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2008/02/15

「13/ザメッティ」

本日の映画
13/ザメッティ
movie-9 「13/ザメッティ」 13 Tzameti 2005年仏グルジア

DIR:ゲラ・バブルアニ
CAST:ギオルギ・バブルアニ、パスカル・ボンガール
STORY:グルジア移民の青年セバスチャン。ある日仕事先の主人が大金が舞い込むという仕事の話をしているのを聞いたセバスチャンは、急死した主人あてに届いた手紙を盗み、その指示に従い、ある屋敷にたどりつく。そこで行われていたのは・・・

☆☆☆グルジア出身の新人監督によるサスペンスドラマ。
主演は監督の弟だし、他の出演者もまったくなじみがなかったのだが、意外な拾い物である。

音楽はなく、画面もザラザラした感じで、洗練されてはいないのだが、緊張感のあふれる映画に仕上がっている。
偶然ロシアン・ルーレットをやる羽目に陥ってしまう主人公だが、13という数字によって屋敷に導かれていく序盤から引き込まれるが、最初に主人公が引き金を弾くところで一気に緊張感が高まる。
弾丸をこめる音、シリンダーをまわす音、ランプがかちっという音・・・ロシアン・ルーレットの場面では目をそらすことができない。
ロシアン・ルーレットのプレイヤーを賭の対象にする人々の目つきが恐く、狂気と紙一重といった感じだ。

ラストはもしかするとそうなるかなあという予感どおりの結末となったけれど、好みから言うと、ロシアン・ルーレットが終わったところで、もっとストンと落としてくれた方がよかったかなあ。

長編デビュー作だというこの監督、次回作をハリウッドでリメイクとのことだが、楽しみのような、恐いような・・・お金があまりかかっていない感じがかえってよかったのだが・・・

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんばんはー
低予算の作品ですけど、その辺が却って重苦しい雰囲気だしてて良かったと思います。

ただ、やっぱりあのラストはダメなんじゃないですかねぇ~?確かに最後にもう一転させるにはあのオチしか無いと思うんですけど「それが有りなら何のためのロシアンルーレット?」と思いました。

こんばんは!
低予算の映画も意外な拾い物があるので見逃せません。
ラストは確かになあんだ、と思いましたが・・・リメイクしたらどうなるでしょう。ハリウッド映画ってハッピーエンドが好きなので、めでたし、めでたしになるんじゃないかと懸念しております・・・

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» 映画『13/ザメッティ』 [    茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:13 Tzameti 灯を中心に13人の男たちが輪になって取り囲む、男たちの手にはズッシリと重く黒光りする一物が・・トルコでは42人の選手で争われたという、死のゲーム・・ グルジアからフランスに移民してきた22歳の若者セバスチャン(ギオルギ・バブルアニ)、生活... [続きを読む]

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