池内紀『ドイツ四季暦 春/夏 河から街へ』
本日の本
book-36 『ドイツ四季暦 春/夏 河から街へ』 池内紀著 東京書籍
ドイツ本第10弾。
ドイツ文学者でありエッセイストである著者のエッセイ。四季暦というので、なんとなく、季節ごとのドイツの自然について書いた本だと勝手に思っていたのだが、全然違ってましたね(笑)。むしろ、ドイツの街(春/夏は旧西ドイツの街が中心)にまつわるエピソード、歴史、ゆかりの人々について、現在と過去を自由に行き来しながら綴ったエッセイだった。
どの項から読んでもいいが、特に印象に残ったのは、(映画ファンとしては)マレーネ・ディートリッヒとレニ・リーフェンシュタールについて書かれた項。回想録、是非読んでみなくてはなあ。
『秋/冬』編は、旧東ドイツの街についてだそうなので、別の機会に読むことにしよう(今回は行かないため)。
ドイツ四季暦―春/夏 河から街へ | |
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