辛酸なめ子『ほとばしる副作用』
本日の本
book-58 『ほとばしる副作用』 辛酸なめ子著 文春文庫PLUS
『消費セラピー』がおもしろかったので、買ってしまった(古本屋だけど)なめ子さんのデビュー作。
やや、これは『消費セラピー』よりさらに毒が強いようで。かなりブラックな笑いの世界に誘われますね。
この斜めの目線はなかなかマネできません。過激で下ネタも織り交ぜつつ横道にそれそうでいて、突如核心をつく鋭さ。
特に、PART1のコラム「アイドル頌歌」がおもしろい。このコラムが書かれた当時のアイドルをバッサバッサと斬るものなのだが、今振り返ってみると結構あたってたりして。目のつけどろこがすごいなあ。
またまたこの本も電車の中で読むの苦労しました。
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