「チャーリーとチョコレート工場」
本日の映画
movie-22 「チャーリーとチョコレート工場」 Charlie And The Chocolate Factory 2005年米
DIR:ティム・バートン
CAST:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘラナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー、ジェームズ・フォックス、ディープ・ロイ、クリストファー・リー
STORY:15年前から誰一人として出入りしたことのない不思議なチョコレート工場。工場の経営者ウィリー・ウォンカは、ゴールデンチケットを引き当てた5名のみ特別に工場見学を許可するという声明を発表。失業中の父、母、寝たきりの2組の祖父母とともに暮らす貧しい少年チャーリーも奇跡的にチケットを手に入れ、工場へ招かれるが・・・
☆☆☆☆鮮やかな色彩のファンタジー。
独特の世界を創り出すT・バートンと、「奇妙な味」の原作者ロアルド・ダール。この組み合わせはどうか?これは成功だった、と思う。
かなりブラックな笑いが、色鮮やかな映像で展開されていくのだが、これがおもしろいのだ。
T・バートンの苦手な人でもこれはまあ見られるのではないだろうか。
お話は、童話らしく(しかし、R・ダール原作なのでちょっとひねって)教訓たっぷりで展開する。
工場に招待された5人の子供は、お金でチケットを買い占める傲慢な少女、賞を取ることに執念を燃やす勝ち気な少女、食い意地の張った肥満の少年、ゲームおたくのイヤミな少年、そして、貧しいが善良なチャーリー少年。
この設定で、まあなんとなく筋書きが読めますね。なにしろ、チャーリー以外の4人が実にいやーな子供たちなんである。案の定、一人一人がとんだ目にあうわけだけど、この場面が、ウンパルンパ(ディープ・ロイが一人で演じている!怪演である)が歌い踊りながら進行していくので、ミュージカル要素もあって楽しい。
ジョニー・デップは、「パイレーツ・・・」の時はちとやりすぎかなあと思ったが、この映画ではオーバーな演技もしっくりきている。演じていて楽しそうだ(あの出っ歯は笑える)。やっぱり、J・デップはT・バートンとのコンビが一番ぴったりくるようだ。
T・バートンも昔の暗いだけ、という作風から少しずつ変化してきているように思えますね。
« 「ラヴェンダーの咲く庭で」 | トップページ | 寒天ブーム »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「フローズン・リバー」(2024.11.06)
- 「屍人荘の殺人」(2024.10.07)
- 「127時間」(2024.09.07)
- 「パーフェクト・ゲッタウェイ」(2024.09.02)
- 「ゆるキャン△」(2024.08.28)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「チャーリーとチョコレート工場」:
» 映画「チャーリーとチョコレート工場」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原作:ロアルド・ダール「Charlie and the Chocolate Factory」
全世界で1300万部を売り上げるベストセラーの映画化作品。
両親と両祖父母と一緒に、今日もまたキャベツのスープをすするチャーリー少年(フレディー・ハイモア)。彼の楽しみは、年に一度、誕生日に買っても... [続きを読む]
コメント