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2007/06/13

「ドミノ」

本日の映画
ドミノ
movie-43 「ドミノ」  Domino 2005年米仏


DIR:トニー・スコット
CAST:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、エドガー・ラミレス、ルーシー・リュー、クリストファー・ウォーケン、デルロイ・リンドー、ジャクリーン・ビセット、アイアン・ジーリング、ブライアン・オースティン・グリーン
STORY:名優ローレンス・ハーヴェイの娘として何不自由ない生活をしていたドミノ。父は彼女の幼い頃に亡くなり、母は金持ちと再婚。ハリウッドでの生活になじめない彼女はやがて賞金稼ぎの道を歩みはじめる。


☆☆☆実在の人物ドミノの半生を描く映画。


実在のドミノは、この映画の公開を待たずに心臓発作で亡くなっているが(享年35歳)、映画にだいぶ脚色があるにしても、驚きの人生である。
ローレンス・ハーヴェイ(「影なき狙撃者」、「年上の女」、「アラモ」、「バターフィールド8」など)の娘がなぜ賞金稼ぎに?どうやら幼い時に父を亡くし、母が再婚して住んだハリウッドの虚飾に満ちた生活になじめず、反抗心から、そして退屈を紛らわすために、よりによって賞金稼ぎになったらしい。この危険な生活がたまらなく刺激的だったのだろうか。


ドミノを演じるのは、今をときめくK・ナイトレイ。ボーイッシュな感じと反抗的な態度はよくでているけれど、ちょっと背伸びしているかなという印象。この後「パイレーツ~」の2作目3作目に出演するわけだが、格段に成長していると思う。
懐かしや、ミッキー・ロークも登場、最近はすっかり渋くなって、若い頃よりよろしい。そしてもっと懐かしかったのは、ドミノの母を演じたジャクリーン・ビセット。70年代に活躍した美人女優もすっかり老けたなあ・・・


監督はトニー・スコット。みはじめてすぐ、この映像「マイ・ボディガード」と同じだなあと思ったのだが、スコット流スタイリッシュ(と言われるんでしょうねぇ。)な映像にどうもなじめないワタクシとしては、ちょっと鬱陶しかった。スコットの音楽の使い方なんか好きだし、過去と現在をいったりきたりする手法はおもしろいのだが・・・


映画そのものより、DVD特典としておさめられている実在のドミノのインタビューや制作裏話の方がより興味深い。作り物よりやはり真実の方が格段におもしろいということだろうか。是非この特典は見るべし、である。

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コメント

こんばんは~
私はnocciさんとは逆にトニー・スコットの撮る画が好きなんですよ~この人の映画は画面から「これぞハリウッド!」って感じがあふれ出ていて(笑)なんか良いんですよねぇ。
好き嫌いはあるでしょうけど、画を見ただけでトニー・スコットだとわかるっていうのは、やはり一流の職人なんだなぁと改めて感じます。

こんばんは!
ONE OF THE BROKENさんは、お好きなんですね。私はあまりにカット割りが細かかったりするのが苦手なんですねー
年とったからかも(笑)
テンポの早い映画は好きなんですけどね。

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