リリアン・J・ブラウン『猫は山をも動かす』
本日の本
book-14 『猫は山をも動かす』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:ついにクィラランが莫大な遺産を受け取る日がきた。彼は今後のことを考えるため、2匹の猫とともに山荘を訪れる。そこは1年前に所有者が殺されたところだった。犯人として捕まった男が真犯人ではないと考えたクィラランは真犯人探しをはじめるが・・・
☆☆☆シャム猫ココシリーズ第13弾。
ピカックスに住んで5年たったクィラランは、ついに信託された遺産を受け取ることに。
ピカックスを離れて静かに山で過ごそうとしたクィラランだが・・・いい天気ばかりと聞いたのに雨ばかり、家はホテルだったところで無駄に広く、道には迷い、とトラブル続きで、この様子がおかしい。
殺人事件の犯人探しは、早くから検討がついてしまうのだが(だいたいこのシリーズはそういうことが多いけど)、個性的な山の住民との会話が笑える。
猫たちも今回は、結構活躍するけれど、やっぱりピカックスの連中がほとんど出てこないのは寂しい。
それにしても、クィララン、住まいにはとことんついてないですなあ。
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