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2007/03/20

「チャーリーとチョコレート工場」

本日の映画
チャーリーとチョコレート工場
movie-22 「チャーリーとチョコレート工場」 Charlie And The Chocolate Factory 2005年米


DIR:ティム・バートン
CAST:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘラナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー、ジェームズ・フォックス、ディープ・ロイ、クリストファー・リー
STORY:15年前から誰一人として出入りしたことのない不思議なチョコレート工場。工場の経営者ウィリー・ウォンカは、ゴールデンチケットを引き当てた5名のみ特別に工場見学を許可するという声明を発表。失業中の父、母、寝たきりの2組の祖父母とともに暮らす貧しい少年チャーリーも奇跡的にチケットを手に入れ、工場へ招かれるが・・・


☆☆☆☆鮮やかな色彩のファンタジー。


独特の世界を創り出すT・バートンと、「奇妙な味」の原作者ロアルド・ダール。この組み合わせはどうか?これは成功だった、と思う。
かなりブラックな笑いが、色鮮やかな映像で展開されていくのだが、これがおもしろいのだ。
T・バートンの苦手な人でもこれはまあ見られるのではないだろうか。


お話は、童話らしく(しかし、R・ダール原作なのでちょっとひねって)教訓たっぷりで展開する。
工場に招待された5人の子供は、お金でチケットを買い占める傲慢な少女、賞を取ることに執念を燃やす勝ち気な少女、食い意地の張った肥満の少年、ゲームおたくのイヤミな少年、そして、貧しいが善良なチャーリー少年。
この設定で、まあなんとなく筋書きが読めますね。なにしろ、チャーリー以外の4人が実にいやーな子供たちなんである。案の定、一人一人がとんだ目にあうわけだけど、この場面が、ウンパルンパ(ディープ・ロイが一人で演じている!怪演である)が歌い踊りながら進行していくので、ミュージカル要素もあって楽しい。


ジョニー・デップは、「パイレーツ・・・」の時はちとやりすぎかなあと思ったが、この映画ではオーバーな演技もしっくりきている。演じていて楽しそうだ(あの出っ歯は笑える)。やっぱり、J・デップはT・バートンとのコンビが一番ぴったりくるようだ。
T・バートンも昔の暗いだけ、という作風から少しずつ変化してきているように思えますね。

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