「幸せのちから」
本日の映画
movie-8 「幸せのちから」 The Pursuit Of Happyness 2006年米
DIR:ガブエリエレ・ムッチーノ
CAST:ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、タンディ・ニュートン
STORY:クリスは骨密度測定器のセールスマンだったが、折からの不況で売れず、家賃の支払いもままならい状況。愛想を尽かした妻に去られ、自宅から立ち退きを命じられたクリスは息子とともにモーテルに移る。半年後たった一人だけ採用になるという一流証券会社のインターンシップとして働きはじめるが、その間は無給。やがてお金が尽きた親子はホームレス生活を余儀なくされる・・・
☆☆☆W・スミスがアカデミー主演男優賞にノミネートされた実話を元にした映画。
W・スミスというと、コメディーや、娯楽映画というイメージがあるのだが、この話に惚れ込んだのか、製作にも関わっての熱演。ちょっと老けメイクをして、思い医療機器を持って走る走る・・・力入ってます。
息子役はW・スミスの実の息子、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。どちらかというとお母さんのジェイダ・ピンケット・スミス似かな。演技的にはまだ未知数だけれど、さすが親子、2人の場面がとっても自然でいいのである。ウィルがジェイデンを見る目がとてもやさしく、厳しい話なのだが、瞬間、ほのぼのとした雰囲気となる。
実話の映画化というけれど、アメリカってホントに厳しい。半年間無給で、20人の中から正式採用されるのはたった一人。成功するチャンスは常に転がっているけれど、実際に成功するのはほんの一握り。
この主人公も、運がないというか、不況でセールスはうまくいかず、妻には去られ、不運にも駐車違反でつかまり、税金の滞納で預金は押さえられ、所持金わずか十数ドルで泊まるところもない状況に追い込まれる。駅のトイレで寝るしかなくなるという場面、教会に泊めてもらうため並んだのに締め切られてしまう場面など、せつなくなる。
それでも、(見る前からわかってはいたけど)ラストで無事採用となる場面では、ぐっときましたね。最後まであきらめずにひたむきに夢を追いかける主人公が報われ、本当によかった・・・と思ったのだった。
親子の関係に重点をおいたため、いかにして難関を突破したかについて、あまり説明がなかったのが物足りなかったが、この長さでは仕方なかったか。もう少しバランスのよい脚本だともっと盛り上がったかなという気も。
W・スミスとしては愛息と共演できたことがうれしかったんでしょうね。
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