原知里『ドイツ・ミュンヘンの散歩道』
本日の本
book-29 『ドイツ・ミュンヘンの散歩道』 原知里著 東京書籍
ドイツ本第5弾は、ミュンヘンに長く滞在したことのある著者のエッセイ。
本の題名から、勝手にミュンヘンを足で歩いたガイドブック的本かと思っていたのだが、そうではない。もちろんミュンヘンガイドにもなっているけれど、むしろ、ドイツ人とのつきあいの中でわかってきたドイツ人気質や考え方について書いた本といった方がいい。これはこれでおもしろかった。
ドイツ人は大変な議論好きとのこと。議論することで異なった見方を知ることができ、より高い認識へと導かれるということらしい。日本人だとなるべく議論にならないよう、人の顔を伺いがちだと思うのだが・・・
著者撮影のきれいな写真も多く、スイスイ読めてしまった。
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