「セルラー」
本日の映画
movie-65 「セルラー」 Cellular 2004年米
DIR:デヴィッド・R・エリス
CAST:キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、ウィリアム・H・メイシー、ジェイソン・ステイサム、ノア・エメリッヒ、エリック・クリスチャン・オルセン、ジェシカ・ビール
STORY:親子3人で幸せな毎日を送っていた高校の生物教師ジェシカ。息子を学校へと送りだした彼女は、突如家に押し入った5人組の男に誘拐され、見知らぬ家の屋根裏に監禁されてしまう。壊された電話のコードを接触させなんとかつながった電話は、ライアンという青年の携帯へとつながった・・・
☆☆☆☆☆「フォーン・ブース」の脚本を手がけたラリー・コーエン原案のサスペンス。といってもワタクシ、実はまだ「フォーン・ブース」は見ていないのだが、こちらの評判もよかったし、期待してみはじめた・・・
これが期待を裏切らないおもしろさ。
映画がはじまって3分もたたないうちに、主人公ジェシカは誘拐され監禁されてしまう。男達が何者か?何の目的かはまったくわからない。ここでぐっと引き込まれる。
やがて、科学的な知識をいかしてなんとか電話をつなげると、つながった先は、いいかげんな男ライアン。当然、イタズラ電話と思ってとりあわないライアンだが、懇願されて警察に行ったところで、イタズラでないことを悟り奮闘する。
なんで、ライアンの携帯につながったの?一度切れるとなんでもうダメなの?という疑問はおいておいて・・・
たたみかけるようなサスペンスの連続でラストまで。95分という短さもちょうどよく、一気に見た。
K・ベイシンガー演じるジェシカが、強いんですね。生物教師という設定が生きてる。電話をつなげるところもすごいが、殺されそうになった彼女がスパッと・・・いや知らんかった。台詞では高校の生物で習うと言ってたけど。息子を助けようとするところ、車で手錠で・・の場面も母は強し!である。ベイシンガーの怯え顔はややワンパターンに陥りつつあるけれど、なかなかこの役もよい。ただ、ちと化粧がキツイかなあ。と思ったらなんともう50歳を過ぎてたんですね。いや若いです、まだ。
お調子者のライアン役のC・エヴァンス、「ファンタスティックフォー」を先に見て、これまた軽ーい役だったんで、あんまり好きじゃなかったが、この役はよかった。だんだん、頼もしく見えてきたのだった。
ひいきのセクシーハゲ(笑)、ジェイソン・ステイサムの悪役もよかったし、ウィリアム・H・メイシーのさえない警官と思いきや、意外な頼もしさを発揮する老練な巡査部長もよし。ユーモアがあっていいですね。
携帯という小道具が最後までうまく使われており(電池切れ、音が犯人に聞こえそうになる、落下、犯人の気をそらすなど)、そのアイディアがおもしろい。
ラストの台詞も洒落ていて、いい幕切れでありました。
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