リリアン・J・ブラウン『猫はチーズをねだる』
本日の本
book-6 『猫はチーズをねだる』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:ピカックスに黒ずくめの服装をした女性が現れる。食べ物に関する祭典でにぎわうピカックスだったが、女性が宿泊しているホテルの部屋で爆破事件がおき、当の女性は姿を消してしまう・・・
☆☆☆シャム猫ココシリーズ第18弾。
今年1冊目のシャム猫シリーズ。今回は今までの中でも結構上位に入るおもしろさだった。
食に関する祭典ということで、いろいろとおいしそうなものが出てくるのだが、中でもチーズがとってもおいしそう。うーん、チーズが食べたくなってしまう。
以前このシリーズに登場していたアイリスのレシピノートが発見されたり、料理と言えば冷凍食品を解凍することしかできないクィラランがなんと!七面鳥の料理に挑戦しようとしたりと(しかし結局七面鳥にはありつけないクィララン。なぜかは読んでみて下さい)、食べ物にまつわるお話が続き、これが楽しく思った理由かもしれない。
相変わらずのメンバーが勢揃いで安心して読めるこのシリーズだが、どこでまた重要な登場人物が消えるかというスリルも(笑)。個人的には、クィラランの調査を手伝う老婦人シーリア(とっても好奇心旺盛でエネルギッシュな女性です)がお気に入り。
![]() | 猫はチーズをねだる (ハヤカワ・ミステリ文庫) リリアン・J. ブラウン Lilian Jackson Braun 羽田 詩津子 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
« サッポロ ドラフトワン | トップページ | バロークス 白 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- クリス・マクジョージ『名探偵の密室』 (2023.09.06)
- 青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました』 (2023.08.30)
- エリー・グリフィス『見知らぬ人』(2023.08.24)
- C・A・ラーマー『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』(2023.07.07)
- ボブ・ラングレー『北壁の死闘』(2023.07.05)
コメント