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2007/10/11

「セルラー」

本日の映画
セルラー
movie-65 「セルラー」 Cellular 2004年米

DIR:デヴィッド・R・エリス
CAST:キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、ウィリアム・H・メイシー、ジェイソン・ステイサム、ノア・エメリッヒ、エリック・クリスチャン・オルセン、ジェシカ・ビール
STORY:親子3人で幸せな毎日を送っていた高校の生物教師ジェシカ。息子を学校へと送りだした彼女は、突如家に押し入った5人組の男に誘拐され、見知らぬ家の屋根裏に監禁されてしまう。壊された電話のコードを接触させなんとかつながった電話は、ライアンという青年の携帯へとつながった・・・

☆☆☆☆☆「フォーン・ブース」の脚本を手がけたラリー・コーエン原案のサスペンス。といってもワタクシ、実はまだ「フォーン・ブース」は見ていないのだが、こちらの評判もよかったし、期待してみはじめた・・・
これが期待を裏切らないおもしろさ。

映画がはじまって3分もたたないうちに、主人公ジェシカは誘拐され監禁されてしまう。男達が何者か?何の目的かはまったくわからない。ここでぐっと引き込まれる。
やがて、科学的な知識をいかしてなんとか電話をつなげると、つながった先は、いいかげんな男ライアン。当然、イタズラ電話と思ってとりあわないライアンだが、懇願されて警察に行ったところで、イタズラでないことを悟り奮闘する。

なんで、ライアンの携帯につながったの?一度切れるとなんでもうダメなの?という疑問はおいておいて・・・

たたみかけるようなサスペンスの連続でラストまで。95分という短さもちょうどよく、一気に見た。

K・ベイシンガー演じるジェシカが、強いんですね。生物教師という設定が生きてる。電話をつなげるところもすごいが、殺されそうになった彼女がスパッと・・・いや知らんかった。台詞では高校の生物で習うと言ってたけど。息子を助けようとするところ、車で手錠で・・の場面も母は強し!である。ベイシンガーの怯え顔はややワンパターンに陥りつつあるけれど、なかなかこの役もよい。ただ、ちと化粧がキツイかなあ。と思ったらなんともう50歳を過ぎてたんですね。いや若いです、まだ。

お調子者のライアン役のC・エヴァンス、「ファンタスティックフォー」を先に見て、これまた軽ーい役だったんで、あんまり好きじゃなかったが、この役はよかった。だんだん、頼もしく見えてきたのだった。

ひいきのセクシーハゲ(笑)、ジェイソン・ステイサムの悪役もよかったし、ウィリアム・H・メイシーのさえない警官と思いきや、意外な頼もしさを発揮する老練な巡査部長もよし。ユーモアがあっていいですね。

携帯という小道具が最後までうまく使われており(電池切れ、音が犯人に聞こえそうになる、落下、犯人の気をそらすなど)、そのアイディアがおもしろい。

ラストの台詞も洒落ていて、いい幕切れでありました。

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» 映画『セルラー』 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Cellular 全米興行成績4週連続トップテン入りの手に汗握る超高速ノンストップ・サスペンス・スリラーという触れ込みがあったりなのだが、そこそこか・・・。 ヤク売買のトラブルから売人を射殺した悪徳警官のイーサン(ジェーソン・ステーサム)達に訳も分からず誘拐され... [続きを読む]

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