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2007/02/06

【オルセー美術館展】

art-3【オルセー美術館展】 東京都美術館

0702061
本日は休みをとって、都美術館で行われている【オルセー美術館展~19世紀芸術家たちの楽園~】へ。
実家にタダ券が2枚あり、母親が怪我で外出できないため、お声がかかった次第。父と2人でお出かけ(めずらしい!)。


オルセーには何度か行っているが、たいていは、最上階の印象派コーナーに時間をさいてしまい、下の方の工芸品とかのところはほとんどみないというパターン。なにしろ、超有名作品ばかりなので、見る方も力が入ってしまうのである。
こういった美術展のいいところは、いつもはそれほど注目して熱心には見ないものもじっくりと見られること。有名どころにどうしても目がいってしまうので、それほど有名でない作品はあまり印象に残らないのである。


それでも、今回も少しは有名な作品がきている。ざっと記憶にあるところでは、まずホイッスラーの「灰色と黒のアレンジメント第1番、画家の母の肖像」。大きな絵で、灰色の背景と人物の衣裳の黒が印象的な作品。


そして、遠くから目に入ったのは、モネの「ルーアンの大聖堂」。ルーアンの大聖堂はたくさん描かれているが、今回きたのは、白を基調とした、あまり崩れていないもの・・・なんて言ってもわかりませんね。見ていただく他ありません。この連作、全部並べてみてみたいものだ。モネでは他に、「アンジャントゥイユの船着場」や「アパルトマンの一隅」などもあり。後者は緑が印象的な作品だ。


並べて見てみたいと言えば、これ、セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」。この絵があると聞くと絶対に展覧会に行きたくなる、くらい好きな絵である。
そして、隣には、ポスターにもなっている、ゴッホの「アルルのゴッホの寝室」。なんともいえない空間のゆがみがおもしろく、色のあざやかも残る作品。


ファンタン・ラトゥールの「パティニョールのアトリエ」や、数年前にパリの美術館を訪れて以来ファンになったギュスターヴ・モローの「ガラテア」が見られたのもうれしい。


たくさん所蔵されているという写真(どこに展示してあったっけ?記憶にない・・・)は若干水増し感があったものの、まずまず充実した展覧会だったと思う。


しかし、すごい混雑で、こりゃ、休日に行ったらすごいだろうなあ。
オルセー美術館自体の方がよっぽどゆっくり見られますね(笑)。


0702062


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