ジェイニー・ボライソー『クリスマスに死体がふたつ』
本日の本
book-45 『クリスマスに死体がふたつ』 ジェイニー・ボライソー著 創元推理文庫
STORY:廃鉱でのスケッチ中に聞こえた悲鳴。警察に通報したローズだが、何も発見されなかった。再び廃鉱を訪れるとまた悲鳴が聞こえる。やがて、つきあいはじめた画家ニックの元恋人ジェニーの死体が発見され、ローズも容疑者になってしまう。
☆☆☆イギリス・コーンウォール地方を舞台とするミステリ3作目。
このシリーズの好きなところは、コーンウォールの自然、食べ物の描写(主人公はなかなかの料理好き)、そして主人公がワイン好きでいつも飲んでいるということ(笑)。
人物の描写もまたいきいきとしていて、その映像が頭に思い浮かぶ。
他方、ミステリとしては若干甘いかなというところも。推理に至るステップが飛ばされてしまい、事件の解決がああなるほどとはいかないのである。
それでも、主人公ローズと元恋人のジャック・ピアース警部との中がどうなっていくかという興味もあって次作が楽しみ。しかし、ローズ、もてすぎ(笑)。
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