« 「恋人までの距離(ディスタンス)」 | トップページ | 倉嶋厚『やまない雨はない』 »

2007/10/04

カレル・チャペック『チャペックの犬と猫のお話』

本日の本
チャペックの犬と猫のお話 (河出文庫)
book-47 『チャペックの犬と猫のお話』 カレル・チャペック著  河出文庫

チャペックの『ダーシェンカ』は有名だが(何種類か邦訳あり)、これは、『ダーシェンカ』の原典の全翻訳である。

チャペックが自ら飼っていた、ワイヤー・ヘアード・フォックス・テリアのイリスやダーシェンカ、猫のプドレンカなどをユーモアたっぷりに描いたエッセイ。観察眼の鋭さにも感心するが、困ったやつだと言いながら、愛情あふれる文章で彼らを描写しており、ほのぼのするエッセイだ。

はじめて読んだチャペックは『園芸家12ヶ月』だったが、どの本も暖かいユーモアが感じられるところがよい。兄ヨゼフのイラストもかわいい(『チャペックの犬と猫のお話』ではカレル本人もイラストを描いてます)。

« 「恋人までの距離(ディスタンス)」 | トップページ | 倉嶋厚『やまない雨はない』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カレル・チャペック『チャペックの犬と猫のお話』:

« 「恋人までの距離(ディスタンス)」 | トップページ | 倉嶋厚『やまない雨はない』 »

twitter

google


  • Google

    WWW
    ブログ内

amzon