角田光代『あしたはアルプスを歩こう』
本日の本
book-46 『あしたはアルプスを歩こう』 角田光代著 講談社文庫
3年くらい前?に見たNHKのトレッキングエッセイ紀行に出ていたのが、角田さん。この体験をもとに書いたのがこの本(文庫化にあたって『あしたはドロミテを歩こう』より改題)。
女優さんを使ったトレッキング紀行もそうだったが、基本的にトレッキングの初心者を使うこのシリーズ、大丈夫か?と思うこともあり、角田さんも見た目、あんまりトレッキングに縁ががなさそうだ・・・と思っていたら、やっぱり経験はなかったらしい。
映像では、毎晩その日のことを淡々と書きつづる角田さんの姿が印象的だったのだが、本を読んでみると、様々な思いや感動があったことがわかる。自然への感動のみならず、自分の内面を見つめ直すことにもつながる。書くことと歩くことは似ている・・・らしい。
ガイドのマリオさんの言葉も含蓄がある。
単なる旅行記にとどまらないエッセイだ。
もう一度、映像を見てみたいものだ。
« 「TATARI タタリ」 | トップページ | 「恋人までの距離(ディスタンス)」 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- エラリー・クイーン『Zの悲劇』 (2025.01.11)
- 乙一『ZOO 1』 (2024.12.07)
- クリスチアナ・ブランド『自宅にて急逝』 (2024.11.30)
- アレックス・マイクリーディーズ『ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人』 (2024.10.27)
- ロバート・B・パーカー『ゴッドウルフの行方』 (2024.10.01)
コメント