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2007/09/04

「8mm」

本日の映画
8mm
movie-57 「8mm」 1999年米

DIR:ジョエル・シュマーカー
CAST:ニコラス・ケイジ、ホアキン・フェニックス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ピーター・ストーメア、アンソニー・ヒールド、キャサリン・キーナー
STORY:大富豪の未亡人から夫の遺品の中にあった8mmについての調査を頼まれた私立探偵のトム。その8mmには少女の殺害シーンが写っていた。本物のスナッフムービーなのか?トムはアンダーグラウンドの世界へと踏み込んでいく。

☆☆☆ダークなサスペンス映画。

8mmに映った少女は実際に殺されたのか?誰の仕業か?を捜査していく私立探偵の物語で、コツコツ自分の足で調べていく過程はオーソドックスなサスペンスである。

しかし、題材が題材だけに、異様な雰囲気が醸し出される。狂気、怒り、薄気味悪さがないまぜになって、見ていて決して心地いい映画ではない。むしろ嫌悪感すら感じるくらいだ。
けれど、現実に(スナッフムービーはどうなのかわからないけれど)こういった世界があるわけで、映画の中だけの話ではないと思うと、ぞっとする。

少女が結局どうなったのか、依頼人の絶望、犯人達のむごさ、そして主人公のとった行動を見ると、救いのない暗い話なのだが、唯一少女の母の感謝の言葉と、主人公の妻の存在がこの映画の救いだ。

サスペンス映画としてはおもしろく見たけれど、もう一度見たいかと言われると首をふらざるをえない。

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コメント

こんばんはー
私はこの作品結構好きで3回くらい観てます(笑)
普通は一度逃げたところで終わってしまうんですけど、今作の異質なところはそこからニコラス・ケイジが犯人たちを殺しに行くところなんですよね。ヒーローではない、探偵とはいえあくまで一人の男が行動を起こすところに私はカタルシスを感じます。
確かに重く暗い話ですが、最後は希望を感じさせる良い作品だと思いますよ。

こんばんは。
ぐっと引き込まれる映画ではありました。N・ケイジもよかった思います。決して無敵じゃないところがリアルで・・・
確かにラストには希望がありましたけど、どうにもやりきれないお話なのでもやもやが残りました。

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