「シェフと素顔と、おいしい時間」
本日の映画
movie-18 「シェフと素顔と、おいしい時間」 Decalage Horaire 2002年仏
DIR:ダニエル・トンプソン
CAST:ジャン・レノ、ジュリエット・ビノシュ、セルジ・ロペス
STORY:暴力的でしつこい恋人から逃れるため、メキシコへ飛び立とうとしているローズ。別れた彼女の家族の葬儀に出るためミュンヘンに向かうフェリックス。ストと悪天候でシャルル・ドゴール空港で足止めされた2人は、ひょんなことから関わりあいになることに・・・
☆☆☆フランス的な洒落たコメディ。
フランスのラブコメディってハリウッド製と全然雰囲気が違うんですね。ちょっぴり辛口で、シニカルで、でも粋な、大人な感じ。昔はフランス映画はどうも相性がよくないと思っていたけど、だんだん好きになってきた。ワタクシも年をとったのだろうか(笑)。
はじめ、J・ビノシュが出てくると、化粧は恐ろしくケバイし、おせっかいだし、騒々しいし、やな感じだなあと思った。続いて登場したJ・レノも(この髪型は微妙・・・)、気むずかしくて、神経質で、未練がましくて、いい感じのしない男。この2人が恋に落ちるとは・・・?(ちなみに初共演だそう。)
ところが、いろいろあって、2人がホテルで同室になることになり、口論の末ローズが頭からドレッシングをかぶってしまい・・・・メイクをすっかり落とすと、やっぱりJ・ビノシュだった!素顔に近いビノシュの方がずっときれいなのだ。ビノシュも年取ってメイクが濃くなったのかなあと思っていたのだが、これも演出。素顔に戻ったビノシュ=ローズに惹かれ始めるレノ=フェリックス。
フェリックスは元シェフで、今は冷凍食品会社の社長として忙しく飛び回る身。それが、ホテルのキッチンを借りて料理をする・・・シェフだった昔を思い出すことで、やさしい気持ちになっていく。ローズもまたフェリックスに惹かれ始める。
日本語の題名、なかなかうまい。
思ったより、料理の場面が少なかったのがちょっと残念だったけど(題名から想像して勝手に料理の場面がいっぱいかと思ったので)、洒落たラストに至るまで、楽しませてもらったラブコメディだった。
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