。いろいろと迷ったが、自分用には、甲斐ノワール種使用の赤と、幻の葡萄アジロン種の赤を購入。外に出るとすっかり暗くなっていた。


帰りも極めて順調に流れ、7時前には国分寺に到着、ジョリーパスタで食べて帰宅。
楽しい一日でした。


おみやげの数々。
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「ターシャの贈り物~魔法の時間の作り方」

一昨年放映された「喜びは創り出すもの~ターシャ・テューダー四季の庭」に続いてNHKで放映された「ターシャの贈り物~魔法の時間の作り方」。昨年末NHK総合で放映されたのを見損なってしまったので、ハイビジョンでの放映を録画してもらい実家から借りて見た。


ターシャは御年91歳。アメリカ・バーモント州の山奥に住み19世紀の生活様式を実践している現役絵本作家。
最近になって体調を崩し、少し不自由になったため、今までほぼ一人でこなしていたガーデンの手入れなどができなくなってしまったのは残念なことだけど、家族や友人が手伝い、今までどおりの美しい庭の映像が映ったのでホッとした。


ターシャはあらゆるものを手作りし、自給自足に近い生活を続けてきていて、これもまた自分一人ではこなせなくなっているようだけれど、子、孫、曾孫とターシャの伝統を受け継いでそのままの生活が行われているのは素晴らしいことだ。
厳しい自然の中で、昔ながらのライフスタイルを貫くのは大変なことだと思うのだが、ターシャやその家族たちは、みな穏やかな顔をしているのだ。ついつい仕事や家事に追われ、余裕のない暮らしをしているワタクシとしてはうらやましい限りだし、見習わなければと思う。
映画とミステリーとお酒なしで生きてはいけないワタクシなので(笑)、ターシャの生活を実践するのは到底無理なのだが、その心は是非とも見習いたいと思う。


平凡な毎日を自分で魔法の時間に変えること・・・試練先には喜びがある・・・一瞬一瞬を大切に生き、焦らず努力すること・・・夢はかなうもの・・・他の人など気にせず自分なりに楽しむこと・・・
ターシャの言葉はどれも含蓄にあふれるものばかり。是非とも心に刻んでおきたいと思う。


喜びの泉―ターシャ・テューダーと言葉の花束

2007/02/07

上野:寅八軒

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昨日【オルセー美術館展】を見た帰り、入ったお店。
上野は美術館しか行かないというのもあるけれど、食事どころがあまりよくわからず(研究不足ですな)、いつもアトレのお店に入ることになってしまう。


昨日入ったのは、洋食のお店「寅八軒」。昔ながらの洋食のお店って、時々無性に入ってみたくなりますね。


で、頼んだのは、オムドリア(モッツァレラチーズのミートソースがけ)。オムライスにホワイトソースをかけて焼いたドリア。飲み物(ジンジャーエールをチョイス)、サラダ、スープのついたセットにした。


オムドリアなるもの、はじめて食べたが(おもしろいメニューがあると試さずにはいられない)、たまたまこのお店がホワイトソースをかけて焼いたのか、それとも必ずホワイトソースをかけるものなのか不明である(これまた研究不足)。


出てきてびっくり!オムライスの大きいこと!一瞬ひるんだが、味がしっかりついているので案外食べやすく完食。ただし、おなかがはちきれそうになりました・・・


有名洋食屋としては、たいめいけんとか、グリル満天星とかは是非行ってみたいもの。ただし、意外と値が張るのでなかなか行けそうにない。せいぜい、吉祥寺のシャポー・ルージュくらいがいいとこである。

2007/02/06

【オルセー美術館展】

art-3【オルセー美術館展】 東京都美術館

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本日は休みをとって、都美術館で行われている【オルセー美術館展~19世紀芸術家たちの楽園~】へ。
実家にタダ券が2枚あり、母親が怪我で外出できないため、お声がかかった次第。父と2人でお出かけ(めずらしい!)。


オルセーには何度か行っているが、たいていは、最上階の印象派コーナーに時間をさいてしまい、下の方の工芸品とかのところはほとんどみないというパターン。なにしろ、超有名作品ばかりなので、見る方も力が入ってしまうのである。
こういった美術展のいいところは、いつもはそれほど注目して熱心には見ないものもじっくりと見られること。有名どころにどうしても目がいってしまうので、それほど有名でない作品はあまり印象に残らないのである。


それでも、今回も少しは有名な作品がきている。ざっと記憶にあるところでは、まずホイッスラーの「灰色と黒のアレンジメント第1番、画家の母の肖像」。大きな絵で、灰色の背景と人物の衣裳の黒が印象的な作品。


そして、遠くから目に入ったのは、モネの「ルーアンの大聖堂」。ルーアンの大聖堂はたくさん描かれているが、今回きたのは、白を基調とした、あまり崩れていないもの・・・なんて言ってもわかりませんね。見ていただく他ありません。この連作、全部並べてみてみたいものだ。モネでは他に、「アンジャントゥイユの船着場」や「アパルトマンの一隅」などもあり。後者は緑が印象的な作品だ。


並べて見てみたいと言えば、これ、セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」。この絵があると聞くと絶対に展覧会に行きたくなる、くらい好きな絵である。
そして、隣には、ポスターにもなっている、ゴッホの「アルルのゴッホの寝室」。なんともいえない空間のゆがみがおもしろく、色のあざやかも残る作品。


ファンタン・ラトゥールの「パティニョールのアトリエ」や、数年前にパリの美術館を訪れて以来ファンになったギュスターヴ・モローの「ガラテア」が見られたのもうれしい。


たくさん所蔵されているという写真(どこに展示してあったっけ?記憶にない・・・)は若干水増し感があったものの、まずまず充実した展覧会だったと思う。


しかし、すごい混雑で、こりゃ、休日に行ったらすごいだろうなあ。
オルセー美術館自体の方がよっぽどゆっくり見られますね(笑)。


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2007/02/05

サウンド・オブ・ミュージック マリアが語る一家の物語

サウンド・オブ・ミュージック・・・といっても、あの映画ではなく、映画のモデルとなった一家の次女マリア(92歳)が語る一家の物語である(NHKで放送)。


「サウンド・オブ・ミュージック」はワタクシがもっとも大好きな映画かつ、もっとも見た回数の多い映画。ワタクシが映画好きになるきっかけとなった映画だし、何度見ても感動してしまう。


実話に基づく映画とはいっても、だいぶ事実とは異なっている、ということは知っていたが、確かにずいぶんと違う。
映画では、妻を亡くし7人の子供の世話に手を焼くトラップ大佐のもとに、修道女見習いマリアがやってきて、歌を通じて子供と仲良くなり、やがてトラップ大佐と結婚、ナチスを逃れてスイスへと亡命する・・・というのが大筋である。
現実では、マリアは修道女になることをあきらめて職を探していたところ、病弱な二女の家庭教師を依頼され、1年ほどしてトラップ大佐と結婚。やがて、恐慌によりトラップ大佐は全財産を失い、ひょんなことからトラップファミリー聖歌隊を結成、ヨーロッパ中をめぐることに。ナチスから逃れるため、アメリカへのコンサートの招待を機に亡命。


アメリカに行ってからは映画には描かれていないが、その後も苦労の連続。
映画もドラマチックな展開だけれど、現実の方がもっとドラマチック。同じなのは、一家の結びつきの強さと歌に対する思いだろうか。


今年もまた「サウンド・オブ・ミュージック」を見ることだろう。

サウンド・オブ・ミュージック

2007/02/04

TVシリーズ「BONES-ボーンズ-」

知り合いに勧められて見始めたテレビシリーズ「BONES-ボーンズ-」(FOX)。


主人公は、法人類学者ブレナン博士。被害者の骨からあらゆることを読みとる能力の持ち主で、警察やFBIに協力して事件の解決にあたる。骨というと連想するのが、アーロン・エルキンスの書く骨探偵ギデオン・オリヴァーシリーズ。残された骨から推理をすすめるこのシリーズが大好きなワタクシをしては、好きにならないはずはない。「CSI」にも通ずるところあり。このシリーズも好きだ。


原案は自身も法人類学者の作家、キャシー・ライクス。主人公ブレナン博士は彼女の分身ともいうべきキャラクターらしい。鼻っ柱が強く、腕っぷしもなかなかに強いブレナン博士。気の強そうなキャラで魅力的。一緒に捜査にあたるFBIのブースは科学者に不信感を持ち、昔ながらの捜査方法をとる古風な捜査官。この2人がいいコンビ。ブース役のデビッド・ボレアナズ、かなりワタクシの好みであります。
法医学研究所の仲間達も相当個性の強い面々で、この人間模様もおもしろいが、なんといってもボーンズとあだ名されるブレナン博士の骨の推理が見所。


まだ3話目を見たところだが、楽しみなテレビシリーズである。

2007/02/03

リリアン・J・ブラウン『猫はペントハウスに住む』

本日の本

book-9 『猫はペントハウスに住む』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫


STORY:田舎で暮らす元新聞記者で富豪のクィラランに、昔の友人が助けを求める。老朽化したため取り壊される運命にある高層アパートを買い取って欲しいという依頼。視察するためアパートのペントハウスに移ったが、その部屋では2ヶ月前に美術ディーラーの女性が愛人に刺殺されていた。


☆☆☆シャム猫ココシリーズ第11弾。


のっけから、クィラランが高速道路で銃撃を受け死亡したというニュースがピカックスにもたらされるという、驚きの展開(まあ、そんなことはないよね。シリーズが続いている以上)。


すっかりピカックスでの田舎生活になじんだクィラランが久々に南の都会へと行って事件にまきこまれるという、いわば番外編。いつもの面々が出てこなくてちょっと寂しいものの、アパートの住人は、変人・・・個性派揃い。しかも、ちゃんと動かないエレベーターに悩まされたり、いろいろなトラブルに見舞われるクィラランは、いつもにましてコミカル。アパートのオーナーで、このアパートから出ることのないゲーム好きの老女が特におもしろい人物だ。


謎解き部分は駆け足でちょっと強引だけど、ココが大活躍。


次回からはまたピカックスが舞台の模様で、一安心。


猫はペントハウスに住む猫はペントハウスに住む
リリアン・J. ブラウン Lilian J. Braun 羽田 詩津子


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九星運勢占い

前々から自分で神宮館の高島暦を買ってみたいと思っていた(最近はパソコン版も売ってるんですね)。
パソコン版神宮館高島暦〈平成19年〉

昔々、今は亡き祖父がいつも買っていて、よく今年の運勢は?明日の運勢は?と見ていたのだ。
で、今年こそは買うぞと意気込んで書店に行ったのだが・・・


値段にも何段階かあるのだけど、毎日の運勢が2行にわたって詳しく載っているのは結構なお値段。やっぱり買えず、妥協の産物として、純正運命学会編纂とやらの九星運勢占いを購入。これは420円ととても安い。だからというわけではないけれど、ちょっとちゃっちい。
でも、「重要書類は再チェック」とあれば何度も書類を見直し、「電話の聞き違いには気を付けよう」とあればいつも以上に電話に集中し・・・という具合に素直に従ってしまうバカなワタクシ。


来年こそ高島暦を買うぞ!(結局買わない・・・気がする)

2007/02/01

「シャイニング」

本日の映画
シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン
movie-7 「シャイニング」 The Shining 1980年米


DIR:スタンリー・キューブリック
CAST:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル、ダニー・ロイド、スキャットマン・クローザース、バリー・ネルソン
STORY:冬の間雪のため閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってくる。このホテルでは過去に管理人が家族を惨殺するという事件があったのだが・・・


☆☆☆今回は143分のオリジナル版を鑑賞。


ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバルとくれば何か映画がはじまる前から何か起こりそうな気がする。
人気のないホテル、過去の陰惨な事件、特殊な能力を持つ子供、とお膳立てはばっちり。次第に恐怖が募ってくる。無機質なホテルの映像、耳障りとも思える音楽の効果も手伝って、人がたくさん死ぬ、という話ではないがとにかく恐い。


それに、なんといってもJ・ニコルソン。目が完全にいっちゃってます。じわじわと狂っていくジャック。彼は狂気の演技のうまい人だけれど、この映画が最高かも。斧を振り回す姿といったら・・・最後までJ・ニコルソンに目が釘付けである。S・デュバルのあの目を見開いた恐怖演技も見ていて恐い。個性的なおもしろい女優さんだったが、最近はとんと見ませんね。


なんでも、原作者スティーヴン・キングはこの映画が不満で、自分でテレビ映画を作ってしまったそうだが(改変が気にくわなかったのだろうか。このテレビ映画は未見)、ホラーとしてはまずまずいい出来だと思う。キューブリックらしい美学・・・スタイリッシュな映像・・・が好みでない人にはおすすめできませんが。


しかし、S・キング原作の映画というと、なぜホラーでない作品の方が出来がいいんでしょう?「ショーシャンクの空に」、「スタンド・バイ・ミー」、「グリーン・マイル」。これがキング原作映画のワタクシのベスト3なのです。

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