リリアン・J・ブラウン『猫はクロゼットに隠れる』
本日の本
book-18 『猫はクロゼットに隠れる』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:クィラランは冬を過ごすため、カリフォルニアに移り住んだ老婦人から大きなお屋敷を借りたが、彼女が自殺したとの知らせを聞く。一方、近所では農夫が失踪し・・・2つの事件に首をつっこむことになったクィラランだった。
☆☆☆シャム猫ココシリーズ第15弾。
本を読む度に違う場所に住んでいるクィラランだが(笑)、今回寒い冬を越すために住むことになったのは、なんとクローゼットが50以上も(!)あるお屋敷。飼い猫ココもクローゼット探検に大喜びだが、このクローゼットにいろいろな謎がつまっていた、というお話。
屋敷を貸してくれた老婦人とは、以前からシリーズに登場している新聞編集長のおばあさんで、このおばあさんユーフォニアをめぐるミステリーを探ることになるクィララン。過去~現在へと謎がつながるところがおもしろい。
そして、クィラランが指令を与えて、探偵の手先として使うのが、カリフォルニアでのユーフォニアの友人の老婦人シーリア。探偵のまねごとをするのが楽しくてしかたないという元気な老婦人で、このキャラがいいんですね。是非、レギュラーにしてほしいなあ。
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