「微笑みに出逢う街角」
本日の映画
movie-8 「微笑みに出逢う街角」 Between Strangers 2002年カナダ・伊
DIR:エドアルド・ポンティ
CAST:ソフィア・ローレン、ミラ・ソルヴィノ、デボラ・カーラ・アンガー、ピート・ポスルスウェイト、クラウス・マリア・ブランダウアー、マルコム・マクダウェル、ジェラール・ドパルデュー
STORY:車椅子の夫の世話をしながら絵を描くのがささやかな楽しみのオリビアはずっとフィレンツェにあこがれていた。タイム誌の表紙を飾り写真家として華々しくデビューしたナタリアは戦場での経験が心に重くのしかかっていた。チェロ奏者として活躍するキャサリンは、昔母を殺害し服役していた父が出所することを知って復讐の念にとらわれていた。
☆☆☆ソフィア・ローレン出演映画100作目とのこと。
久々に見たS・ローレンだが、存在感ありますね。個性的なD・アンガーも、オスカー女優M・ソルヴィノもそれぞれいいのだが、S・ローレンが出てくると空気が違うのだ。
S・ローレンが出演するからだろうか、共演者が豪華。オリビア(ソフィア)の偏屈な夫にP・ポスルスウェイト、オリビアのよき理解者である公園の管理人にジャラール・ドパルデュー、ナタリア(ミラ)の有名な写真家である父親にC・M・ブランダウアー。キャサリン(デボラ)の父親にM・マクダウェル。この顔ぶれを見ているだけでもうれしい。
3人の女性にはそれぞれにつらい過去があり、ほとんど笑顔は見られない。悩み苦しんだ末、彼女たちが出した結論は・・・ラストで、それまで交わることのなかった人生が一瞬交錯、3人にはいい笑顔が戻る。ここにきてようやく邦題の意味がわかる。これからどうなるかわからないけれど、きっと前向きに生きていけるだろうという希望が感じられるラストだ。
口うるさく妻のことなどまったく理解していなかったかに思えたオリビアの夫が見せたやさしさにもホロリときた。
監督はS・ローレンの息子E・ポンティ。地味だがいい映画だった。S・ローレンも息子のためにこの映画に出たんでしょうね。
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