第80回アカデミー賞授賞式を見て
例年と同様、実家にアカデミー賞授賞式を録画してもらい(うちはWOWOWは見られないので)、2日間にわけて見た。1日目は助演女優賞まで、2日目はそれ以降。
司会は2度目となるジョン・スチュワート。前回よりもパワーアップ?毒のある危ないギャグが増えていたような・・・個人的にはあまり好きじゃないんですけど。結構会場にはうけてましたが・・・
衣裳、美術などの賞が終わったあと、ようやく助演男優賞。本命のハビエル・バルデムが受賞。「ノー・カントリー」では不気味な役だったけれど、意外とハンサム!他の作品も見てみなくては。
一緒に来ていたお母さんに向けてのスペイン語のスピーチがよかった。
そして、助演女優賞は、意外や意外、ティルダ・スウィントンへ。いつものニコリともしない表情で壇上へ。と思ったら、やっぱりかなりの感激ぶりだったようで。うまい役者さんなので、これからもっともっとアメリカ映画の脇に使われそうだ。
脚色賞はジョエル&イーサン・コーエンは。オリジナル脚本にこだわっていたコーエン兄弟が原作のある映画を撮るとは・・・まあ、でもこの題材はコーエン兄弟らしいといえましょう。
主演女優賞は、なんとマリオン・コティヤールへ。絶対、ジュリー・クリスティーだと思っていたのだが・・・
あ、でもこのばけっぷりはすごいですね。実在の人物を演じるとオスカー当選確率が高いのでしょうか。
感激ぶりがすごくて、涙ぐみながらのスピーチ感動的でした。
脚本賞は、「ジュノ」のディアブロ・コディ。ストリッパー出身という異色の経歴だそうで、こういう受賞があるのがまたいいですね。
2007年亡くなった映画関係者で、思い出されるのは、ベルイマン監督、アントニオーニ監督、デボラ・カーあたりだろうか。昨年ではなくつい最近ヒース・レジャーの映像もありましたっけ。
主演男優賞は、ダニエル・デイ・ルイス。いやはや、この人のなりきりぶりはまたすごい。素顔はシャイで物静かな感じだけれど、スクリーン上では激しいオーラが・・・もっともっと映画にでて欲しい人だ。
監督賞は、コーエン兄弟。ジョエルの奥さん、フランセス・マクドーマンドもうれしそうだ。アカデミー賞とは縁がなさそうだったコーエン兄弟が賞をとるとは、ハリウッドもなかなかやるね。
そして、作品賞はこの流れどおり、「ノー・カントリー」へ。うー、早く観たい!
どちらかというと通受けする作品、そして役者たちで、それ自体はいいことだと思うのだけど、地味めだなあと思ったら、やっぱり視聴率は悪かったそうで。とびきりのスターが受賞でもすれば盛り上がったんでしょうけどね。直前までストでないんじゃないかという懸念もあったせいか、静かに終わったオスカー授賞式でした。
来年までさようなら!!
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