【動物絵画の100年展】
art-4 【動物絵画の100年展】 府中市美術館
近くの府中市美術館で【動物絵画の100年展】という展覧会をやっていると聞き、行ってきた(桜はまだちょっとしか咲いていませんでした)。
そもそも動物の絵は好きだし、伊藤若沖の絵が何点かきていると聞いて是非見てみたいと思ったので・・・昨年の若沖展は逃してしまい、とっても残念な思いをしていたのだ。
パンフの表紙がいきなり若沖!「隠元豆図」である。蛙の横顔がとってもユーモラス。ちゃんと虫もいますね。他数点、若沖があったが、いやーやっぱり去年の展覧会を逃して残念である。若沖、ちょっとマンガチック。
蛙といえば、長澤蘆雪の「蛙図屏風」(重要文化財)、「若竹に蛙図」、「蛙の相撲図」もいい。特に相撲図は若沖のに劣らずユーモラス。他、蘆雪は結構充実していた。手足をしまった「亀」もおもしろいが、気に入ったのは「群雀図」。たくさんの雀が並んだ絵なのだがいきいきとしている。
動物画といえば、虎。今回もたくさん虎の絵がきていたが、虎は昔はいなかったからか、微妙な虎が多い(笑)。それでも迫力のある虎はたくさんいて、一番気に入ったのは、これまた長澤蘆雪。目と足に力を感じる。長澤蘆雪に注目した展覧会だった。
キリンとか駱駝とかは、かなりビミョーな絵もあったが(これも見たことがなかったのだろうから無理もない)、バラエティーにとんだ動物画を見ることができて満足。いい構成の展覧会だったと思う。
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» 「動物絵画の100年展」 [弐代目・青い日記帳 ]
府中市美術館で開催中の
「動物絵画の100年 1751-1850」展に行って来ました。
はろるどさんからこの展覧会が開催されることを教えていただき
いまかいまかと開催を首を長くして待っていました。
待ちきれずにこんな記事も書いてしまったほどです。
府中市美術館へは今回、初めて行きました。
まだオープンして数年しか経っていないということでとても綺麗な美術館です。
都立府中の森公園の中にあるので世田谷美術館と感じが似ているとこあります。
美術館スタッフの対応もとても丁寧で... [続きを読む]
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