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2007/05/21

「ランダム・ハーツ」

本日の映画
ランダム・ハーツ
movie-37 「ランダム・ハーツ」 Randam Hearts 1999年米


DIR:シドニー・ポラック
CAST:ハリソン・フォード、クリスティン・スコット・トーマス、チャールズ・S・ダットン、ボニー・ハント、デニス・ヘイスバート、シドニー・ポラック、スザンナ・トンプソン、ピーター・コヨーテ、ディラン・ベイカー
STORY:ワシントンDC警察の巡査部長ダッチの妻の乗ったフロリダ行きの飛行機が墜落死亡する。彼女はニューヨークに向かっていたはずだったが、チャンドラーという男の妻としてフロリダに向かっていたのだった。やがて、チャンドラーの未亡人で議員のケイに接近するが2人は惹かれあう。


☆☆☆大人のラブ・ストーリー。


K・S・トーマスのラブ・ストーリーと聞くとちょっと期待する。「イングリッシュ・ペイシェント」もよかったし、「モンタナの風に抱かれて」もよかった。一方、H・フォードのラブ・ストーリーというと微妙・・・古くは「ハノーバー・ストリート」、「サブリナ」。どうも似合わないというイメージ。


そしてこの映画だが、やっぱりね。K・S・トーマスはよかったと思う。クールで優等生的美女だが、ふとした瞬間に感情がほとばしり出るという役柄。こういった役柄はよく似合う。
ところが、H・フォードはねぇ、やっぱり静かな芝居が似合わないというか、演技派と共演すると単調さが目立ってしまうというか・・・決してキライじゃない。というか昔からファンだったのだが、どうしてもハンソロ、インディ・ジョーンズのイメージから抜けられないのが不幸なことだ。


というわけで、どうもしっくりこない感じをはじめから持っていたのであるが、さらにこの映画、中だるみがあるのである。飛行機が墜落するまでは非常にいいテンポ、ダッチがケイに接近するまでもスムーズ、ところが2人が恋に落ちてからが長い、長い。二人の想いが次第に深まっていく様子をじっくり描こうとしたのかもしれないが、もう少しテンポがあってもよかったのではないだろうか。ダッチが関わる事件についても思い切ってカットしてもよかったと思う。


デイヴ・グルーシンの音楽がよかっただけに、惜しい映画だった。

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