小林頼子・朽木ゆり子『謎解きフェルメール』
本日の本
book-26 『謎解きフェルメール』 小林頼子・朽木ゆり子著 新潮社
フェルメール関連本というと、昨年同じく朽木ゆり子氏の書いた『フェルメール全点踏破の旅』を読んだところだ。
日本でも最近にわかにフェルメールブームがおきており、たくさんの関連本がでているが、『全点踏破の旅』は非常におもしろかった。世界中にちらばるフェルメールの絵をわずか1ヶ月あまりで見てまわるという旅のお話で、この本でフェルメールのことがかなりわかったと思っていた。
今回読んだ本は、年代を追ってフェルメールの絵を見ていくもので、また違った視点からフェルメールを見ることができる。作風の変化・・・試行錯誤の時期から円熟期を経て衰退期に至るまでの変遷がよくわかる。
わずか30数点しか残さなかった謎の多い生涯、贋作騒動や盗難事件など、数々のミステリーや物語に彩られた画家フェルメール。興味はつきない。
オランダでいくつか見られるといいなあ(その時期、日本では展覧会をやるらしいですが)。
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