「恋はデジャ・ブ」
本日の映画
movie-36 「恋はデジャ・ブ」 GroundHog Day 1993年米
DIR:ハロルド・レイミス
CAST:ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル、クリス・エリオット
STORY:テレビのお天気キャスターは高慢でイヤミな男。ウッドチャック(モグラ)のお祭りの取材に、プロデューサーのリタ、カメラマンのラリーとバンクタウニーという町にやってくるが、取材がつまらないと文句ばかり。取材が終わり帰ろうとしたフィルたちだが、吹雪きで閉じこめられてしまう。やむなくもう一泊するか、翌朝がきてみると、またお祭りの日・・・昨日がはじまったのだった。
☆☆☆デジャ・ブ・・・デジャヴというと最近のデンゼル・ワシントン主演の映画を思い出すが、これはコメディ。近々ビル・マーレイの「ブロークン・フラワーズ」を見ようかと思っているので、久々に再見。
そもそもワタクシ、あんまりB・マーレイが得意じゃあない。すごくアクが強いというわけではないのだけど、(実際の本人がどうかはともかく)嫌みな、小ずるい仏頂面の男を演じることが多くて、なんか共感できないキャラなような気がするんである。
この映画でもまさにそういう役どころで、主人公フィルはとにかくいやーな男。
なぜか自分だけ2月2日を繰り返すことになったフィルは、その境遇を利用してはじめはやりたい放題。悪いこともたくさんやって、好きになったリタをなんとか口説こうと、毎日(実際はずっと2月2日なのだが)リタに関して得た情報を最大限利用し、気に入られようとあの手この手を繰り出すが、その度にリタに平手打ちされる。このシーン、なかなか笑える。
そのうちむなしくなったフィルは、毎日自殺を繰り返すが、目覚めるとやっぱり2月2日がはじまる・・・まあこの気持ちもよくわかる。毎日同じことしか繰り返されないとしたら、毎日起こることがすべてわかってしまっていたとしたら、一生懸命生きていこうという気持ちが萎えてしまうだろう。
ここで、ようやくフィルも生まれ変わるのだ。自己中心的だった男が、他人のことを思いやるようになって、そして奇蹟が・・・
たわいのないファンタジーといってしまえばそれまでだけど、気分よく見終えることができる。はじめてビル・マーレイもいいなと思った映画だった。
リタ役のA・マクダウェル、「グリーン・カード」、「フォー・ウェディング」などロマンティックコメディにいろいろと出ていて、ファンだったのだが、この10年くらいあまり姿を見ないのが残念だ。
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原題:Groundhog Day(1993)
10年以上も前のこと、一体何をしていたのか、遠く忘却の彼方だが、この映画を見逃していたとは・・ちょっぴり歯がゆくも、究極の愛の形を見せてくれる・・
フィル(ビル・マーレイ)は天気予報のTVキャスター、リタ(アンディ・マクダウェル)は女... [続きを読む]
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