リリアン・J・ブラウン『猫は鳥と歌う』
本日の本
book-20 『猫は鳥と歌う』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:クィラランの屋敷の近くにアート・センターが完成。センターの前に住む風変わりな老婦人コギンの農場が焼け、中から彼女の焼死体が。一方センターでは盗難事件が起こって・・・
☆☆☆シャム猫ココシリーズ第20弾。
前作では、街中に住んでいたクィラランだが、再び屋敷に戻ってのお話。
つい数日前にクィラランがインタビューしたばかりの近所の老婦人が焼死体で見つかるというショッキングなお話。この何冊かでもっとも悲しい展開である。
今回は、おなじみのメンバーはもちろんちらほらと出てはくるのだが、いつもより登場の仕方が少なくて、そういった意味では寂しい限り。ココの活躍も少な目で、クィラランが目立つ一編である。
クィラランはお金を稼ぐ必要のない悠々自適な生活で、退屈だろうと思うと、いろんな人から相談を受け、いろんな行事にかりだされ、推理も行うという(笑)結構多忙な生活。うーん、うらやましい。
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