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2007年6月

2007/06/30

檀ふみ・阿川佐和子『けっこん・せんか』

本日の本
けっこん・せんか
book-35 『けっこん・せんか』 檀ふみ・阿川佐和子著 文春文庫


友人となったかれこれ20年あまりのお二人の対談集。
対談集はどうも読みづらくてあまり読まないのだが、これはスラスラと読めてしまう。


このお二人の往復エッセイ集(「ああ言えばこう食う」「ああ言えばこう行く」)はケッサクで、二人のユーモアたっぷりかつ辛辣なやりとりがおもしろかったのだが、対談だとさらに辛辣さアップ。
そして、なぜか恋だの結婚だの話をしているハズが、食べ物の話になったりして・・・食べることにかける熱意はスゴイ。


遠藤周作、野坂昭如、関口夏央氏などとの座談会も楽しく、一気に読んだ。


まあしかし、これだけ言いたいことが言える友人がいるというのはホントにうらやましいですね。

2007/06/28

リラックマあれこれ

忙しい日々が続いております(泣)。
映画を見たり、本を読んだりの時間がなかなかとれずに悲しい・・・


そんなワタクシを和ませてくれるのは・・・
リラックマグッズ!


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こちら、ついつい買ってしまったミニタオル。というか、食玩だったんですが。


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そして、こちら職場の後輩にもらったマグネット。


今年の誕生日にでっかいコリラックマのぬいぐるみをもらって(後輩がUFOキャッチャーでゲットしたらしい)、たまに身代わりとして席においていたりもする。
Tシャツ今度買おうかな。

2007/06/27

曽我尚美『ドイツお菓子物語』

本日の本


book-34 『ドイツお菓子物語』 曽我尚美著 東京書籍


ドイツ本第9弾。


ドイツというと、まずビール、そして次にワインが思い浮かんでしまうのだが(笑)、お菓子もいろいろとあるんですね。
ザッハトルテ、キルシュトルテ、アプフェルシュトゥルーデル、シュトーレン、バウムクーヘン、レモントルテetc...
聞いてみると、昔よく作ったなあというお菓子がいろいろ。


食後にいちいちデザートを食べたりしていると、(多分ビールもたくさん飲むだろうから)太らないか心配になるが(笑)、いろいろと食べてみたいですね。
ちなみにワタクシはお酒が大好きですが、甘いものも(量が多くなければ)ちゃんといただきます!


ドイツお菓子物語ドイツお菓子物語
曽我 尚美 鈴木 奈月


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2007/06/26

ドイツのガイドブック

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ドイツ旅行のためのガイドブックをようやく購入(るるぶは古本)。
仕事も忙しく、体調もいまいちなので、せめて旅行のことを考えてテンションを高めようとと、時々パラパラと。
夏休みまであと1ヶ月とちょっと。
ちゃんと仕事が終わるか心配ですが、まあなんとかがんばろうと思います。

2007/06/25

サントリー 金麦

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発泡酒や第3のビールが新しく出ると、ビールにかなうものはない!とぶつぶつ言いつつも結局買ってしまうワタクシ。
今週は、新発売、サントリーの第3のビール「金麦」である(発泡性リキュール類)。檀れいさんが宣伝しているアレ。


缶のデザインは気に入った・・・
なんて、味が問題なんですが・・・


あ、これは結構いいですね。ワタクシ的には第3のビールでは久々ヒットかも。
クセがない感じで(特に第3のビールの臭みがない)、苦みもちょっとだけある。この苦みが持続しないのがビールと違って残念なところだが、スルスルのノドを通っていった。


これなら、これから飲んでもいいかも。
来年になってもあるかどうかは微妙だけど。

2007/06/24

甲斐ノワール

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2月に山梨にイチゴ狩りに行った帰り、ぶどうの丘で購入したワインがまだ残っていた。夏になる前に飲んでしまおうと開けたのは・・・


「甲斐ノワール」。山梨産の赤ワイン専用品種の甲斐ノワールというぶどうで、カベルネ・ソーヴィニヨンとブラック・クィーンの交配種とのこと。
ブラック・クィーンという名前から想像するとおり、黒紫色のかなり濃い色。香りも結構強くスパイシーな感じ。交配種といっても、カベルネはほとんどうち消されてしまっている気がした。
どっしりとしたワインで、これ悪くない。昨日開けたのだが、一日たったらとがったところがなくなりよりよくなっていた。


またまた日本のワインもやるねと思いました・・・

2007/06/23

スワロフスキーのスワン

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オーストリアみやげでいただいた、スワロフスキーのスワン。
毎年12月には買うことにしているのだが、思いがけずコレクションが増えた。
考えてみると、基本のスワンは持ってなかったなあ。


このケースの中に無理やり押し込めて、玄関に飾りました(ビーグルにちょっと詰めてもらった)。

杉浦明平『カワハギの肝』

本日の本
カワハギの肝
book-33 『カワハギの肝』 杉浦明平著 光文社文庫


著者はイタリアルネサンス研究家であり、翻訳家であり、文学者、批評家、小説家でもあった人(故人)。もしかして、クオレなんかはこの方の訳で読んだかもしれないが、今まで名前は存じ上げなかった。が、ワタクシは食に関するエッセイが大好きで、もう30年も前の本ではあるが(これは復刊本)読んでみた。


著者は食に関してすごい頑固。うまいものはうまい、まずいものはまずい、がはっきりしている・・・固いものが好きで柔らかにものはきらいらしい。そして、先頃の食べ物は苦みがなくなったとなげく。確かに、30年前よりさらに、食べ物は、より苦くなく(野菜なんて特に)、すっぱいものは甘くなり、柔らかいものの方が好まれるようになっているようだ。
苦みでいえば、ビール!著者も最近のビールは女子供の飲むものになってしまったとなげく。ワタクシはビールも苦いのが大好きなので、女子供の~というくだりには賛成しかねるけど(笑)、この頃からもう食べ物の軟弱化(?)ははじまっていたということだろうか。


おいしいものを食べるためなら、自分で野菜を作り蜂蜜もとる、という著者のエッセイ、一本筋が通っていてある意味気持ちいいです。

2007/06/21

「ブロークン・フラワーズ」

本日の映画
ブロークンフラワーズ
movie-46 「ブロークン・フラワーズ」  Broken Flowers 2005年米


DIR:ジム・ジャームッシュ
CAST:ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン、ジュリー・デルピー、クロエ・セヴィニー
STORY:コンピューター成金のドンは初老となった今も独身生活を謳歌する日々。恋人シェリーに去られたところに、差出人不明の手紙が届く。そこには「あなたの息子は19歳になります」とあった。お節介な隣人ウィンストンが昔の彼女たちを訪問する旅の手配をしてしまい、気乗りしないまま出かけたドンだったが・・・


☆☆☆☆カンヌ映画祭審査員特別大賞受賞作。


ジャームッシュの映画は独特の間合いがあり、その抜けた感じが(自分の気分に)ぴたりとはまる時にはすごくおもしろく感じるのだが、ダメな時はイライラとしてしまう。というのが、ワタクシとジャームッシュ映画のつきあいである。
で、この映画だが、なかなかにおもしろかった。


主人公ドン・ジョンストン(ドン・ジョンソンではない!というギャグも繰り返し出てくる)はコンピューター関連の仕事で一山あてて、悠々自適の生活を送っているが、あまりにお気楽な生活を送っていたために、若い恋人にも去られてしまう。そこにどうやら昔の恋人との間に息子がいるらしいという手紙。ミステリマニアらしい隣人がおせっかいにもいろいろと推理した上、昔の恋人たちを訪ね歩く計画を勝手にたててしまう。


何もすることのないドンは、いやがっていたのものの、結局お膳立て通りの旅に出かけ、訪ね歩くことに。この昔の恋人たちがジェシカ・ラング、シャロン・ストーン、ティルダ・スウィントンなど豪華な顔ぶれ。彼女たちはあまりドンを歓迎はしてくれないのだが(ま、当然でしょうねぇ)、皆、決して幸せそうではない。


彼女たちに会ううちに、もともと低かったドンのテンションはますます低くなり・・・最後までさえないドンである。そんなドンを演じるのはおとぼけ演技のうまいB・マーレイ。いつもにまして脱力感のある演技で、ジャームッシュ映画にぴったり。特にこの役はマーレイならではだと思う。やる気のないくたびれたジャージ姿で、もそもそしゃべる姿がおかしい。


この映画のラストは好みが別れるかもしれない。息子は?そして手紙の主は?昔の恋人たちの誰かなのか?隣人か?出ていった恋人の仕業か?ジャージ姿の青年2人も意味深だ。
ドンは旅を通して何を得たのかもあいまいで(「過去は帰られない、未来は変えられる、大事なのは現在だ」などという哲学めいた台詞を吐くけれど)、無表情なマーレイな表情とともにフェイド・アウト。しかし、随所にニヤリクスリとする場面があって、なんとなーく気にいったのだった(今度見た時におもしろいと思えるかはわからない)。

ラ・シャス・デュ・パプ

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風邪ひきのワタクシにお見舞いとして(?多分?)同居人が買ってきてくれたワイン、コート・デュ・ローヌのラ・シャス・デュ・パプ(赤)。


パプと聞くと、同じコート・デュ・ローヌの有名なワイン、シャトー・ヌフ・デュ・パプを思い出すが、これとは違う。シャトー・ヌフの方が少しお高く、フルボディで濃厚。こちらは「法王の新しい城」という意味。


そして、ラ・シャスの方は「法王の小箱」という意味。ぶどうの種類は、グラナーシュ、サンソー、シラーで、甘い香りがすると書いてあったが、その通り、ふっと甘い香りはするものの味が甘いわけではない。ミディアムボディとのことだが、限りなくフルボディに近い感じ。
同居人は1000円ちょっとで買ってきたとのことだが(お店では2000円~3000円くらいで出すようだ)、この値段を考えるとかなりお得感あり。


ごちそうさま!<風邪ひきでそんなに飲んでいいのか?(笑)

2007/06/19

「バリスティック」

本日の映画
バリスティック スタンダード・エディション
movie-45 「バリスティック」  Ballistic 2002年米


DIR:カオス
CAST:アントニオ・バンデラス、ルーシー・リュー、グレッグ・ヘンリー、レイ・パーク、タリサ・ソトー
STORY:国防情報局DIA長官ガントの息子マイケルが、長官の部下に誘拐されるが、さらに謎の女シーバーによってマイケルは連れ去られてしまう。7年前に妻が爆殺されて以来酒浸りの生活を送る元FBIのエクスに命じられたのがマイケルの奪還。報酬は、なんと死んだはずの妻の居場所だった・・・


☆☆☆迫力の爆破シーン!


とにかく、相次ぐ銃撃シーン、爆破シーンがすごい。迫力だ。音楽がちとうるさいが、その音楽もかきけす爆破音(笑)。
正直言って、ストーリーは臭くてやや白け気味になるが、なんといってもこの派手な映像を楽しむべきだろう。


そして、ルーシー・リューのアクションのかっこよさも。「チャーリーズ・エンジェル」でもアクションをこなしていたが、この映画ではど迫力。強すぎるってほど強い。敵はな何人いたんだろう?壊滅状態ですから。こんな女殺し屋をニコリともしないL・リューがクールに演じる。似合いの役柄だ。
それに対して、A・バンデラスはちょっとさえなかったかなあ。L・リューに完全に負けていた・・・気がする。


最後の方は、ますます火薬の量が多くなり、お話などどうでもよくなるが(笑)、90分という短さは潔くてよい。

2007/06/18

「28日後...」

本日の映画
28日後... (特別編)
movie-44 「28日後...」  28 Days Later... 2002年英米オランダ


DIR:ダニー・ボイル
CAST:キリアン・マーフィー、ナオミ・ハリス、クリストファー・エクルストン
STORY:ウィルスに感染した実験用チンパンジーが動物愛護活動家たちによって解放された直後、一人がチンパンジーに噛まれて感染、仲間に襲いかかる。28日後、事故で昏睡状態に陥っていたジムがロンドン市内の病院で目覚めると、病院内は無人。街に飛び出したジムは驚くべき事実を知るのだった。


☆☆☆単なるゾンビホラーだと思って見始めたら、そうでもなかった・・・


開巻直後、主人公ジムが誰もいない病院を出て、街中を行くと、人も車もいっさいいない(早朝とかに撮ってるんだろうか)。嵐の前の静けさといった感じで、不安感が次第にましていく。
ジムが教会でウィルスの感染者に襲われてから、一気にサスペンスが高まり、ジムでの実家の場面、父娘との出会い、スーパーでの場面、安全な場所での休憩の場面などホッとさせる場面も織り交ぜながら、ハラハラドキドキが続く。感染者が襲ってくる場面は、それほど恐くはないのだが、仲間が感染し殺さざるを得ないというシチュエーションは悲しい。


それにしても、このウィルスすごい威力ですねぇ。なんとものの20秒ほどで発病するんですよ。今まで感染ものもいろいろあったが、これはもっとも強力なウィルスかも。


自分たちを助けてくれるはずの軍の駐屯地に着いたはずが・・・感染者と同じか、それ以上に悪い・・・野性むき出しの人間達と対決するという皮肉。はじめは弱々しかった主人公も、野性に目覚めたのか(狂気すれすれのすごい表情で)、無我夢中で闘うことになる。
単純なホラーではないところが、おもしろい。


主演は、このころはまだ無名だったキリアン・マーフィー(「真珠の首飾りの少女」など)と、ナオミ・ハリス。N・ハリスははじめわからなかったのだが、パイレーツ~シリーズのティア・ダルマじゃないですか。そして、監督はダニー・ボイル。失敗作と言われている「ザ・ビーチ」はまだ見ていないのだが、同じくハリウッドで撮った「普通じゃない」があまりにフツーだったので(笑)、監督自身もこりゃいかんと、また無名の俳優を使い、イギリスに戻って撮ったのかもしれない。


エンディングは、徹底したホラーにするならば、別バージョンの方がいいかもしれないが、ワタクシ的には希望のある方が好きだ。


さてさて、先日英米では公開されたこの続編はどんな仕上がりだろうか?

2007/06/17

サントリー モルトセレクション(英国産麦芽使用)

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おととい、コンビニで変わったビールを見た。熊の絵が描いてある!かわいい!
これは買ってみねばと思い、スーパーのお酒コーナーに行ってみたがない。しょうがないので、おととい行ったコンビニに行って購入。


そうか、このビールはコンビニ限定ビールなんですね。サントリーは一昨年からコンビニ限定ビールを売り出しているらしく(今回はじめて知りました)、今年になってからカナダ産麦芽使用、そしてこの英国産ロースト麦芽使用と2種類発売されている。


注いでみると、泡はきめ細やかで、色はアンバー。そういうところもイギリスっぽい。
飲んでみると、ちょっと焦げ味(ローストというんですか)。苦みはそれほどないが、しっかり味で、イギリス的にじるじると飲むのにいい感じ。つまり、じっくり飲むのにいい感じだ。
ぐぐっとではなく、ゆっくり飲むとよろしいようです。

吉祥寺:広島焼HIDE坊吉祥寺店

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以前吉祥寺にあった広島焼のお店(みやじま)がなくなってしまい残念な思いをしていたが(国分寺のサンフレッチェもなくなってしまった)、3月にこのお店ができたと聞き行ってみた。広島焼HIDE坊吉祥寺店。3軒目のお店らしい。
今日は1時まで仕事で・・・実際はすぐにはでられず、クローズ時間の2時ぎりぎりに滑り込み。


広島焼以外もいろいろとあるが、ここはオーソドックスに肉玉のそばを注文。夜頼むと790円のところランチだと700円である。


見た目かなりのボリューム。お好み焼だとキャベツの量が多いからすごくおなかがいっぱいになるわけではないのだが、広島焼の場合麺が入るので結構なボリュームになる(結局少し同居人の方に輸出)。


コテにはオタフクソースマークの刻印が。うーん、これ欲しい。でも、ワタクシ日常的にお好み焼きを食べるわけではないので、やっぱり箸が欲しくなる。食べ終わってお皿をしげしげ見てみるとお皿にもオタフクソースのマークが。うーん、これも欲しい。


味はちょっと薄目。しかしテーブルにはちゃんとオタフクソースとからしマヨネーズがおいてあるので好みの味にすることができる。オタフクソースは結構濃い味なのであんまりかけると辛いが・・・


広島焼というと、いつもそば入りの方を頼んでしまうけど、うどん入りってどうなんだろう。もっとボリュームがありそうな気がする。
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-20-1 TYビルB1

2007/06/16

PEPSI ICE CUCUMBER

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コマーシャルで見て気になっていた新発売のPEPSI ICE CUCUMBERを恐る恐る買ってみた。
きゅうりとコーラのコラボ?うーん、あんまりおいしそうじゃない。<じゃあ買うなという話もあるが(笑)


で、フタを開けてみるといきなりきゅうりの青っぽい香りが・・・
もちろん、飲んでみるときゅうりの味が残る。


うーむ、かなり微妙。多分定番にはならないだろうなあ。

2007/06/14

SUNTORY×笑点

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先日サントリーモルツを箱で買ったところ、こんなものがおまけでついてきた。


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トートバッグ。お酒なんかを入れるのにいいということかな?ワタクシは週末に水(2リットル×2本)を買う時に使用(持つのはワタクシではないのだが)。


このバッグももらえてよかったのだが、是非とも欲しいのはコラボTシャツ。いろいろな柄があるのでどれにしよう?と迷ってしまうが、そんなに悩む必要はないかもしれない。なにせワタクシは非常にくじ運が悪く、応募してもあたったためしはないので・・・
今月末までなので、とりあえず4口応募してみますか。期待しないようにしよう・・・
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2007/06/13

「ドミノ」

本日の映画
ドミノ
movie-43 「ドミノ」  Domino 2005年米仏


DIR:トニー・スコット
CAST:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、エドガー・ラミレス、ルーシー・リュー、クリストファー・ウォーケン、デルロイ・リンドー、ジャクリーン・ビセット、アイアン・ジーリング、ブライアン・オースティン・グリーン
STORY:名優ローレンス・ハーヴェイの娘として何不自由ない生活をしていたドミノ。父は彼女の幼い頃に亡くなり、母は金持ちと再婚。ハリウッドでの生活になじめない彼女はやがて賞金稼ぎの道を歩みはじめる。


☆☆☆実在の人物ドミノの半生を描く映画。


実在のドミノは、この映画の公開を待たずに心臓発作で亡くなっているが(享年35歳)、映画にだいぶ脚色があるにしても、驚きの人生である。
ローレンス・ハーヴェイ(「影なき狙撃者」、「年上の女」、「アラモ」、「バターフィールド8」など)の娘がなぜ賞金稼ぎに?どうやら幼い時に父を亡くし、母が再婚して住んだハリウッドの虚飾に満ちた生活になじめず、反抗心から、そして退屈を紛らわすために、よりによって賞金稼ぎになったらしい。この危険な生活がたまらなく刺激的だったのだろうか。


ドミノを演じるのは、今をときめくK・ナイトレイ。ボーイッシュな感じと反抗的な態度はよくでているけれど、ちょっと背伸びしているかなという印象。この後「パイレーツ~」の2作目3作目に出演するわけだが、格段に成長していると思う。
懐かしや、ミッキー・ロークも登場、最近はすっかり渋くなって、若い頃よりよろしい。そしてもっと懐かしかったのは、ドミノの母を演じたジャクリーン・ビセット。70年代に活躍した美人女優もすっかり老けたなあ・・・


監督はトニー・スコット。みはじめてすぐ、この映像「マイ・ボディガード」と同じだなあと思ったのだが、スコット流スタイリッシュ(と言われるんでしょうねぇ。)な映像にどうもなじめないワタクシとしては、ちょっと鬱陶しかった。スコットの音楽の使い方なんか好きだし、過去と現在をいったりきたりする手法はおもしろいのだが・・・


映画そのものより、DVD特典としておさめられている実在のドミノのインタビューや制作裏話の方がより興味深い。作り物よりやはり真実の方が格段におもしろいということだろうか。是非この特典は見るべし、である。

2007/06/12

紅山雪夫『ドイツものしり紀行』

本日の本
ドイツものしり紀行
book-32 『ドイツものしり紀行』 紅山雪夫著 新潮文庫


ドイツ本第8弾。


この本、実はおととしからうちにあったんである。そして、去年ドイツを旅行するつもりでさあ読もうと思ったところで計画が頓挫。今年ようやくドイツ旅行の計画がまとまり、ようやく読んだという次第。


この筆者のヨーロッパものしり紀行シリーズはすべて読んでいるが(ただし最近出たイタリアものしり紀行はまだ読んでいない)、とても勉強になるシリーズである。もっと前に知っていたら・・・
ヨーロッパを旅行するに際しては、歴史、建築、美術、神話、そして(これが大変重要だが)キリスト教をできればよく理解して出かけた方が、より楽しめる。まあ一度読んだくらいでは頭にすべて入るわけではないけれど、それでも読む前より読んだ後の方が、旅行していて楽しみが広がった気がする。


このドイツに限定したものしり紀行もあらゆる要素を詰め込み、これがあればバッチリ!(ただし、読んだ端から忘れてるが・・・苦笑)これを携行して、ドイツをがしがし歩いてきたいと思う。

2007/06/11

檀ふみ・阿川佐和子『太ったんでないのッ!』

本日の本
太ったんでないのッ!?
book-33 『太ったんでないのッ!』 檀ふみ・阿川佐和子著 新潮文庫


この2人のエッセイは大好きで、新刊が(文庫で)出ると即買い。
1人1人でも十分おもしろいのだが、2人がコンビで登場するとおもしろさ倍増!『ああ言えばこう食う』にはじまる2人の往復エッセイ集、出るのが楽しみだ。


で、この本だが、「デリシャス」という雑誌(今はないらしい?)の連載で、その名のとおり、まあ涎が垂れそうなデリシャスな食べ物の数々が登場する。また2人が書くと実においしそうなんでありますね。おなかが減ってる時に読むのは危険だ。


時に辛辣な言葉の応酬が・・・と思いきや、実は2人が互いに楽しんで書いている様子が見てとれて、こういう親友がいたらいいなと思う。
2人の掛け合いが楽しい1冊である。これからも是非コンビで書いていただきたい。

2007/06/10

焼き芋焼酎 鬼火

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今年は焼酎を研究するはずだった。本も買った。


ところが・・・
1杯目はビールとしても、2杯目行こうはやっぱり好きなワインを飲んじゃって、焼酎という気分にならないんである。外で飲んだ時も、じゃあ焼酎をと思わなくはないのだが、やっぱりたいしたもの置いてなくてもワインを頼んじゃうんである。
なので、今年に入ってから焼酎はほとんど飲んでいなかったのだが、昨日同居人が買ってきたので久々に飲んでみた。


焼き芋焼酎「鬼火」である。この焼酎、去年の忘年会で飲んで気に入っておいしかったよ~と何度も言っていたら、まんまと(?)同居人が買ってきたのであった。
はじめからすごい芋の香りがするというわけではないのだが、お湯で割ってちびちびと飲んでいると、口の中に焼き芋の香りがふわーっと広がる。単なる芋焼酎もいいのだが、香りという点ではこちらの方がよろしい。


たまには焼酎もいいもんだ。

2007/06/09

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

本日の映画
パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック
movie-42 「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」  Pirates Of Caribbean:At World's End 2007年米


DIR:ゴア・ヴァービンスキー
CAST:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、ジョナサン・プライス、ビル・ナイ、チョウ・ユンファ、ステラン・スカルスガルド、ナオミ・ハリス
STORY:デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ強大な支配力を得た東インド会社のベケット卿は次々と海賊たちを抹殺していた。伝説の海賊9人による評議会を開いて対決しようとする海賊たちだが、その1人が深海の魔物クラーケンに飲まれ行方不明となったジャック・スパロウ。ウィル、エリザベス、死から復活したバルバロッサたちはジャックを救出に向かうが・・・


☆☆☆☆前作を映画館で観てから10ヶ月あまり。待ちにまった3作目である。
前作の終わりが、なんだこれ~こんなところで終わるのか~早く続きを見せてくれ~(笑)な状態だったので、早く公開されないかと首を長くして待っていた。最近、ホントこういう売り方が多いなあ。


映画はいきなり本題に。これは、前作を見ていなかったら絶対にわからないだろうな。できれば、見る直前に1作目、(特に)2作目を見て復習しておくとすんなり物語に入っていけるだろう。


あとは、少々長いなと思う場面もあるものの、一気にラストまで。2時間50分と、かなりの長尺だが飽きさせない展開はさすがだ(あくまでも1作目、2作目を見ている人に限る)。ただ、やっぱり2作目で広げてしまった風呂敷が大きすぎてまとめきれなかったという面も。いろいろと突っ込みどころはあるが、女神があのあとどうなっちゃったのが最後まで気になって・・・ディヴィ・ジョーンズもあれで?・・・うーむ気になる。


前作ではコミカルなデップが目立っていたが、今回は若干影が薄くなっている。最初の方に登場しないということもあるし、大げさな役作りにワタクシが飽きてきたというのもある。
それよりも、今回はキーラが大活躍。オーリーも益々頼もしくはなったけれど、やっぱりキーラの勇ましさには負けている気が・・・そして、忘れてはならないのは、J・ラッシュの再登場。1作目でいなくなったハズが復活。意外なほどの大活躍で、デップもかすむ。
前作ではデップ、キーラ、オーリーのバランスがちょうどいい具合だったのが、本作ではそれが崩れてしまったのが残念だ。


最後の闘いの場面は大いに盛り上がり(渦に巻き込まれそうになりながらのアクションはなかなか見ごたえあり)、そしてちょっとせつないラストへ・・・


でもこれじゃ、絶対にまだ続編があるってことじゃ?いろいろとうやむやのうちに終わった事柄もさらに明らかになるのだろうか。


というわけで、ワタクシ的には、一番よかったのは2作目、次が本作という結果であった。

椎名誠『ワニのあくびだなめんなよ』

本日の本
ワニのあくびだなめんなよ
book-32 『ワニのあくびだなめんなよ』 椎名誠著 文藝春秋


週刊文春に連載中の赤マントシリーズもはや15冊目(多分)。


このシリーズ、出たら即買い・・・しかも文庫ではなく単行本の段階で買ってしまう。こういうシリーズは他にはない。毎週連載で読みたいくらい、大好きなシリーズである。


今、週に何回かは待ち時間の多い仕事をしているのだが、是非とも「週刊文春」、「週刊朝日」、「サンデー毎日」を置いていただきたい(どれも置いていない・・・)。赤マントシリーズ、東海林さだおのあれも食いたい、これも食いたい、中野翠の満月雑記帳はいずれも大好きな連載なのだ。


と、話はそれたけれど、今回もシーナ氏はあちこち出かけてます。パタゴニア、北極圏、日本でもあちらこちらに取材旅行。出かけていない時は読書、浮き球三角ベース。常にお忙しいシーナ氏。「あいかわらずの突風人生」とあるが、読んでる方もじゃんじゃか読んでしまった。いつもながらおもしろい。
沢野画伯のイラストもしみじみおもしろい。

2007/06/07

「アメリカン・スプレンダー」

本日の映画
アメリカン・スプレンダー
movie-41 「アメリカン・スプレンダー」  American Splendor 2003年米


DIR:シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ
CAST:ポール・ジアマッティ、ホープ・デイヴィス、ジェームズ・アーバニアク、ジュダ・フリードランダー、ハーヴィー・ピーカー、ジョイス・ブラブナー
STORY:病院の書類整理係として働くハービー・ピーカーは冴えない男で、2番目の妻にも逃げられたところだった。彼は、自分の日常をコミックにしようと思いつき、友人のロバート・クラムに作画を頼み、「アメリカン・スプレンダー」というコミック雑誌を創刊、予想以上の評判を呼ぶ。やがて熱心読者のジョイスと出会った彼は結婚するが・・・


☆☆☆☆実在のコミック原作者を描く映画。


見始めて15分くらいは正直言ってよくわからず退屈だった。よほど見るのをやめようかと思ったくらい。ところが、どんどんおもしろくなって、思いの外はまってしまった映画である。


実在の人物ハービーは病院の書類整理係として毎日を単調に過ごしてきていて、いっちゃ悪いが外見もいまひとつだし、特にこれといって楽しいこともなく、妻にも去られ、女性にはもてず、という具合にとにかく冴えない男。周囲にいる人物も相当な変人揃いでオタクの臭いがぷんぷん。


そんな日常をコミックにしたらこれが大当たり!というのが実話なのだからおもしろい。コミックも映画にちらちらと出てくるが、腹を抱えて大笑いというたぐいではないが、ニヤリクスリとおもしろそうなコミックだ。


会ってすぐ結婚を決める3番目の妻ジョイスもかなりオタクな人物で、まあなんというか、似たもの夫婦(笑)。
この2人を中心とした人々の日常をおもしろおかしく描いているわけだが、世間とのズレが笑える。とはいっても、キワモノ扱いしているわけでなく、描く視線に暖かみが感じられるのがよい。


映画には、本人も出演しているのだが、P・ジアマッティがそっくりなのがすごい。外見も似ているが、声やしぐさ、動作も本人そのもの。エキセントリックな感じがよくでている。妻ジョイス役のH・デイヴィスにもびっくり。原型をとどめていないというか、見事なばけっぷりだ。


かなり風変わりだが、じわじわとおもしろくなっていくこの映画、案外好きである。

2007/06/06

熊谷徹『住まなきゃわからないドイツ』

本日の本
住まなきゃわからないドイツ
book-31 『住まなきゃわからないドイツ』 熊谷徹著 新潮社


ドイツ本第7弾。


NHK特派員出身でフリージャーナリストとしてドイツに住む(1997年当時)著者がドイツの日常、社会情勢諸々について書いた本。イラストも著者が描いているが、玄人はだし。このイラストがユーモラスだ。


ドイツにはいい点もあり、もちろん悪い点もあるわけで、時に不合理さや問題点をするどく指摘するが、ユーモアのある語り口なので嫌な感じはしない。まさに住まなければわからない事柄が書かれており、なるほどと感心しながら読んだ。


10年前の本なので今はどうかわからないが、休暇の多さ(しかも実際にきちんと取得できるらしい)にはびっくり。うらやましい!短い労働時間でたくさんの仕事をこなさなければいけないのは大変だが・・・日本人ってホント休まないなあ。

2007/06/05

「氷の微笑2」

本日の映画
氷の微笑 2 アンレイテッド・エディション
movie-40 「氷の微笑2」 Basic Instinct2 2006年米


DIR:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
CAST:シャロン・ストーン、デヴィッド・モリッシー、シャーロット・ランプリング、デヴィッド・シューリス
STORY:ベストセラー作家キャサリン・トラメルの運転する車がテムズ川へと突っ込み、同乗のサッカー選手が死亡。かつてサンフランシスコで殺人の容疑者となった過去のあるキャサリンを有罪にするべく、精神科医グラスに鑑定の依頼が持ち込まれる。やがて、キャサリンはグラスに治療を頼み、患者となるが・・・


☆☆☆ラジー賞4冠に輝く?作品。
ラジー賞をとったとあらば、恐いもの見たさでついつい見てしまう。いったいどんな出来の悪さかと見てみたが・・・


ストーリー自体は決して悪くはない。思わせぶりな展開が多すぎるきらいはあるものの、「氷の微笑」続編でなければ、案外まともなスリラーだったと思う。


が、残念ながら、シャロン・ストーンが年をとってしまったのがいけないのだ。というか、あれから14年もたっているのだから年をとって当たり前なのだが、いくら扇情的なエロティックシーンをとっても、なんか痛々しさを感じるんですね。まだまだこの年にしては若いとは思うけど(CGで皺をとったというウワサは本当でしょうか?)、やっぱりやつれは隠せない。
14年じゃなくて、5年後くらいに撮ってくれたらよかったのになあ・・・


そして、相手役D・モリッシーが(ファンの方ごめんなさい)ワタクシにはまったく魅力が感じられず(役名が、マイケル・ダグラスならぬ、マイケル・グラスなのには大爆笑)、この点もマイナスポイント。S・ランプリングが出ていてちょっとうれしくなったが、それほど活躍の場面もなく、なんとなくもやもやしてるうちに映画は終わってしまったのだった。


このラストだと、3もできそうな気がするが、やめた方がいいでしょうねぇ。

2007/06/04

新井皓士『ドイツ・ラインとワインの旅路』

本日の本

book-30 『ドイツ・ラインとワインの旅路』 新井皓士著 東京書籍


ドイツ本第6弾。


先日、ドイツビールの本を読んだところだったので、今度はワインの研究だ!と思い読んでみたところ・・・
ワインの研究本じゃなかった(笑)。勝手に題名から思いこんでいたワタクシが悪いのだが・・・


いや、でもこの本、とっても中身が濃かった。ラインの源流をたどる、というところからはじまり、ワインももちろん飲みつつ、旅が進んでいくわけだが、単なる紀行物ではない。歴史の話をたくさん織り交ぜつつ、ドイツとはどのようなところなのかが浮かび上がってくる構成。
いやはや、勉強になりました。


もちろん!ドイツに行ったらおいしいワインもたくさん飲みたいのでさらなる研究もしたいと思います。

448779112Xドイツ・ラインとワインの旅路
新井 皓士 津田 孝二
東京書籍 1994-09

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2007/06/03

アサヒ PRIME TIME

0706031
今日のお酒は、アサヒのPRIME TIME。去年発売の生ビールである。


注ぐと、昨日の淡旨とは反対に、濃い黄金色。
飲んだ感じは・・・はじめにかなり甘みを感じる。アサヒというと、スーパードライのイメージが強いが、これはまったく逆方向にいったビールだ。スーパードライがダメな人をとりこもうという戦略?かくいうワタクシもスーパードライはダメなくちなので、これならよさそうだが・・・苦みがないビールなのでちょっと残念。決して悪くはないけれど・・・


夏向きのビールって感じじゃないですね。

2007/06/02

サントリー ジョッキ淡旨

0706021
今週買った新しいお酒は、サントリーのジョッキ淡旨(発泡性リキュール)。ジョッキ生シリーズの一つらしい。


淡とついているとおり、色は淡い。見た目薄そう・・・
飲んでみると、淡いです(笑)。味も淡かったのね。苦みはなし。フルーティーな味である。
やっぱりこれもビールと比較しちゃあいけないのだ。ついついビールと比べてしまうのだが。リキュールの一種として飲めばいいんでしょうね。


限定醸造と書いてあるが、夏だけの製品ということだろうか?これまた、暑い夏の日にジュースがわりの炭酸として飲むといいかもしれない。

麦飯石水

0706011
3月に健康診断に行って以来、健康が気になる今日この頃。
どうも水分を摂らなさすぎるらしい・・・
ということで、水を買うことにした。1週間に2リットル、最近は暑くなってきたので4リットル。専用ボトルを買っておいて、それに汲むタイプである。麦飯石水というのがどういうものかはいまいち研究不足なのだが、くせのない水で飲みやすい。
飲みつけないので、なかなか大変なのだが、努力して飲むようにしている。
ホントは1日に2リットルくらい飲め、ということらしいが、それは無理・・・

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